バンクーバーでも料理
久々の海外出張自炊報告シリーズw カナダ出張が決まったときから「よしアルバータ牛と丸鶏だ」と出発前から計画して,鉄鍋持参で宿ちかくのスーパー「IGA」で買った肉でリブ・アイ・ステーキです.もう1年半も自宅では断酒しているせいで,今回マッシュルームを焼き汁で煮るためのワインを買い忘れ,急遽醤油・にんにく・バターに切り替えました(醤油は持ってきたんですが,ドライハーブと豆板醤,それに肉温度計を入れたミニバッグを忘れた・・・).
つけあわせは巨大ズッキーニ.ズッキーニは冷蔵庫で1週間は楽々,場合によっては2週間持つのでこういうときは便利ですね.醤油が多くてしょっぱそうと思った方,ご心配なく,肉汁とまざって良い加減です.
200gで12カナダドルの肉.味は期待にいまいち達していないので,次の機会には別の部位か,「今週の品」ポークテンダーロインか,別の店を狙います.ただ,過去10年以上,英語圏の海外出張のたびに鉄鍋を持参して自炊しているので,スーパーでどんなもの売っているかはもう意外性があまりなく,すこし飽きてきました・・・外食するよりお得なのは良いんですけどね.
前回はコロナ禍前の2019年のオタワ大会だったので,コロナ禍直前も直後もカナダ出張というめぐりあわせでした.
ILAに初めて参加したのは2011年のロンドン大会でしたから既に12年通っていることになります.自分のプレゼンがあるとか,誰かのコメンテータにあたっているとかいったことがなくても繰り返し行きたくなる(「行かねばならない」ではありません)要因の一つに,行くたびに少しずつ知り合いが増えるうえに,若手から中堅の研究者が自発的に部会を作っていて,まるで学校の「同期」とかcohortのように連絡をとりあっていることです.私の場合,ロンドン大会のあるセッションで全く偶然に隣に座った人とのつきあいが続きそこから横に数十人知り合いができました.ILAの場合,隣にいる人に話しかけるのは普通の行為なのでいわば自前のネットワークも形成されます.12年ですから当然なのですが,12年前にassistant professorや院生だった人が教授や准教授になっていて「今年45歳です」などと聞くと愕然とします.他方,日本からILA大会に参加する人も漸増しているようで,会場で日本式に名刺交換をしたり,電子名刺(プレーリーカード)を紹介したりしました.写真は日本から初めて参加した人たちや,12年前からのアメリカの知り合いからの人たちとの会食です.これは例のキッチン付きのアパートで私が鉄鍋で料理したものです.大きな骨付き鶏もも(おそらく親鶏でしょう)や,練習中のステーキの出番です.おそらくレストランで会食するよりずっと安かったはずです(ステーキの焼き方については,フレンチやイタリアンに比べると日本にいる間に経験が足りないのでイマイチだったかもです).ブリティッシュコロンビア産のワインも美味しいものがスーパーの隣のリカーストアで手に入りました).