わたしの欲しいレンズ (マイクロフォーサーズ)
マイクロフォーサーズマウントは、ミラーレスとしては他社に比べて歴史が長く、2社スタートしたという事もあって、比較的レンズの種類が豊富なマウントだ。
マイクロフォーサーズマウントレンズの探し方
どんなレンズがあるかを横断して眺める方法をご紹介しよう。
マイクロフォーサーズ公式サイト
が現行品ラインナップを確認するのに便利なのだが、以前のような横軸焦点距離の横断グラフがなくなってしまい、視覚的にレンズラインナップを眺めにくくなってしまった。
価格.comでマイクロフォーサーズマウントを絞り込む
2つ目は、価格.comを活用する方法だ。
私のように、夜な夜な、なにも考えずに指がスマホを叩き出してこの一覧を眺めてしまうようになると、もはや廃人である。
上記リンクは、発売日順に並べてあるので、是非眺めてみて欲しい。
有名所のOMDSとパナソニック以外のメーカーから、こんなにも次々とレンズが出てきていることに驚くはずだ。
だが、殆どは電子接点ナシのMFレンズであることに注意されたい。
ボディ内手ぶれ補正を使うには、電子接点があったほうが便利だし、AFがあるレンズとないレンズを比べれば、あるレンズのほうが使い勝手、汎用性が良いことは間違いないのだ。
また、上記リンクは、発売終了になったレンズも一覧表示されるように「全製品」にチェックを入れてあるので、発売日を逆順にして、古いレンズも眺めてみるのも良いだろう。
低価格で中古レンズの導入を視野に入れれば、幅広い焦点距離を、初期投資を抑えて導入することが出来る。
実に執筆している 2022/09/11 現在 で、販売終了を含めて293本のレンズラインナップがあることは驚愕の事実であり、マイクロフォーサーズマウントは立派に成長したなぁ、と感じざるを得ない。
けれど、レンズ魔神の欲は深い。
まだまだ思い浮かべると欲しいスペックのレンズはたくさんある。
理想的なレンズが、上記の一覧にリストアップされることを待ち望み、夢見るようにリストを眺めてしまうのである。
というわけで、
私が欲しいレンズのスペックを挙げてみよう。
基本的には、私が欲しいレンズは電子接点で絞りとAFが連動するものに限るため、欲しいレンズがMFレンズとして発売されている場合があるが、それらはアウトオブ眼中であることを予め申し上げておく。
超広角単焦点シリーズ
6mm、7mm、8mm、9mmあたりの、超広角単焦点レンズが欲しい。
開放から端までビシッと綺麗に写るやつね。
既存の超広角は、オリ 7-14mm F2.8とパナ 7-14mm F4が、魚眼を除いて最も広角だ。
最近では、オリ 8-25mm F4 や、パナ 8-18mmF 2.8-F4 があり、オリ 9-18mm F4-F5.6 が古株レンズだ。
オリ 7-14mm F2.8 の7mmは、解像は良いが逆光に弱く、何よりレンズが重たいのが難点。
と、下書きを書いていたら、パナソニックから 9mm F1.8 が登場。
即買いしたね!
だけど、まだ狭いなぁって思うシーンがある。
6mmとか7mmの単焦点がほしいね。
できれば、コンパクトなレンズが良い。
明るさはF2.8クラスでもいいかなぁ。
6mm F2.8
7mm F2.2
これでどうだ。
明るい中望遠の単焦点
45mm系は明るいレンズからコンパクトなレンズまでラインナップが極めて豊富なので、ここでは除外し、そこからわずかに長い焦点レンズに絞って見てみよう。
後の見出しで書く望遠レンズと、本項の中望遠の区分けをしておく必要があるが、本項では一旦、換算135mmまでを中望遠として扱う。
換算90mmを除外し、45mm以降の現在のレンズラインナップを見てみると、シグマ 56mm F1.4 、コシナ 60mm F0.95(MF)、オリ 60mm F2.8(マクロ)、となる。
マクロレンズとMFレンズは少し横置きにして、一般的にAで使えるレンズを考えると、56mm(換算112mm)から75mm(換算150mm)までジャンプするため、実質中望遠レンズで最も長いものがこの56mmになる。
ともすれば、換算100mmのレンズも、換算135mmのレンズも無いわけだ。
45mm付近のレンズがたくさんあって、個人的には45mmと50mmの差はあまり無いと思っている。
パースの付き方も大差なくて、45mmで寄って撮るシーンでは、100mmでも引いて撮れば、さほど違いはない。
だが、換算135mmになると話は違ってくる。
近づけないシーンで引き寄せたい気持ちが大きく現れる焦点距離で、よくあるズームレンズのテレ端60mmよりも、さらに長い67.5mmとなるため、明確な使い道があるのだ。
だから、換算135mmとなる67.5mmは1本ラインナップとして欲しい。
明るさはF1.2~F1.8レベルのものがいいね。
67.5mm F1.4
これでどうだ。
スタジオ撮影で望遠レンズを使うときに、75mmではちょっと長すぎることがある。
オリ 75mm F1.8 は非常によく写るレンズだが、使いにくいという声が非常に多いのはそのためだと思う。
古きフィルム時代にたくさん作られた鉄板の135mmは、やはり使いやすく、意図して選択肢たい画角なのだ。
明るい望遠の単焦点
望遠単焦点レンズを並べてみると、オリ 75mm F1.8、パナ 200mm F2.8、オリ 300mm F4.0 の3本だ。
それぞれ換算150mm、換算400mm、換算600mmとなる。
この数字の並びを見て、どうだろうか?
