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Webディレクションは冒険そのもの/中堅ディレクターが語る実践の成功法

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はじめに

こんにちは! 株式会社エムハンドの広報チームです📢
今回はディレクター歴7年、弊社歴3年目のエース級ディレクターである汐瀬にインタビューを行いました。これまで着実に成果をあげている成長の秘訣と背景について伺ってきたので、皆様にご紹介いたします。

エムペーパーにも載ってますよー🎉

<今回の主役🎤>
・ディレクター 🧖汐瀬拓馬(https://x.com/shiosetakuma
京都府出身。大学で社会安全学を専攻した後、Webディレクターへ。
転職、独立を経て、エムハンドにディレクター職で入社。 趣味は旅行・服・カメラ・サウナなど多岐に渡る。マイカメラは「SONY α7iii、makina w67」。サウナの話なら何時間でも語れるというほどのサウナ―。

汐瀬がメインディレクターとして担当したサイトはこちら👇

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01.自己紹介

<質問>
自己紹介をお願いします。

🧖汐瀬:
2022年2月にエムハンドにディレクター職で入社し、もうすぐ3年目になる汐瀬と申します。よろしくお願いします。

📢広報チーム:
よろしくお願いします! 最近たくさんの案件を抱えているらしいと噂の汐瀬さんへのインタビュー、とても楽しみにしていました。普段なかなか聞く機会のない、学生の頃について教えてください。

🧖汐瀬:
中学生や高校生の時からビジネスに興味があったので、試行錯誤しながら勉強したり真似事をしていました。

📢広報チーム:
そんな若い頃から…誰かの影響だったのでしょうか?

🧖汐瀬:
家族が自営業をしていたこともあり、自然と興味を持つようになりました。また、その背景には、自分自身が常に成長を望んでいたこともあります。

📢広報チーム:
大学生の頃は、どのようなことを学ばれたのでしょうか?

🧖汐瀬:
大学では社会安全学部で、防災や減災などについて学びました。その中で履修した「災害ジャーナリズム論」では、元NHKディレクターでメディア出身の講師から、情報を効果的に伝える技術と視点を学びました。講義では、災害情報をどう伝えるのか、どう心に届くようにしていくか。ネットで検索するだけではなく、実際に災害現場に足を運んで、目で見て、心で感じて、お話を聞いて…そこで得た情報を生きた知見として届けていく。そういったことを学び、実践していました。

📢広報チーム:
命に直結するテーマ、大事なことを学ばれていたんですね…。

🧖汐瀬:
今思えば、メディアなどで外部に向けて発信や表現、正しいことを伝えていくといったことに潜在的に興味があったのかなと感じています。それはまぎれもなく身近な人の影響ですね。これはディレクターに通ずる部分でもあったかなと。

📢広報チーム:
趣味にカメラとありますが、カメラ歴はどれくらいですか?

🧖汐瀬:
大学1回生の頃からなので…約10年ですね。高校時代は勉強中心の生活を送っていたため、趣味を楽しむ時間もありませんでした。なので、大学進学を機に「これからの人生を豊かにするような趣味を持ちたい」と思い、いろいろ考えた結果、カメラを始めることにしました。

📢広報チーム:
それでカメラを選ばれたのですね。カメラに絞った理由はなんですか?

🧖汐瀬:
一番の理由は、自分の記憶力の弱さをカバーするためです。旅行が好きなのですが、そこでしか見れない景色や特別な瞬間も、しばらく経つと忘れてしまうことが多くて…。だからこそ「形に残しておきたい」と考えました。それに、撮った写真を友人や家族にプレゼントすると、すごく喜んでもらえることが嬉しくて。理由をもう一つ挙げるなら、祖父がカメラマンだったことも影響しているかもしれません。幼い頃から祖父のカメラや作品に触れていたことが、自然とカメラへの興味につながったのかな、と。

📢広報チーム:
おじいさんがカメラマンだったなんて素敵ですね。汐瀬さんのマイカメラはなんですか?

