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未経験からの「生存戦略」/「継続」と「行動」でディレクターのキャリアを切り拓く

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はじめに

こんにちは! 株式会社エムハンドの広報チームです📢 弊社ではディレクター育成と採用に力を入れており、現在も継続して活動中です。今回は未経験で入社し、現在2年目のディレクターとして日々成長を遂げている、森彩菜さんにインタビューを行いましたので、皆様にご紹介いたします。彩菜さんがメインディレクターとして担当したサイトはこちら👇


<今回の主役🎤>
・ディレクター 森彩菜(https://x.com/hello_ayn
兵庫県出身、東京都在住。大学でエディトリアルデザインを専攻した後、貿易企業のインハウスデザイナーとなる。デザイナーとしてECサイトに携わるうちにWebへと興味を持ち、専門学校でディレクションを学ぶ。IT企業でのコーダーを経て、エムハンドへ入社。憧れの人は平野レミさん🍳愛読書はハンターハンター。

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01.自己紹介

<質問>
簡単に自己紹介をお願いします。

🍳森:
2023年にエムハンドにディレクター職で入社し、現在2年目です! よろしくお願いいたします!

📢広報チーム:
彩菜さん、よろしくお願いします🤝 未経験からディレクターになられたのですね、経験者だと思っていました。早速ですが、大学時代ではどのようなことをされていたのでしょうか?

🍳森:
大学時代はエディトリアルデザインを学んでいました。母がトールペイントの先生をしていたことや絵を描く友人が多かったこともあり、自然と美術系の道を選択していました。エディトリアルデザインを選んだきっかけは、高校時代にCDジャケットを見て「いいな」「私もこんなCDジャケットを作ってみたいな」と思ったことです。

📢広報チーム:
CDジャケットはデザインが凝っている物が多いですもんね。彩菜さんと言えば、よくSNSでライブなどについて発信されているので、音楽のイメージがあります👀 ご自身では音楽をされていたのでしょうか?

🍳森:
高校から大学時代は音楽好きの友人が多かったこともあり、部活動でバンドをしていてベースを担当していました。ちなみにバンド名は「広辞苑第六版」です(笑)

📢広報チーム:
リズムと低音域を守っていたのですね、かっこいい//// よくライブやフェスなどのイベントに参加されてるかと思うのですが、どれくらいの頻度で行かれているのでしょうか?

🍳森:
月に3回程度です! 実は昨日も行ってきたんです(笑)エムハンドのマーケ担当Kさんも同じ会場にいたみたいで。

📢広報チーム:
かなりの頻度で行かれていますね! 勤務地も所属も違うマーケ担当の方とお話されているのが意外でした👀 

🍳森:
実はiDID様の師走忘年会でお会いしたんですよ! エムハンドからは岩松さんを含めて4人参加していました。 

📢広報チーム:
そうだったんですね! 私も前回参加したので今回も行きたかったんですが、都合がつかずで…。皆様にお会いしたかった🥲 イベントやライブなどに行くことによって、仕事に良い影響はありますか?

🍳森:
そうですね、自分の初期衝動に触れる体験が仕事にいい影響を与えていると感じています。仕事だけをやっていると、良くも悪くも仕事を終わらせなきゃとか、やらなきゃとか、作業に追われてしまって。ライブや展示などに足を運ぶことによって「私、こういうことが好きだったんだ」と原点に返ることができるので、明日からもまた仕事をがんばるエネルギーをもらえます。


02.大学卒業~エムハンド入社前【デザイナー、コーダーを経験】

<質問>
エムハンド入社前について、教えてください。

🍳森:
大学卒業後は貿易会社のインハウスデザイナーになりました。

📢広報チーム:
私の居住地からその会社が近いのでお話を伺ったことがあるのですが、デザイナーの担当領域も広く、かなり行動力が求められる会社という印象でしたがいかがでしたか?

🍳森:
そうですね、ガツガツした行動力が求められる会社だったので、社員のみなさんについていくのが精一杯でした(笑)パッケージやECサイトのデザインの他に、イベントの運営やレストラン事業にも関わる感じで。社員が少なく、ベンチャー体質の企業だったので、とにかく全力で仕事を回さないといけない状態でした。「あれ? なんか仕事の量が多いぞ?」的な(笑)

📢広報チーム:
デザイン以外のこともされていたのですね! 専門学校でWebディレクションを学ばれたとのことでしたが、貿易会社にお勤めの時から学ばれていたのでしょうか?

