【本解説】1%の努力
今回解説する本は1%の努力です。
努力に努力を重ねたのにも関わらず成功できないと今にも爆発しそうなビジネスパーソンに新たな視点となる思考を学ぶことができます。
結論
本書の結論は4つです。
努力をしないことが成功の道
手に入れたければ捨てること
大きな岩を明確にする
勝利するには合わせること
以降で具体例を交えながら深掘りして解説していきます。
努力をしないことが成功の道
1つ目は努力をしないことが成功の道について
タイトルでもある『1%の努力』この言葉どこかで聞いたことがありませんか。意識の高い方は即答だと思います。発明家エジソンの『99%の努力と1%のひらめき』という名言です。 努力をすれば報われるといった意味ですが、本当の意味は『1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄になる』です。
著者であるひろゆき氏も『ひらめきのないまま努力をしても無意味だよ』とおっしゃっています。その理由は環境でステータスが決まってしまうからです。
東大生を例にあげると、あるデータによれば東大生の親の6割は年収650万円以上であり、450万円未満の東大生は1割しかいないそうです。つまり生まれた環境で学歴が決まってしまうと言っても過言ではないです。
この事実から人生のスタート地点が違うだけで既に圧倒的な差がありその差を埋めるには努力では足りないことが分かります。では環境に恵まれていない人がのし上がるにはどうすればいいのか。
それは『変えられる部分にスポットを当てること』です。努力を1%に抑え変えられる部分に99%を注ぐことが私たちのできる唯一の方法です。これを踏まえて本書では変えられる部分に思考をシフトするための判断軸、いわば『思考のための思考』を提供してくれています。
手に入れたければ捨てること
2つ目は手に入れたければ捨てることについて
成功への第一歩は努力をしないことでした。ここで質問です。
思考のための思考を実践していく上で必要なものはなんでしょうか
答えは『新しいことを受け入れられること』です。文字通り思考を変えるには新しいことを受け入れられることが重要です。しかし人間はなぜか新しいものを受け入れられない時があります。
なぜそうなるのか。
原因は『前提条件』です。
前提条件とは既成概念のことです。大学に行かなければ一生困るよ、大企業に就職すれば安泰などとよく言われることですが実際そんな困ってないですよね。大学に行かなくても成功した経営者や中小企業でも成功されている人もいます。
このように前提条件が私たちの思考にズレを生じさせ新しいものを拒もうとするのです。思考のための思考を行うには自分には前提条件があることを認識することです。そして努力すれば成功する、頑張ればなんとかなるといった固定概念を捨て片手を常に空けておくことで前提条件によるズレを解消することができます。
大きな岩を明確にする
3つ目は大きな岩を明確にするについて
前提条件を捨て片手を開けておくことが重要だということが分かりました。本書は1%の努力という無駄な努力をしないための考え方について解説していますが、ここでも皆さんに質問をしたいと思います。
無駄な努力をしないために気をつけなければならないこととはなんでしょうか
それは優先順位を決めることです。なぜなら優先順位を決めないと無駄なことをしてしまうからです。ひろゆきさんはこの壺は満杯かの話を上げています。
ある大学での話、教授は大きな壺を取り出しその壺に岩を詰め始めた。壺の中は岩でいっぱいになると教授は生徒に『この壺は満杯か?』と質問をします。一人の生徒が『はい』と答えた。教授は『本当に?』と言いながら教壇の下から砂利を取り出しツボに流し始めた。そしてもう一度質問する『この壺は満杯か?』一人の生徒が『多分違う』と答えた。教授は『そうだ!』と言い教壇の下から砂を取り出し壺にに流し始めた。そしてまた質問をした。『この壺は満杯か?』 生徒は声を揃えて『違う』と答え、すると教授は教壇の下から水を取り出しツボに並々に注いだ 。最後に教授は『何が言いたいか分かるか?』かと質問します。一人の生徒が『どんなにスケジュールがいっぱいでも努力すれば詰め込むことができる』と答えた。教授は『それは違う。重要なのは先に岩を入れないかぎりそれが入る余地は二度とない』ということ。『君たちの人生にとって大きな岩とは何か』教授は問います。ここでいう岩とは生徒たちにとって一番大事なものを指しています。それを最初に壺に入れないと君達はそれを永遠に失うことになる。