🧖汐瀬:
「ソニーα7 III、135ミリ」ですね。他にも「Makina W67」「CONTAX G1」なども持っています。いずれは、「Hasselblad X2D」も欲しいですね。

📢広報チーム:
私もカメラが欲しいので参考にします。汐瀬さんってカメラ以外にもサウナがお好きと聞いたのですが、お気に入りサウナスポットランキングを教えてください。

🧖汐瀬:
京都在住の私が普段行く、関西エリアのサウナ施設ベスト3はこちらです👇

【関西サウナ施設ランキング】
1位 : なにわ健康ランド湯~トピア
2位 : 白山湯
3位 : 五香湯

📢広報チーム:
ちなみに1位の「なにわ健康ランド湯~トピア」の推しポイントは?

🧖汐瀬:
よりよいサウナ施設を目指して改善を繰り返しているところですね。とにかく、PDCAサイクルが早い。毎回どこか変わっているのがエムハンドと一緒だと思っています。ごはんも美味しく、宿泊もできる。あとは“ととのいやすい”条件にこだわっている印象がありますね。

📢広報チーム:
汐瀬さんにとっての“ととのう”とは?

🧖汐瀬:
“ととのう”とは、心身がリセットされ、明日への活力を得られることです。


02.大学卒業後~エムハンド入社前【就職や独立をしながら、Webディレクターを続けてきた過去】

<質問>
エムハンド入社前について、教えてください。

🧖汐瀬:
実は、大学卒業後からWebディレクターを目指していたわけではなくて。

📢広報チーム:
そうなんですか? 

🧖汐瀬:
本当は、京都の寺社仏閣をはじめとする、美しい景観など、京都の魅力を伝えるような仕事をしたいと思っていたんです。当時から旅行が好きで全国各地巡っていたのですが、やっぱり京都のことが好きだということに行きつきまして。なので、訪日外国人観光客向けに京都の魅力を発信する、新規事業部があるところを選んで入社しました。当時はファッションへの関心も高かったので、私服で働けるところも決め手の1つでした。

📢広報チーム:
京都の寺社仏閣などに興味を持たれていたんですね。ちなみに、エムハンドでは京都の神社仏閣を紹介する「MiSO TONE」というコンテンツがありますが、ご覧になったことはありますか?

🧖汐瀬:
はい、いい取り組みですよね。私も写真を撮りに行きたいと思っています。

▼京都の神社仏閣を美しい映像でご紹介する「MiSO TONE」はこちら

📢広報チーム:
当時はどんな職種だったのでしょうか?

🧖汐瀬:
始めはWebサイトの営業やWebディレクターをすることになりました。当時は、訪日外国人観光客向けのオウンドメディア運営だと思っていましたので、驚いたのを覚えています。

📢広報チーム:
想定外からのスタートだったんですね。新規の事業部だったとのことですが、Webサイト制作の知見はあったのでしょうか?

🧖汐瀬:
当時はわからないことが多い状況でしたし、私自身もWebの知識はゼロからのスタートでした。手探りな状況で続けていくことに限界を感じたので退職し、一度職業訓練校で学ぶことにしました。

📢広報チーム:
勉強家ですね!

🧖汐瀬:
その後は、別の会社に入社したり、独立したりといろいろな経験をしましたが、Webディレクターという仕事はずっと続けていました。2社目の会社では営業が取ってきた大量のサイト制作案件を次々に捌いていくような環境だったので、マルチタスク能力が鍛えられたような気がしています。


03.エムハンドに応募した経緯~採用まで
【きっかけは、コーポレートサイトでした】

<質問>
エムハンドに応募しようと思ったきっかけを教えてください。

🧖汐瀬:
エムハンドに応募した時は、フリーランスで仕事をしている時でした。この時は、人生についていろいろ考えていたんですよね。個人でWebディレクターをやる以外に、投資をしてみたり…で、いろんな方向をミックスして成長したいと考えていたんです。そうしているうちに、ふと「Webディレクターって楽しかったな」と思って。Web制作会社って京都にあるのかなって検索したら、たまたまIndeedでエムハンドを見つけたんです。