🍳森:
はい、そうです。平日は仕事があったので、半年ほど週末に通っていました。ECサイトに携わったことからWebに興味を持ち、「Webを専門の仕事にしたい」と思い勉強を始めました。HTMLやCSSを独学でやってみたものの限界を感じましたし、勉強する仲間が欲しかったので、対面式の専門学校を選びました。

📢広報チーム:
わかります! 孤独で作業していると、やる気が出ませんよね。ディレクションを学ばれた後はIT企業のコーダーの道に進んでいらっしゃいますが、何か理由はあるのでしょうか?

🍳森:
この頃にはディレクションをやりたかったのですが、「作り方がわからないとできないな」と思ったので、コーダーの道を選びました。

📢広報チーム:
先を見据えた選択だったのですね👏 どのようなサイトをコーディングされていたんですか?

🍳森:
LPや100ページ以下の規模のサイトですね。独自のCMSがあったのでたくさんコードを書くと言った感じではなく、ブロックを設定していくような感じでした。

📢広報チーム:
こちらの会社から転職をしようと思った理由を教えてください。

🍳森:
したい経験をさせていただいたこと、また、年齢を考えると早めに動いた方がよいと思い、Webディレクターとしての道を目指すことにしました。


<質問>
Webディレクターになりたかった理由を教えてください

🍳森:
色んな方の力を借りて、一つのものを作る、自分一人では辿りつけないことが叶うことに魅力を感じました。デザイナー時代に挫折に近い気持ちを抱えたことがあって…自分ひとりでは限界があるなと感じたんですよね。でも自分だけでは叶わないことも、人の力を借りたり協力しあうことで、作りたいサイトを作り上げることができるのではないかと考えまして。

📢広報チーム:
どういう環境がいい…みたいな希望はありましたか?

🍳森:
お互いの能力を拡張しあえるような環境が良いと考えていました。そのためには、お互いを知るための仕組みが大切だと思っていたので、同じメンバーで制作できる環境があるところがよいな、と。


03.エムハンドに応募した経緯【きっかけは、ブレイキングデザインでした】

<質問>
エムハンドを知った経緯を教えてください。

🍳森:
ムーテレのオフラインイベントに参加したことで知りました。ブレイキングデザインの最終審査の時だったと思います。

📢広報チーム:
こちらですね👆 私もYouTubeで見ましたが、彩菜さんはオフで参加されていたのですね!

🍳森:
はい。このイベントで岩松さんがデザインのチェックバックをしていたのですが、丁寧な伝え方だったのが印象的でした。(YouTube、19分頃参照)


<質問>
エムハンドに応募した理由はなんですか?

🍳森:
代表がディレクターということと、ディレクターの教育に力を入れていることが魅力的だったからです。ディレクターというポジションを必要としていて、大切にしている会社に入りたいと思っていたので。当時は採用サイトやXでディレクターについても書かれていて、「ディレクターというポジションをすごく大切にしてくれる会社だな」と感じました。

📢広報チーム:
当時から、エムハンドの発信を見ていたんですね。

🍳森:
はい。代表がSNSを通して社内の取り組みや評価制度、納品前のチェック項目などを発信しているのを、目にしました。私は、社員が同じ方向を目指して進むためには、会社の目指す方向性や考え方を共有することが重要だと考えています。代表の考えが十分に浸透していない企業も多いなか、エムハンドではSNSを活用して考えを共有していたので、立場に関係なく、情報をオープンにする風土なんだと感じました。また、私自身もSNSを利用しているので、SNSに対してポジティブな印象を持つエムハンドが魅力的でした。


<質問>
採用面接での様子を教えてください。

🍳森:
実は「私がエムハンドに入ったらできること」のようなA4資料を作成して、面接最後の5分間で自分のことをプレゼンしました(笑)

📢広報チーム:
すごいですよね! このエピソード大好きなので、詳しく教えてください👏

🍳森:
もし私が採用担当だとしたら、自分のことを採用しないなと思ったんですよね。中途で30歳ぐらいで未経験…採用するメリットがないなって。なのでエムハンドの理念である「共存共栄」を意識して、「私が入ったら会社に貢献できることは何かな」と考えました。当時SNSのフォロワー数が多かったことや、イベントに足を運んでいたことで人とのつながりがあることが自分の強みになると思ったんです。

📢広報チーム:
たしかに、いろいろな方と交流されていますもんね。

🍳森:
私もSNSをしていましたし、エムハンドも力を入れていることがわかっていたので、それを利用して人と人を繋ぐことができるんじゃないかって考えました。

📢広報チーム:
具体的に、どんな内容を語ったのでしょうか?