間があまりにも飛びすぎている、そう感じないだろうか?
望遠単焦点レンズは、屋外で使う場合には、いくらでも引くことが出来るため、このラインナップでもあまり困ることがない。
しかしながら、高感度に弱いマイクロフォーサーズにおいて、屋内撮影などで少しでも明るさを稼ぎたい (シャッタースピードを稼ぎたい) シーンにおいては、やはり望遠ズームではなく明るい単焦点レンズを選択したい場合がある。
そんなときに、換算150mmの1つ上を見ると、30万円オーバーの屋内では使い切るのが難しい換算400mm級になってしまう点で、非常に辛い。
一般的な便利ズームの焦点距離を考えてみれば分かる。
フィルム時代から、換算28-200mm、換算24-300mm というような高倍率ズームがもてはやされた。
私は、フィルム時代、タムロンの 28-200mm、28-300mm と乗り継いで愛用してきた。
その感覚で、それらのテレ端が便利の極みであることが心身ともに染み付いているのだが、その「便利」な焦点距離を「高画質」「ハイスピード」に置き換えようとした場合、その単焦点レンズはマイクロフォーサーズにラインナップされていないのだ。
なんたることか。
怠惰だ。堕落だ。失態だ。
なんてのはふざけて書いているので、気にしないでほしい。
要は、換算150mmから換算400mmの間を、50mmステップで単焦点ラインナップを埋めてくれ!
という話だ。
マクロフォーサーズの焦点距離として、
100mm F1.4
125mm F1.7
150mm F2.0
この3本はラインナップに加えるべきだ。
ついでに言おうと、現在、フルサイズ用の 135mm F1.8 をマウント変換して便利に使っているので、同じ明るさ、焦点距離のレンズも欲しいな。
135mm F1.8
小さめのライブハウスで、ブロマイド化するようなシングルポートレートアングル、バストアップで画角を狙うときに、これらの明るいレンズは、立ち位置と箱に応じて選択する必要があるため、このくらいの刻みで焦点距離ラインナップが欲しいのだ。
OMDSさん、パナソニックさん、見てますか???
明るい中望遠ズームレンズ
超明るい中望遠ズームレンズが欲しい。
パナソニックから、10-25mm F1.7、25-50mm F1.7 という素晴らしいレンズが出ているが、ポートレートで使いたい場合は、もう少し長い側にレンジが欲しい。
マイクロフォーサーズはボケ量が乏しいため、少し長めの焦点距離で狙うと美しく背景処理できることが多いため、少なくとも75mmクラスまでズームレンズで使いたいのだ。
個人的には、25-75mm F1.7 とか欲しいところ。
50-100mm F2.0 もあったら買うかな。
でも、ポートレートオールインワンレンズを狙うなら、換算35mmスタートが良い。
その代わり望遠側は換算135mmまでで妥協しよう。
17.5-67.5mm F1.8
これでどうだ?
これがあれば、土砂降りの雨風のなかでも、レンズ交換を1度もすることなく、びしょ濡れポートレートが撮れるはずだ。
高倍率電動ズーム
これはあらゆる人が言っているが、高画質の電動ズームをそろそろ出さないと、みんなSONYとフジにユーザーを取られてしまうよ。
焦点距離は、オリ 12-100mm F4.0 が便利なので、あのレンズ構成で電動になったら良いな、と思う反面、オリ 12-200mm F3.5-F6.3 のレンズが作れるなら、もう少し大きくしてF値を一定にし、電動化できないものかな?と思う。
いわゆる「デジ」と呼ばれている、1インチセンサクラスまでのレンズ一体型ビデオカメラでは、20倍ズームが多く作られている。
マイクロフォーサーズでも、そろそろ20倍ズームクラスの電動ズームの決定版が1本出ても良いのではないか?
記録系ビデオマンが、もうその1本をカメラに取り付けたら一生外すことのないレンズを、本機で開発してみてはどうだろうか?
12-240mm F4.0 IS
でどうだろう?
10-200mm F4.0 IS
でも良い。
もし、14-280mm F4.0 IS にするなら、フロントワイドコンバーターを別売り販売して、さらに、そのフロントワイドコンバーターを取り付けたときには、ボディ内手ぶれ補正に正しい焦点距離情報を伝える切り替えスイッチがついていると最高だ。
ボディ内手ぶれ補正の欠点は、フロントコンバータを使うと正しい補正がされなくなってしまう点なので、良く考えてみて欲しい。
また、レンズ内手ぶれ補正は必須だ。
手ぶれ補正機能がないマイクロフォーサーズマウントカメラが世の中にはたくさん出てきており、それらを快適に使うために、映像向けレンズでは、是非レンズ手ぶれ補正機能を搭載してほしいと願う。
まとめ
私の欲しいマイクロフォーサーズレンズはこれだ!
超広角単焦点
6mm F2.8
7mm F2.2
中望遠単焦点
67.5mm F1.4
望遠単焦点
100mm F1.4
125mm F1.7
135mm F1.8
150mm F2.0
電動ズーム
10-200mm F4.0 IS
12-240mm F4.0 IS
14-280mm F4.0 IS + フロントワイドコンバーター
というわけで、どこの誰が出してくれるか?
期待して待っています。