シードル日記 テキカカシードル/テキカカシードルdolgocrab
もりやま園 テキカカシードル/
テキカカシードルdogocrab
どちらも330ml
日本(青森県弘前市)
https://moriyamaen.jp
写真奥がオリジナルのテキカカシードルで、手前が今シーズン数量限定で発売されたテキカカシードルdolgocrab。年末にオンラインショップで購入して自宅でも飲みましたが、Fleur de Sarrasinさんでも飲んできました。
テキカカシードルは、70%の摘果した実からとった果汁と30%の熟したりんごから作られているシードルです。摘果した、まだ青く小さな固い実を使うことで、程よい酸味と渋味をもつシードルになるのだとか。
私は日本シードルの中ではテキカカシードル推しです。生食用りんごで作られることの多い日本のシードルで、こんなにバランスの良いものはなかなかないのです。ドライ過ぎたり、甘過ぎたりするのですが、これは甘さと酸っぱさ、後味に渋味もちゃんと残る。
昨年末に新発売になったdolgocrabというりんごが含まれているものも、さらに酸味が強いけど強過ぎず美味しかったです。色もチェリーピンクのような可愛い色。dolgocrabは房状になる小さな実のりんごで、元々は観賞用として栽培されていたようです。実が小さい→皮の割合が大きい→タンニンが多い→渋味のあるシードルになる、ので、シードルの味に厚みを持たせてくれるのです。
昨年お邪魔したアンワイナリーさんでも、このドルゴクラブの栽培を始めていらっしゃると聞いたので、これからクラブアップルを使った日本シードルが増えてきそうな予感がします。日本でもシードルを作るワイナリーさんや農家さんが増えてきているので、それぞれ味の特徴を出そうという最初の転換期にきているのかな。
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