📢広報チーム:
偶然の出会いだったんですね。

🧖汐瀬:
実はIndeed入社って私だけらしいです。「エムハンドってどんな会社なんだろう?」「こんな場所に制作会社があったんだ!」って思いながらコーポレートサイトを見にきました。そしたら、サイトのクオリティに驚いて。

📢広報チーム:
私もそうだったので、わかります。

🧖汐瀬:
コーポレートサイトを見たときに、私には作れないなって思ったんです。「どうやってディレクションしたんだろう」って。このサイトがコーポレートサイトってことは、制作できる人たちがこの会社にはいるんだって思いました。知的好奇心をくすぐられましたね。

▼コーポレートサイトはこちら

📢広報チーム:
私もコーポレートサイトに一目ぼれしたので、わかります。

🧖汐瀬:
当時、会社員で働く選択肢をほとんど考えてなかったんですけど、履歴書を1、2時間ぐらいほどで書き上げ、即応募しました。

📢広報チーム:
即応募…熱量がすごいですね。

🧖汐瀬:
その後、書類選考が通ったとご連絡をいただいて、面接に進みました。正直コーポレートサイトを見たときは「Webディレクターを極めし者以外お断り」な印象を受けていたのですが…。

📢広報チーム:
確かに…私も「私なんかが応募していいの?」とボタンを押すのに、大分勇気が必要でした。

🧖汐瀬:
緊張しながら面接を迎えましたが、サイトから受ける堅い印象とは全然違って、1次でも2次面接でも想像以上に話しやすい雰囲気でした。面接担当の方々のお人柄の力が大きかったです。2次面接では社長とお話させていただいたのですが、当初1時間の面接の予定が、気が付いたら2時間以上経っていて。それほど、社長との会話は楽しくて、引き込まれるものがありました。

📢広報チーム:
エムハンドの社長は、本当にきさくな方ですよね。

🧖汐瀬:
そうなんですよ。社長は「偉そう」なんて雰囲気は一切なくて、むしろ人としての器の大きさやユーモアのある魅力的な方だと感じました。

📢広報チーム:
汐瀬さんが採用された理由について、自分ではどう思っていますか?

🧖汐瀬:
おそらくなんですけど、面接の会話からWebディレクターとして必要なスキルがあること、また実務経験があることが採用につながったのではないかと思っています。あとは…きっと、会社として「人」を見てくださったんだな、と感じました。

📢広報チーム:
エムハンドに決めたポイントってなんですか?

🧖汐瀬:
先ほど挙げた、コーポレートサイトのクオリティや社長の人柄はもちろんですが、ディレクターの評価軸が明確なところもポイントの1つです。

📢広報チーム:
ディレクターの評価って、どのようにして決まっているのでしょうか?

🧖汐瀬:
ディレクターにもランクがあるのですが、半期ごとに査定があります。売り上げが主体ですが、チーム評価や保守案件数、社歴など、明確な基準が決められています。日々コツコツ仕事をしていれば、公正に評価していただける良い制度だと思っています。

参考:階級表


04.入社後のいま【そしてエース級へ…】

<質問>
現在どのくらいの案件を抱えていますか?

🧖汐瀬:
ありがたいことに、たくさんのクライアント様と仲良くさせていただいています。もしかしたら、今エムハンドのなかで、抱えている案件数が多いかもしれません。

📢広報チーム:
おお、そうなんですね。ちなみに、案件の内訳を教えてください。

🧖汐瀬:
制作が半分、改修と提案が1/4ずつです。具体的な数を伝えるとびっくりするかもしれないので伏せておきますね!