この話から言えることは人生で重要ではない水や砂や砂利で壺を満たしてはいけないということです。これこそ優先順位のことです。最初に一番大事なものを壺に入れなければ無駄な努力で終わってしまうのです。
ここからひろゆき氏は何が言いたいのか。それが自分にとっての大きな岩が何かを考えることです。仕事の時間・子供との時間・自分の時間・趣味の時間など自分にとっての大きな岩が何なのかを明確にすることです。そして優先することを決めておき、その通りに動くことが無駄な努力をしない方法だったのです。
ちなみにひろゆき氏にとっての大きな岩とは睡眠だそうです。仕事より睡眠を優先させそこから逆算して動いているといいます。
以上をふまえながら大きな岩という優先順位を決めることで無駄な努力をせずに済むということです。
勝利するには合わせること
4つ目は勝利するには合わせることについて
大きな岩という自分にとって大事なものを明確にすることが最優先課題でした。最後は1%の努力その真意についてです。
本書は無駄な努力をせず最小の努力で最大の結果を手に入れることを目的としていますが、いくら方法論を語ったところで結果が出なければ意味がありません。
結果を出し成功する為の思考とは『最後に勝つにはどうすればいいかを考えること』です。ここでもひろゆき氏はわかりやすい例え話を上げています。
椅子取りゲームの話です。
各チームが椅子取りゲームをして次のような結果になった。1位りんごチーム223席。2位カボチャチーム70席。3位タマネギチーム55席。 4位ナスチーム51席。5位スイカチーム35席。 6位白菜チーム15席。7位ニンジンチーム15席。8位しいたけチーム15席。
1位になったリンゴチームの中からリーダーを決めようとした時、2位以下の他のチームが私たちはみんなまとめて野菜チームだと言い出し野菜チームを作りました。つまり合計241席となり、りんごチームを抜いて野菜チームが勝ちとなりました。そして野菜チームがリーダーを決めようとした時ある問題が起きた。スイカチームが自分たちは果物でもあるからりんごチームと手を組むことができると言い 出します。スイカチームが抜けたらりんごチームの勝利となってしまう。スイカチームは自分たちをリーダーにしてくれるところと手を組むよと言い出す。野菜チームはスイカチームの言われるがままリーダーを選ぶことになった。もともと5位だったスイカチームの中からリーダーが選ばれたのです。
何とも無茶苦茶な話ですがこれって事実として存在します。1993年日本新党細川内閣大臣がこんな感じで誕生したのです。ひろゆき氏はなぜこの話をしたのかというと最後に勝つにはどうすれば良いかを伝えたかったからです。このイス取りゲームはまさに1%の努力で最後に買った最高の例です。
私たちはつい勝つためには努力が必要。全力を振り絞ることが必要と思ってしまいますが、実は勝利には方程式は存在せず最終的に勝った人が強いということです。
最終的に勝つにはどうすればいいのか。それが社会のニーズに合わせることです。なぜなら社会のニーズに合わせることで自分の能力とは関係なく勝ちやすい環境に居られるからです。冒頭でお伝えした環境でステータスが決まることを考えると社会のニーズに合わせれば自然と勝ちやすい場所にいられるのです。
以上を踏まえながら最終的に勝つために社会のニーズに合わせた生き方をすることが 1%の努力で99%のひらめきを得る方法なのです。
まとめ
1%の努力のまとめ
1、努力していたらすぐに方向転換しよう
2、既存の考えを捨てることから始めよう
3、自分の中で一番大事なものを探そう
4、勝ちたければニーズに合わせる努力をしよう
このnoteでは1%の努力の超重要なポイントのみに絞って解説してきました。まだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですのでぜひ読んでみてください。リンクを下記に貼っておきます。
今回の知識が何か少しでもあなたの人生の役に立てれば幸いです。
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