🍳森:
自社や他の制作会社と求職者をつなぐようなイベントや、「こういうサイトを作りたい」と思っている企業様向けのイベントを開催して、参加者同士の縁ができたらいいなと思ったので、「自分が入社したら、こういうイベントを開催することができます!」といったプレゼンをしました! まだ実現には至ってはいないのですが、いずれ企画を提案したいと考えています。

面接時の企画書(一部)をチラ見せ👀

📢広報チーム:
今までの経験や人脈を活かしてのプレゼンですよね。その時の面接担当の方の反応はどうでしたか?

🍳森:
面接担当は一次が代表とりりまるさん(https://x.com/ririmaru2828)、最終面談は岩松さんでした。面接なので反応はわかりませんでしたが、やらないで落ちた時のことを考えると、やって良かったと思います。

📢広報チーム:
面接の前に、りりまるさんに連絡されていたとのことですが👀

🍳森:
はい、そうなんです。エムハンドに興味を持った時にりりまるさんのXをフォローさせていただいたのですが、すごくバイタリティーがある方だなっていうのが伝わってきたんですよね。私にとって上司はすごく大事な存在だと考えていたので、エネルギッシュな方と働きたいなと考えていたんです。なので、エムハンドを受ける時に「入れるかどうかわからないけれども、応募します!」とお伝えしました!

当時の連絡の様子

📢広報チーム:
そういう経緯があったんですね! 採用後はりりまるさんと同じチームに配属されましたか?

🍳森:
はい。後から聞いた話なのですが、「もし彩菜さんから応募があったら、面接担当にして欲しい」とかけあってくださってたみたいで。その流れで採用後も同じチームに入ることができたので、希望が叶いました。

📢広報チーム:
彩菜さんが行動してこその結果ですね! プレゼンや理想の上司へのアタックする行動力が、希望を引き寄せましたね。

🍳森:
マネージャーとの相性ってすごく大事だと思うので、運ではなく、行動で引き寄せることができるんだなって実感しました。もし求職中の方で「こういう上司と働きたい」との想いがあるのであれば、自分からつながりを持つことをおすすめします。


<質問>
エムハンドに決めた理由を教えてください。

🍳森:
サイトのクオリティだけではなく、仕組みを整えたり、広報に力を入れていたりなど、会社としての強度を高めつつ様々なことに取り組む社風が魅力だと感じました。変化に柔軟で、やったことないことが体験できそうだなと。

📢広報チーム:
会社自体が成長していきそうだと感じたのでしょうか?

🍳森:
はい。会社を作っていく貴重な体験ができると思いました。


04.入社後のいま【入社当時~最近の案件までのお話】

<質問>
入社してみて、いかがでしたか?

🍳森:
部署や役割が丁寧に決まっていて、ルールも細かく整備されているなと感じました。ナレッジの蓄積もあるので、自分の役割に専念しやすい環境です。

📢広報チーム:
前職では500人規模のIT企業にお勤めでしたので、以前からルールなどが定められた環境で働かれていたかと思うのですが、エムハンドとの違いはありますか?

🍳森:
特に違いは感じませんでした。ただ私が持っていた制作会社のイメージは自由でかつ個人個人の比重が多いのかなと思っていたので、いい意味で違ったので安心しました。

📢広報チーム:
前職と比べてエムハンドの仕組みはどうでしょうか?

🍳森:
担当が決まっていない仕事が発生しにくいな、と感じました。あとは、誰に何を質問したらいいのかが明確になっているのでやりやすいです。「誰に聞けばいいんだろう」とならない体制が整えられているのがいいなと。


<質問>
ディレクターとして最初に感じた壁や、失敗について教えてください。

🍳森:
失敗といえば、自分の能力やリソースが把握できていなくて、仕事が溢れてしまい先輩にカバーしてもらったことがありました。

📢広報チーム:
こういった失敗をしないために、どのようにすればよいと思いますか?