<質問>
エムハンドのディレクター業務の醍醐味があれば教えてください。

🧖汐瀬:
【学びの機会が多いこと】【企業の成長を感じられること】【仕組みがあること】です。

📢広報チーム:
【学びの機会が多いこと】について教えてください。

🧖汐瀬:
エムハンドには戦略・ワイヤーフレーム会議とトップデザイン会議、提案書会議があるのですが、様々なポジションの方が集まって会議をするんです。ディレクターはもちろんですが、デザイナー、エンジニア、マーケなど。それぞれの意見を交わしあうので、非常に有意義な場となっています。Webサイトって「正解」はないけど「成解」あると思っていて。「成解」であるベターな意見を聞ける場があり、自分の最適解を見出していけることが、ひとつの魅力です。

📢広報チーム:
【企業の成長を感じられること】について教えてください。

🧖汐瀬:
エムハンドって、企業の成長を肌で感じることができるんですよ。なので、自分も成長していかなければならないと自然に思える環境なところが、私にはあっています。

📢広報チーム:
【仕組みがあること】について教えてください。

🧖汐瀬:
先ほどお話した会議も仕組みですが、サイト制作の様々なフェーズでチェック機能があることも仕組みのひとつです。ディレクターだけでは見落としてしまいがちになってしまう細かい点を、サイト品質を守るために別部署の方がチェックするということは、品質を高めるだけでなくディレクターの業務軽減につながっています。

▼参考

📢広報チーム:
クライアント様の規模や業界などが様々だと思いますが、その辺りも魅力の1つですか?

🧖汐瀬:
そうですね。エムハンドの規模感も魅力のひとつです。この規模があるからお願いしたい…と選んでくださるクライアント様もいらっしゃいます。

📢広報チーム:
比較的企業の規模が大きいクライアント様が多いのでしょうか?

🧖汐瀬:
いえ、必ずしもそうではありません。エムハンドの費用はサイトの規模やクオリティに対して、工数管理を徹底して、適正な予算感で設定しているんですよね。それが制作料金の明確化にもつながっているので、様々な規模のクライアント様とつながる機会があります。「こういうディレクションをしてみたい」という想いを持っていれば、比較的自由にできます。

<質問>
入社して3年ほど経つと思いますが、入社当時と比べて成長した点を教えてください。

🧖汐瀬:
ひとりで売り上げを立てられるようになったところですね。個人で受注できる力がついた理由を考えると、クライアント様の課題を見抜くことができるようになったからだと思っています。

📢広報チーム:
課題とはどういったものでしょうか?

🧖汐瀬:
クライアント様が認識している課題だけではなく、気付かれていない課題です。 お打ち合わせのなかで、顕在化・潜在化している課題に気付き、その対策をすぐにお伝えできる引き出しが増えたように感じます。

📢広報チーム:
それは会議で培い、身に付けてきたのでしょうか?

🧖汐瀬:
そうですね。それに加えて、クライアントワーク、お客様との関わり合い方も成長できたと感じています。クライアント様も本業があるなかで制作をご依頼いただいているわけなので、ご負担のかからないよう、円滑にサイト制作を進めていく力がついたのではないかと思っています。

📢広報チーム:
具体的にはどういうことですか?

🧖汐瀬:
いいサイトを目指していくなかで、どういった順序、どこに気を付けて考えないといけないのかなどといった、ディレクターに必要な思考のフレームワークがどんどん確立していった感覚はあります。私はそもそも「できるディレクター」から始まってはいないので…。

📢広報チーム:
そうなんですか? 全然そんな印象ないんですが…。

🧖汐瀬:
いえ、そうなんです。なので、いろんなディレクターさんの悩まれるポイントとか苦しさは共感できます。今後の目標としては、自分の成長だけでなく周囲にも目を向けて、サポートなり知識や経験の共有できるようになりたいと思っています。

<質問>
コミュニケーションで気を付けていることを教えてください。

🧖汐瀬:
【対クライアント様】に対しては、Webサイトのプロという自覚を持って接するようにしています。構成を考える際は、サイト制作を家づくりに例えるならば、「建築設計士」のイメージですね。

📢広報チーム:
プロ意識を持って接することで、どのように変わりますか?

🧖汐瀬:
クライアント様の要望を鵜呑みにしない、ということですね。もちろんご意見、ご要望もお伺いします。そのうえで、例えばクライアント様が気づいてもいなかったような課題を見極めて、別のアプローチ方法があるのではないかを精査し、必要に応じて別の方法をご提案をします。この一連の流れを自信を持って行い、クライアント様の想像を超えるご提案ができることが「プロとして自覚を持つ」ということだと思います。

📢広報チーム:
【対社内】に対してはどうですか?

