加湿器 HD-RXT521 の分解清掃(ダイニチ RX, RXTシリーズ)
今年も乾燥が気になる季節がやってきた.
押し入れから出した加湿器.ココらへんに埃・カビがたまっていないか心配.
ネットの海をたゆたいながら情報収集したところどうやら簡単に分解清掃が出来そうだ.
さっそくやってみるか.
……あれ,見える範囲のネジは取ったけど外せないぞ.
改めてネットで検索するも微妙に違う型の解説や同じ型であっても詳しい解説が無い記事しか見つからない.
仕方がないので自分の想像力を信じ,時に優しく時に思い切りよく試行錯誤して遂に例の場所(送風ファン)までアクセスすることができた.
このような無駄な駆け引きに労力を割く犠牲者を一人でも減らすことができればいいなと思いながら,今,この記事を書いている.
ただし,あくまで分解は自己責任で.
用意するもの
・プラスドライバー(持ち手より先の軸の部分が10cm以上あるもの)
・お好みのお掃除用品
分解手順
1.タンク,トレイを外す
2.背面パネルを外す
吸気グリルの四隅でネジ止めされているのでそれを外す.
あとはプラスチックの爪が上端,下端それぞれ3箇所ある.
写真の状態で上端の爪は手前方向,下端の爪は下方向に生えているので,まず下端の爪をすべて外してから背面パネルを奥にスライドさせるようにすれば全て外れる.
外れた.
3.側面パネルを外す
外す前に1つ注意.側面パネルの裏側には極細の柱がついている.壊れても特に問題ないと思うが壊れないに越したことはないので気をつけるべし.写真を見れば分かるが私は上2つを失った.
側面パネルはネジ止めされていないが,上端部分が簡易的な知恵の輪状態になっており単純にタテヨコに動かしても外れない.
次のように外す事をおすすめする.
手前側を上にずらす.
そのまま手前側を無理のない範囲で外側に開く.
写真奥下側の隅を支点に奥に倒す.
これで無理なく外れる.
4.上面(操作)パネルを少し浮かせる
送風ファンにアクセスするだけなら上面パネルを完全に外す必要はないのだが,次の工程のために少し浮かせておく必要がある.
外すネジは1つ.取手の後ろにある.
外したら上面パネルの背面側だけを少し浮かせるように開く.
5.本体を前後2つに割る
本体の前後は4つのネジで止まっている.下側の3つは分かりやすいが,青で示した上側のネジは奥まった位置にあり分かりづらい.
さらに,このネジはそのままでは真っ直ぐドライバーでアクセスすることができない.だが手順4で上面パネルを上にずらしたおかげでドライバーを真っ直ぐ突き立てることができる.
無事4つのネジを外すことができたら簡単に本体を割ることができる.ただし,本体の前後で配線が繋がっているので配線に負担がかからないように外す必要がある.
このままでも送風ファンにアクセス出来るが配線の負担が気になるので外しておこう.
4つのまとまりの配線はそれぞれカプラーで繋がっているだけなので簡単に外すことが出来る.カプラーの形状もそれぞれ異なっているので戻す時に繋ぎ間違える心配も無い.
外した側の本体を裏返せばお目当ての送風ファンがこんにちはする.
私はこの状態で掃除が出来れば満足だったのでここで終わったが,送風ファンの中央にある10mmナットを外せば送風ファン自体を外せるらしい.
ちなみにマニュアル通りに1シーズン使用してそのまま春・夏と放置していた私の個体は,ファンに薄っすら埃が積もっていた程度でわざわざ分解する必要は無かったなと感じた.(写真は清掃後)
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