🍳森:
仕事が溢れてしまったのは、案件のお話があった時に手を挙げ続けてしまったことなんですよね。「まずはなんでも経験が必要だ!」と思っていたので。でもやり方も自分の能力もわかっていなかった、結果回らなくなってしまって…。今は入社して一年半くらい経つので、行動量や工数への理解が深まったので問題ないのですが、本当にできない時は「できない」とちゃんと伝えようと心がけています。

📢広報チーム:
私もなんでも試してみたいタイプの人間なのでわかります。やらない勇気も大切だなと日々実感しています。

🍳森:
とにかく何でもやる…ではなく、一つ一つ身になるようにやっていくのが大事だなと意識を変えました。あとは時間管理ですね。以前はタスクに対する作業時間を把握しきれていなかったので、時間がかかりすぎることもあって…。なので、タスクに対して自分が何分かかるのかを計るようにしました。例えば、メールを書くのに20分とか。時間を計って可視化することで、自分の作業時間を把握するように取り組んでいます。これは上長である、りりまるさんに教えていただきました。

【出勤時】タスクごとの予想時間を報告
【退勤時】タスクごとの作業時間を報告

🍳森:
毎朝、各タスクの目安時間と優先順位を書いてりりまるさんに提出し、夜はこれに時間の差分を書き、適宜困っていることなどを記載して提出していました。2ヵ月くらいは毎日報告していたと思います。「差分が減ってきたから、これからは個別の報告なしでOKです!」とりりまるさんから言ってもらえた時が、エムハンドで一番最初の成功体験だったかもしれません。何に時間がかかっていて、どう改善するべきかなど、毎日りりまるさんにチェックしていただいたことに本当に感謝しています。

📢広報チーム:
対策を練られていて素晴らしいです。状況は改善されましたか?

🍳森:
まだまだなところもありますが、できるようになってきたなと思います。

📢広報チーム:
当時は何案件くらい抱えてらっしゃったんですか?

🍳森:
様々な状況の案件がありますが、全部で5~6くらいだった思います。今も同じくらいの案件を担当していますが、小さい改修やクライアント様待ちのものなどを含めると10案件ぐらいです。

📢広報チーム:
数字を聞くだけでも成長している様子が感じられますね!


<質問>
はじめてのヒアリング研修について教えてください。

📢広報チーム:
ヒアリング研修はどのようにやられていたのでしょうか?

🍳森:
ISの方をクライアント様に見立てた、実践形式の研修でした。実際のクライアント様の情報をもとに対話形式で行うので、実案件に近いものだと思います。ヒアリングの様子を代表がチェックして、フィードバックをいただくという流れでした。プロに見ていただくので、とても緊張しましたが、貴重な機会だったと思っています。

📢広報チーム:
何回か繰り返し行う形ですか?

🍳森:
はい。ヒアリング研修に合格しないと、一人でヒアリングに行けないという決まりがあるんです。なので、合格しないと「ヒアリングに行けない=仕事ができない」ということになるので、なんとか合格しなきゃと必死でした。

📢広報チーム:
合格制だとは知りませんでした! 


<質問>
はじめて提案を行ったときのお話を聞かせてください

🍳森:
はじめて提案を行ったのは甲斐冷機様でした。ヒアリングはりりまるさんに行っていただいたので全部自分でやったわけではないのですが、以降の作業を担当しました。後輩と一緒に提案書の作成を行ったのですが、提案書作りに慣れていない2人で一生懸命作成しました。

📢広報チーム:
苦労したのはどんなところでしたか?

🍳森:
何を提案したらいいのか、そもそものところからでした。作る手順もわからなかったので、どこをこだわったらいいのか、何を掘り下げていったらいいのかわからなくって。ただ、ひたすらに甲斐冷機様のことを調べたり、提案書の作り方を調べたり…。過去の提案書を見れるだけ見返して、「何かないかな」といった感じでしたね。

📢広報チーム:
後輩と作業されたとのことですが、共同作業は多いのでしょうか?

🍳森:
チームごとに違うかと思いますが、うちのチームでは2人体制が多いです。共同作業をする際は、どっちがメインかサブかを決めて、メインの人が方向性や軸などを設定し、作業の割り振りをします。ドキュメントで言えば考えるページをメインが担当し、量産できるページはサブが埋めていくといった感じです。

📢広報チーム:
分業制だとスピードがあがりそうですね! この時の提案書は無事提出できましたか?