🧖汐瀬:
社内に対しては、「学びの機会創出」や「尊敬、感謝の念を持って接する」を意識しています。学びの機会創出は主にチーム内でやっていることですが、私が1週間単位で学んだことを極力チーム内でシェアできたら…と今後の目標として考えています。

📢広報チーム:
「尊敬、感謝の念を持って接する」とのことですが、具体的にはどのようなことをされていますか?

🧖汐瀬:
まずはわかりやすく伝えるように努めています。デザイナーさんやコーダーさんに依頼する時も「これやっておいて」ではなく、どうしてこの作業をしなければならないのかを伝えたうえで、依頼をするように気を付けています。背景や原因を伝えれば、依頼を受けた側の学びにもなると思うので、今後につながるのではないかと。あとは、作業をしてくださった方に「ありがとう」をお伝えすること、またクライアント様がどのように喜ばれたのかといったリアルな反応もお伝えするようにしています。

<質問>
ディレクターはチーム制ですが、汐瀬さんが所属するチームについて教えてください。

🧖汐瀬:
私がいるのはAチームなのですが、和気藹々とした雰囲気です。未経験だったり全く違う畑から来た方もいますが、「いいWebサイトを作りたい!」といった志を持った人が多い印象です。「このチームに入れてよかった!」と言ってくれる人もいるので、チーム内の雰囲気は良好だと思っています。

📢広報チーム:
前回インタビューを受けてくださった匿名KさんもAチームでしたね。良い雰囲気のチームなんだろうなって滲み出ていました。汐瀬さん的にはチーム内でどのあたりのポジションなのでしょうか?

🧖汐瀬:
私のポジションはプレイヤーなのですが、いわゆる中堅社員になってきたこともあり、今後はチームマネジメントも意識し、チーム内のことに気を配ったり、マネージャーの仕事について意識したりしています。

<質問>
思い出の案件を教えてください。

🧖汐瀬:
SNK様の案件ですね。SNK様は昔からエムハンドと仲良くさせていただいてるクライアント様です。今回コーポレートサイトをリニューアルするにあたり、メインディレクターを務めさせていただきました。

🧖汐瀬:
ゲーム会社であることからキャラクターやデザインの見せ方、モーションの動きなど、細部まで大切にされているので、私自身も学びになりましたし、非常にいいサイトになったのではないかと思っています。「こういう見せ方がいいよね」「これはイマイチ…」など、担当の方と協議を重ねて、一緒に作り上げました。

📢広報チーム:
一番のこだわりポイントを教えてください。

🧖汐瀬:
WebGLを使用した表現です。中段のセクションにクリックすると円形に広がるアニメーションがあるんですけど、そこで使用されています。あとはとても細かいところを言うと、画面の右下にSNKの「S」のマークがあるんですけど、これが微妙に動いているんですよ。

📢広報チーム:
本当ですね! 気が付きませんでした。この案件での思い出のエピソードはありますか?

🧖汐瀬:
SNK様のオフィスにお伺いしたときのことですね。とても綺麗なオフィスで、会議室にキャラクターが貼られていたんですよ。会議室1つ1つにコンセプトがあって「ここまでこだわるんだ!」って感動しました。オフィス然り、サイト制作も然りで、こだわりを持っていらっしゃるところが素敵だと思いました。

05. 多数の案件を捌く効率化の秘訣【タスク管理のアナログ化とガジェットで無駄を省く】

<質問>
多数の案件を捌くための、業務効率化について教えてください。

🧖汐瀬:
業務効率化は「タスクをアナログノートで管理すること」、あとは「便利なガジェットを使用して無駄を省くこと」を意識することで実現しています。


(1)タスクをアナログノートで管理する

🧖汐瀬:
タスクをアナログノートで管理しているのですが、「メモの魔力」という本を参考にしています。

📢広報チーム:
社内の勉強会でも皆様に伝えてくださっていましたね!

勉強会動画をチラ見せ👀

🧖汐瀬:
はい、学びが多かったので、是非読んでみてください。

▼メモの魔力はこちら

📢広報チーム:
こちらの本のポイントを教えてください。

🧖汐瀬:
「メモの魔力」は具体と抽象を行き来する考え方がよくわかる内容になっています。具体と抽象の違いを意識したことがない方がいらっしゃったら、こちらの本を読むことをおすすめします。具体から抽象にして、アクションプランへ繋げていく考え方が書いてあります。

📢広報チーム:
具体と抽象がわかることで、何かメリットはありますか?

🧖汐瀬:
例えば営業の場合、抽象的な話をしてから具体的な説明をすると、クライアント様のご理解が深まるんですよね。サイト制作においては、ワイヤーフレームのトップ構成においても、抽象と具体のバランスを見ながら設計するとやりやすいです。

📢広報チーム:
なるほど。仕事以外にも有効活用できるのでしょうか?

🧖汐瀬:
私自身は、旅行プランを作るのに活用してます。ちなみに、今年は3ヵ国行きました。仕事の効率をあげることでワークライフバランスが整うので、おすすめです。

<質問>
タスク管理に力を入れようと思った背景について教えてください。

🧖汐瀬:
ディレクターって状況が頻繁に変わるんですよ。しかも多くの案件を持っていたら、その数だけ案件の状況をリアルタイムで把握していないといけないんですよね。もしタスク管理のアプリケーションに都度登録するならば、それだけで時間がかかります。

📢広報チーム:
汐瀬さんが抱えている案件数は●●(非公表)なので、なおさらですね。

🧖汐瀬:
なので、即座に手書きができるアナログノートを活用しています。常に机の上に案件の状況がA4用紙1枚で一目でわかるようにしています。

📢広報チーム:
具体的に、どのように活用されているか教えてください。

🧖汐瀬:
Notionに2カラムで全タスクを書き出し、それを朝一番で印刷しノートに貼って管理しています。状況が変わるごとに手書きで修正。1日の終わりにはノートの情報をデジタルに移行して、次の日に備えています。

📢広報チーム:
この方法を活用してどのような変化がありましたか?

🧖汐瀬:
やってみた結果、業務効率が向上しました。状況が即座にわかるので、悩む時間や想定外の事態が減ったと実感しています。1週間単位、1日単位のスケジュールもすぐにパッとわかるのがいいですね。


(2)便利ガジェットを使用して無駄を省く

🧖汐瀬:
効率化のためにガジェットも自分にとって使いやすい物を選択しています。

📢広報チーム:
身近なところだと、マウスやキーボードですよね。何を使っているのかが気になります。

🧖汐瀬:
私はロジクールを愛用しています。マウスは横スクロールや高速スクロールなどの便利な機能があることが魅力です。キーボードはコンパクトなところや打鍵感が私に合っています。

📢広報チーム:
ロジクール製品は使いやすいイメージがあります。他にも何かありますか?

🧖汐瀬:
自動で文字起こしをしてくれるボイスレコーダーを購入しました。まだ商品が届いていないので、また改めてご紹介いたします。



06. 前職との違い【仕組みがないことで起きた問題】

<質問>
他社でもディレクター経験があるかと思いますが、エムハンドとの違いがあれば教えてください。

🧖汐瀬:
Webディレクターというルール化が難しい仕事に対し、ルールを設け、 クオリティと効率化を共存させながら、顧客ニーズの高いサイトを創りだせる仕組みがあることです。

📢広報チーム:
前職までは、このような仕組みがあったのでしょうか?

🧖汐瀬:
なかったですね。

📢広報チーム:
仕組みがなかったことで、何か困ったことはありませんでしたか?

🧖汐瀬:
サイト公開後に問題がしばしばありました。お客様から修正依頼をいただいて、ドタバタするようなことも…。制作クオリティをあげにくい環境だったな…と、振り返るとそう感じました。当時は少ない知識のなかで「いいサイトってどうやって作れるんだろう」って考えていました。

📢広報チーム:
エムハンドの仕組みのなかで、効果的だと思っていることはなんですか?