🍳森:
はい。実は提案書提出の日は、東京オフィスの引越しの日でした(笑)

📢広報チーム:
そうだったんですね! その日のお話を聞かせてください!

🍳森:
はい。提案書を出すために最終確認を行っていたのですが、夕方ぐらいになると皆さんLANの線とか抜き始めるわけですよ(笑)なんとか私の線だけを残してもらって作業を続けていたのですが、皆さんに片づけをやってもらってしまって。提出後は作業が終わってお寿司を食べている皆さんのところに合流したのですが、その時に代表から「ウニ」のお寿司をいただきまして。

📢広報チーム:
わー、お寿司羨ましいです! 

🍳森:
とても嬉しかったのですが、ここまでしていただいたら落とせないな…と思いました(笑)

📢広報チーム:
たしかに! 無事受注できたでしょうか?

🍳森:
はい! この一連の流れを知っているディレクター仲間には「受注ウニおめでとう」と言ってもらいました。

📢広報チーム:
新入社員グループチャットでも「受注ウニ」で盛り上がりましたよね(笑)

受注ウニの様子

▼甲斐冷機様のサイトはこちら


<質問>
初めての納品についてのエピソードを教えてください

🍳森:
はい! 初めての納品は川野辺製作所様でしたが、この時は制作をメインで担当させていただきました。写真や動画撮影もあったので、初めての私には盛り沢山の内容だったかと思います。撮影場所は水戸だったので東京からは遠くて…朝起きる自信がなかったので自腹で前乗りしました(笑)

📢広報チーム:
前乗りする気持ち、わかります。チームのどなたかと一緒だったんですか?

🍳森:
いえ、この時は1人でした。動画撮影が初めてで香盤表も作ったことがなかったのですが、カメラマンさんと担当の方が不安にならないように香盤表に近いものを自分で考えられる範囲で用意しました。

📢広報チーム:
いきなり1人で対応されたとは、さすがですね! 

🍳森:
イメージはあったので、それをカメラマンさんにお伝えして調整していただきました。動画自体は全部で30秒のものだったかと思います。本来であれば誰かの撮影についていって流れを勉強させていただくと思いますが、たまたま案件の進み具合的に1人で対応することになりました。

📢広報チーム:
クライアント様はどのような方々でしたか?

🍳森:
本当にいいクライアント様でした。撮影日は代表、工場長、担当者様と一緒にご飯を食べさせていただきました。初めてのメイン案件が川野辺様でよかったと思いました。楽しかったです。

📢広報チーム:
納品後の感想を聞かせてください。

🍳森:
「ちゃんと納品できるんだな…」と思って、ほっとしました。納品直前にいろいろとクライアント様からご要望をいただいたので、「このまま終わらないのではないか」という不安を感じてまして…ちゃんとグリップを握って納品まで持っていくって、すごく体力を使うことだなって思いました。

▼川野辺製作所様のサイトはこちら


<質問>
デザイナーとコーダーを経て、ディレクターになってみてどうですか?

🍳森:
ディレクターは全体を俯瞰することが求められるので、それぞれの大変さを少しでも理解できるおかげで、サイト制作を進行していく際に役に立っていると思います。例えば、エンジニアさんにページを実装してもらってチェックする時に「もう少し小さくしてください」というのと「何pxにしてください」っていうのでは、エンジニアさんのやりやすさだったりサイトのクオリティコントロールが変わると思うんです。

📢広報チーム:
デザイナーやコーダーとディレクターとの違いを教えてください。

🍳森:
一番の違いは、直接手を動かすことよりも、全体を把握して、関わる人が力を発揮できる環境を整えることだと思っています。

📢広報チーム:
具体的には、どのように整えていますか?

🍳森:
私もまだまだなところが多いので、これからなところではあります。例えばなんですけど、デザイナーさんにデザインを依頼する際に当日お知らせするのではなく、事前にわかっている情報を共有しておいて、作業に入る前にイメージしやすくしていただくようにしています。

📢広報チーム:
彩菜さんから見て、エムハンドのデザイナーやエンジニアなどの制作担当の方々をどのように感じていますか?