🧖汐瀬:
やはりクオリティ会議は大きいですね。いろいろな視点で意見をいただいたおかげで、成長させてもらったと思っています。あとは岩松さんのチェックバックのおかげでデザインのクオリティが向上していると感じています。私はデザイナーではありませんが、熟読して自分の肥やしにしていかないといけないな…と思っています。

📢広報チーム:
エムハンドの仕組みは、どのくらいの頻度でアップデートされているのでしょうか?

🧖汐瀬:
1週間に1回くらいのペースだと思います。ちょっとずつちょっとずつ、更新されていますね。

参考:ある日の資料変更お知らせ


07. 今後の課題【1プレイヤーからの脱却。チームや社内へと視点を向ける】

<質問>
今後成長させたいスキルを教えてください。

🧖汐瀬:
マネージメントスキルですね。先ほども少しお話しましたが、中堅社員となってきた自覚もありますし。また常に新しいことを学びたいと思っているので、マネジメントをする人ってどんなことを考えているんだろうっていうことに興味があるんですよね。あとは知識の共有をチームにしていきたいと考えています。

📢広報チーム:
具体的にどのようなことをしようと思っていますか?

🧖汐瀬:
直近でチームに共有しようとしていることは以下のことです。

❶業務効率化について
・Figmaで参考サイト集を作成(パーツごと)
・Figmaを使ったWFブロック集の作成

❷営業について
・Webサイトやディレクターの役割
・ディレクションに必要なスキル
・営業心理学 など

📢広報チーム:
自ら学んで、かつ知識を共有していく姿勢は素晴らしいですね。

<質問>
目標を教えてください。

🧖汐瀬:
ヘッドレスCMSやJamstackなど、様々な技術にも挑戦していきながら、個人売上だけではなく、チーム全体も意識し、良いサイトをつくれるようになっていきたいと思っています。

📢広報チーム:
今、個人の売り上げってどれくらいなんですか?

🧖汐瀬:
入社当時と比べると、倍になっていますね。半期ごとにディレクターランクの見直しがあるのですが、順調にランクを上げています。

<質問>
今後エムハンドで実現したいこと~エムハンドは私だ~

採用サイト掲載

📢広報チーム:
採用サイトの「エムハンドは、私だ。」では「我が事のように考えるのは、私だ。」とされていますが、今の汐瀬さんが更新するなら、どのような言葉になりますか?

🧖汐瀬:
私の心情は入社時からぶれていないので、そのままです。Webディレクターとして、幅広い業種のお客様や社内の方とお話しする際に、「もし私があなただったら」という視点を持ちながら、仮説思考のもと最善を尽くしていきたいと思っています。

📢広報チーム:
ありがとうございます!

08. ディレクター応募を考えている人へ【「Webディレクションは冒険」である】

<質問>
ディレクターへの応募を考えている人に一言。

🧖汐瀬:
「Webディレクションは冒険だ」ということを伝えたいと思っています。

📢広報チーム:
どういうことでしょうか?

🧖汐瀬:
Webディレクションと聞くと、「顧客対応」「スケジュール管理」「ワイヤーフレーム制作」など、様々なタスクが並ぶイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。確かに、やるべきことは山ほどあります。私はこれらを「ただの仕事」とは捉えず、「プロジェクトという名の冒険をクリアするための、必要な仕事」と意識しています。改めて考えると、Webディレクションはゲーム――特にRPGと共通項が多いのかなと。

📢広報チーム:
おもしろい視点ですね。具体的に教えてください。

🧖汐瀬:
WebディレクションをRPGに例えるならば、プロジェクトが始まると、ディレクターは「主人公」として旅立つイメージです。パーティにはデザイナーやエンジニアなどの「仲間」が加わって、場合によっては、クライアント様も巻き込みながら、目の前に立ちはだかる「課題」という名の「敵」を倒していく…といった感じでしょうか。

📢広報チーム:
なるほど。ここで言う、「課題」とは何ですか?