🍳森:
それぞれが持つ専門性と熱意が、サイトの品質を支えていると感じています。皆さんのお陰で、お客様の要望に応えること・公開することに専念できているので感謝しています。

📢広報チーム:
その様子が伺えるエピソードがあったら教えてください。

🍳森:
そうですね、仕様について「こういう風にしたいんです!」ってエンジニアの方にご相談した時に「だったら、こういう方がやりやすいですよ」みたいに、プラスアルファのアドバイスをくださるんですよね。そのまま何も言わずにやるのではなく、より良くなる方法を教えてくださるのですごく助かっています。皆さんが真面目にやられてきたからこそ、そういう習慣があるのかなと感じました。


<質問>
彩菜さんが所属するチームについて教えてください。

🍳森:
私が所属しているのはCチームです。りりまるさんがリーダーで、チームの人数は6人。今までは先輩方に教えていただいているポジションでしたが、今後は皆さんをサポートできるようになりたいと考えています。

📢広報チーム:
チームの雰囲気はいかがですか?

🍳森:
コンサル、デザイナー、エンジニアなどの経験を経てディレクターになった方々ですので、ディレクターという仕事に対して想いが強い印象です。デザイナーやエンジニアでリーダーをやられていた方々ですので、学ぶことが多くて勉強になります。

📢広報チーム:
2人体制がほとんどだとのことですが、サブで入ることで非常に学びが多そうですね。

🍳森:
はい。サブに入ることで徐々にできることを増やし、任せていただけるようにしていきたいと考えています。現状では先輩方の負担が大きいように感じるので、軽減していきたいです。

📢広報チーム:
経歴が様々な方が集まっていると思うのですが、日頃から情報交換はされているのでしょうか?

🍳森:
そうですね。月に1回チーム会をやっているので、最近の市場観での状況共有やクライアント様とのやり取りからの気づきなどを共有する場を設けています。あとは毎日終礼をやっているので、その時にちょっとした情報交換をするようにしています。


<質問>
SNSのフォロワーが3000人以上とエムハンド外での交流も盛んですが、どのような学びがありますか?

🍳森:
イベントに足を運ぶような熱量が高い人が集まっているので、大いに刺激をもらいます。また、ポジティブな話が盛んなので、居心地がいいですね。様々な立場の方々が集まっているので、レイヤーが上の方の考え方やマインドセットなどが勉強になっています。

📢広報チーム:
どのような交流をされているのでしょうか?

🍳森:
そうですね、年齢が近い方と交流することが多いと思います。同じ業界同士で情報交換をしたり「しんどいけど、がんばろう」と励ましあったり(笑)単純に仲が良いというよりは、息が詰まらない程度に仕事の話ができる…仲間のように思っています。

📢広報チーム:
SNSで情報収集する際、参考にしている方はいますか?

🍳森:
特定な誰か…ってわけではありませんが、制作会社や広告会社の方々や経営をされている方、仕事実績や結果を残している方を見ています。自分用のリストを作成して追いやすくしています。


<質問>
仕事で一番楽しいと感じる瞬間について教えてください。

🍳森:
「デザインと構築が終わった時」と「公開する時」ですね。デザインと構築が終わった時についてですが、最初に見れるのはディレクターの特権だと思っているんですよね。「形になって嬉しいな」「早くクライアント様に見せたいな」…と感じます。制作陣の皆様には本当に感謝しています。

📢広報チーム:
「公開する時」のエピソードがあったら教えてください。

🍳森:
公開時はどの案件でも終わったあとに案件チャットに「公開しました」っていうのを、案件に関わる全員に送っています。その時に皆さんが一斉にスタンプをつけてくれるのが嬉しいです。

📢広報チーム:
エムハンドはスタンプ文化ですもんね。全社宛ての制作実績チャットにも、お祝いスタンプが並んでいるのをよく目にします。

スタンプの様子
受注時のスタンプの様子


<質問>
最近力を入れて取り組んだ案件について教えてください

🍳森:
最近力を入れて取り組んでいたのはSHIFT AI様の案件です👇

📢広報チーム:
サイト公開おめでとうございます! 大変だったところはどのようなところでしたか?

🍳森:
そうですね、デザインの校了をいただくことが一番大変でした。

📢広報チーム:
どのようなことがあったのでしょうか?