🧖汐瀬:
よりよいサイトを実現するためにクリアすべき条件や制約のことです。RPGでは、勇者、魔法使い、剣士、僧侶といった職業が存在しますが、Webディレクターにもさまざまなタイプが存在しています。

<ディレクタータイプ>

🤝対人関係が得意な「サポーター型」:
顧客やチームメンバーとのコミュニケーションで成果を引き出す。

🎨ビジュアル感覚に優れた「アーティスト型」:
デザインへの深い理解が強み。

🧠論理的思考に長けた「ストラテジスト型」:
要件整理やスケジュール管理、システム思考などでプロジェクトの舵取りを得意とする。

🧖汐瀬:
自分がどのタイプで、何を強化すべきかを明確にすることで、「武器(スキル)」を磨けます。「今日はコミュニケーション力を1ポイント上げよう」「この案件では要件定義に力を入れよう」といったように、RPGのスキルツリーを伸ばすような感覚で成長を楽しめると思っています。

📢広報チーム:
人によって得意、不得意はあるので、それに対して「何を強化するか」「不得意なことは、どう補うのか」を考えることは大事ですよね。

🧖汐瀬:
RPGでは、コマンドを入力して攻撃や防御をしたり、魔法を唱えたりしますよね。Webディレクションも同様に、「時間管理術」「ワイヤーフレーム制作」「分析・レポーティング」などのコマンドを使い分け、「課題」にどう挑むかを考える必要があります。コマンドの例は以下の通りです。

<Webディレクションにおけるコマンド例>

時間管理:
Googleカレンダーでタスク・思考時間を厳密にコントロール。これにより、短い時間で本質的な解決策を見いだし、進行をスムーズにします。タイムプレッシャーは適度な緊張感をもたらし、集中力を高め、スキルアップにも直結します。

🗺️ワイヤーフレーム制作:
ワイヤーフレームは、ゲーム中に手に入る「地図」のようなもの。全体像がクリアに見えることで、チーム全員が迷わず目的地(理想のサイト)へたどり着けるようになります。

🪙売上という報酬:
敵(課題)を倒していくと、「コイン」のように売上が積み上がっていく。成長や挑戦の結果が目に見えて返ってくる喜びは、RPGのレベルアップ時に感じる達成感と近いでしょう。

🧖汐瀬:
プロジェクトを無事「クリア」した後、そのクライアント様から「また新しいサイトをお願いします」とご依頼いただくこともあります。これはRPGで、再び同じ仲間と別の大陸を冒険することに近いのかなと。

📢広報チーム:
共闘した仲間と、新たな冒険へ…響きがエモーショナルですね。

🧖汐瀬:
Webディレクションは、常に新しいストーリーと出会える冒険で、プロジェクトごとに異なるストーリーが始まります。SNK様のコーポレートサイト制作は約1年以上の冒険でした。細かなモーション調整やWebGLによるインタラクション、問い合わせフォームのカスタマイズ性強化など、SNK様との二人三脚で新たな「魔法」を生み出したと思っています。

📢広報チーム:
共創…ですね。

🧖汐瀬:
Webディレクションは、「ゲームの主人公として、仲間と協力し、課題を撃破し、次のステージへ進む」――そんなRPG的な楽しさが詰まっています。もし、「ただ言われたことをやるだけの仕事」を退屈だと思うなら、Webディレクターを選んでみてはいかがでしょう? 私がメインディレクターとして携わった「たかがみねこども園」様のサイトのキャッチコピー、「たくさんの冒険が待っている」と同じ気持ちです!

・・・

おわりに

ここまで、弊社中堅ディレクターのお話をご紹介いたしました。「できるディレクターではなかった」と自分を分析し、苦手なことから目を背けず、どうカバーしていくのか、どう改善していくべきかを常に考え、実行してきたからこその「今」なのだろうな…とお話を聞きながら感じました。今回成功の秘訣としてアナログノート活用術をご紹介いたしましたので、タスク管理方法に悩まれている方がいらっしゃいましたら、是非試してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。


採用募集📢

現在ディレクター採用強化中です! また、マーケティングディレクター・ライターも募集しておりますので、ご応募を心よりお待ちしております。