🍳森:
クライアント様とのコミュニケーションにギャップが生じてしまい、それを埋めるのが大変でした。クライアント様からご要望の配色を踏まえつつ「AI」をイメージして提案をしたのですが、濃度が薄かったことでクライアント様が求める配色と離れてしまって…。先方が色をマストにしていることを把握しきれてなかったんですよね。

📢広報チーム:
そうだったんですね…。

🍳森:
要望をくみ取れず先方を失望させてしまい、弊社としても予算に対しての時間もリソースもかなり使ってしまいました。なんとかいろいろな方にサポートをしていただいたおかげで、無事に納品できたので安心しています。

📢広報チーム:
サポートとは、どのような方にしていただいたのでしょうか?

🍳森:
岩松さんとデザイン担当のKさんに、毎晩相談に乗っていただきました。こちらの確認不足が招いた点でもありますし、納期も迫っていたので非常に助かりました。案件の進め方や伝え方など、たくさんのアドバイスをいただきました。

📢広報チーム:
会社全体でリカバリーに協力したということですよね。振り返って考えてみて、どういう風にすればそういう事態にならなかったと思いますか?

🍳森:
相手にとって何が一番大切なのかを把握できていなかったことが原因でした。最初に上手くいかなかったことで焦り、お客様への質問が増えてしまったのです。本来であれば、冷静に考え、プロとしてこちらから提案すべきだったと反省しています。

📢広報チーム:
この経験をしてみいかがでしたか?

🍳森:
まずはお客様とのコミュニケーションが大事だなと実感しました。あとは何かがあっても、会社全体でサポートをしてくださるということを身を持って体験できましたね。お忙しい方々ががっつりフォローに回ってくださるとは思っていなかったので。トラブルを起こした人1人が対応するべき…ではなく、会社全体でいい方向に持っていこうと協力してくださることに感謝しています。


05.習慣化していること【紙で書くサイト分析】

<質問>
習慣化していることについて教えてください

🍳森:
SNSでも投稿をしたことがあるのですが、サイトの分析をすることです。

📢広報チーム:
話題になっていましたよね! この投稿をスクールで紹介されたりもしているそうですよ👀

📢広報チーム:
分析をするようになったきっかけを教えてください!

🍳森:
構成案が本当に書けなくて「ワイヤー会議をします!」→「全部ダメです、作り直します🥲」…といった感じだったんです。悔しいし、時間をかけずに書けるようになりたいと思ったので、分析を始めました。

📢広報チーム:
そうだったんですね。サイト分析にFigmaやNotionなどを用いている方は周りに多いのですが、紙でサイト分析をしようと思ったのはなぜですか?

🍳森:
先輩ディレクターさんに教えてもらったやり方なんです。「構成ができない理由は、情報の整理ができていないから」と思ったので分析することにしたのですが、最初からFigmaでやらないで、紙に書き起こして整理をしてみようと思いました。他のサイトを見て、いろいろなことに気が付けるようにならないと、構成を書くことができないのかなと。

📢広報チーム:
分析はどれくらいの枚数になりましたか?

🍳森:
A4かB5のレポートパット100枚ぐらいのものが、4冊目くらいですかね。全部が分析ではなく、普段の仕事の構成を書く時にも使っています。

📢広報チーム:
分析をすることで、当初の目標は達成できたのでしょうか?

🍳森:
はい、スピードがあがりました。元々はトップの構成案を作るのに何日もかかっていたのですが、構成を組み立てるスピードがあがり方向性を決めるのが早くなったので、当初より半分の時間でできるようになったと思います。

📢広報チーム:
スピードがあがる以外の効果はありましたか?

🍳森:
構成を作る時に、自分のなかで「目的」や「明確な狙い」を前よりたてられるようになったかなと思っています。以前は他のサイトを見て「この構成を参考にしようと思うけど、本当にこれでいいのかな🤔」と思いながらワイヤーを作成して、会議で見てもらってからブラッシュアップするという状況でした。今は「こういう方向にしたいから、こういう構成なんだ。だからこのサイトを参考にしよう!」というのが明確になってきたように感じます。


06. エムハンドで実現したい「私」。

<質問>
今後成長させたいスキルはなんですか?

🍳森:
営業力を成長させて、受注確度をあげたいと思っています。エムハンドの制作陣はどの方も素晴らしいものを作ってくださるので、クオリティ面は頼りにさせていただいています。なので、私はいっぱい受注して皆さんと様々なサイトを制作したいと思っています。

📢広報チーム:
受注確度をあげるために、どうしていこうと考えていますか?

🍳森:
営業に対しての勉強が足りないなと思っているので、営業のノウハウを学んでみようと考えています。あとは、提案書がすごく重要なので、作り方を技術としてしっかり学んでいこうかなと。

📢広報チーム:
営業力を強化するにあたり、身近で参考にしたい方はいますか?

🍳森:
はい。上長のりりまるさんぐらい、受注確度をあげたいと考えています。りりまるさんが提案すると受注できる率が高いんですよね。どのようなことをされているかというと、クライアント様が聞きたいことにプラスアルファの情報を提供しているんです。クライアント様が気づいていない課題を提示することで「一緒にやりたいです」と言ってもらえていることが多いので、私も価値を提供できる営業ができるようになりたいと。りりまるさんを目標にしながら、自分らしい方法を考えていこうと思っています。


<質問>
入社当時の自分にアドバイスを送るのであれば、何を伝えますか?

🍳森:
「うまくいかなくても、続けていれば良い方向に変化するよ」…ということですね。当時はできなさすぎてつらかったので。

📢広報チーム:
えーそうなんですか!? できないイメージがなかったのですが…入社当時の苦労したエピソードがあったら教えてください👐

🍳森:
めっちゃいっぱいあります(笑)まずは基本的なルールがわかりませんでした。エムガイド(社内情報サイト)や過去のチャットを見ても限度がありましたし…。共通のメタ的な単語も入社当時はわからず、聞けば5分とかで終わることを半日かけて調べていました。正直それだけでつらかったし、しんどいなと感じていました。

📢広報チーム:
私も会社のことを理解するのに時間がかかったのでわかります。勤務しながら、徐々に理解していってねという感じでしたね。

🍳森:
あとは構成案が全く書けませんでした。ただ、先ほどの分析などを続けることで「良くなってきたね」と言ってもらうことが増え、修正回数も減ってきたのでよかったです。続けていれば力になることを実感しました。先輩ディレクターとの共同作業も、任せてもらう割合が増えてきたように感じるので、こういうところで成長を感じます。


07. ディレクターの応募を考えている人に向けて一言

<質問>
ディレクターへの応募を考えている人に、一言よろしくお願いいたします。

🍳森:
ディレクターとして活躍したいなら、エムハンドへお越しください!

📢広報チーム:
エムハンドでディレクターとして働く魅力はなんですか?

🍳森:
他社のディレクターの担当範囲がどれくらいかはわからないのですが、エムハンドの場合は「営業~納品」まで全部担当します。なので、エムハンドで仕事ができるようになったら、かなりのスキルを磨けるのですごく自信になると思います。もし今後転職や仕事内容を変更することになったとしても、活用できるようなポータブルスキルが身につくと思うんですよね。将来何かしらで活躍したいと思っている方には、とてもおススメな環境です。

📢広報チーム:
ディレクターになろうと思う方は少ない印象なのですが、デザイナーやエンジニアを経てから思う「ディレクター」ってどうですか?

🍳森:
ディレクターの仕事って、想像以上にクリエイティブです。デザイナーやエンジニアに従事している、または目指している方々もクリエイティブに興味があると思うんですよね。サイトの方向性を決めたり、ウェブサイト自体の大枠を決めたりするクリエイティブな仕事なので、そういうことがもっと伝わればいいなと思っています。

📢広報チーム:
ディレクターをしていて「あ、これってクリエイティブ」って思う瞬間があったら教えてください。

🍳森:
サイトの方向性を決める時ですね。「こういうサイトを作りましょう」というベースとなるものを提案していくので、手を動かしますし、全体を作っていくところがクリエイティブだなって思います。

📢広報チーム:
エムハンドのディレクターに向いている方はどんな方ですか?

🍳森:
知的好奇心がある方が向いていると思います。決められた仕事ではなく、自分でいろいろ取り組んで仕事を作っていける人が望ましいですし、私もそういう方と働きたいと思っています。制作会社で作業量は多いので「力をどんどんつけて行きたい人」や、「真面目にWebサイトのことが好きな人」が合っていますね。

・・・

おわりに

ここまで未経験でディレクターとして入社された彩菜さんをご紹介しました。以前から聞いていた面接時のエピソードが非常に印象的で、行動力が自分の未来を引き寄せるんだなと感じました。また、できないことを改善するためには「続ける」努力が必要だというお話から、多くの学びを得ることができました。。現在求職中の方や、ディレクター職に興味をお持ちの方にとって、彩菜さんの経験や行動力が少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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