MILLION C@STING!!!に関しての考察
2023年1月19日、アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズにおけるゲーム内での企画、「MILLION C@STING!!!」の詳細が発表された。配役などの情報は以下の正式発表の記事に譲るとして、基本的な規則や、投票券の入手などについて説明・考察していこうと思う。
なお、以下年を省略した日付はすべて2023年である。
基本的な規則
投票券1枚で、同じドラマの2配役まで投票可能(各配役には別のアイドルを指定する)
第1回期間に入手した未使用の投票券は、第2回投票券にも使用可能
各配役1位になったアイドルが役を獲得する
すべての配役完了後、配役を得られなかったアイドルにおいて、各ドラマ内での得票数上位2名は、ゲスト配役とされる
第1回投票期間は1月31日から2月28日、第2回投票期間は3月11日から3月31日
投票券の入手
投票券の獲得には、アプリ内課金しなくてもよいものと、アプリ内課金で入手するものに分けることができる。
アプリ内課金不要なもの
開催記念プレゼント
各投票期間開始日から第1回は2月28日まで、第2回は3月29日までにログインすることで100枚を獲得可能
ログインボーナス
第1回投票開始日(1月31日)から3月29日まで、1日1回最初にログインしたときに3枚を獲得可能
デイリーミッション
第1回投票開始日(1月31日)から3月29日まで、デイリーミッションをすべて達成したときに5枚を獲得可能
デイリーミッションは「課題曲のクリア」「アイドルと3回のふれあい」「フラスタ5個贈る」の3つである
イベント報酬
投票期間内に行われる各イベントで、報酬として獲得可能
2月に開催されるイベント
プラチナスタータイム
3曲選んで連続でライブ。これを繰り返してパフォーマンスゲージを100%にしてクライマックスステージを行う。また、特別エリアでの宣伝活動で200個トーチを集める(50単位で元気を使い、200元気を使う)とSPクライマックスステージを行える。これによりポイントを集める
ポイント報酬では最大200枚まで獲得可能
ランキング報酬では10000位までに入賞すると250枚、50000位までは200枚、100000位までは150枚である
THEATER TALK PARTY☆
ライブを行いイベントポイントを集める。上位報酬はない
ミッション報酬で最大50枚まで獲得可能
10周年イベント
詳細は後日発表される
ポイント到達報酬で最大250枚まで獲得可能
ミッション報酬で最大50枚まで獲得可能
3月に開催されるイベント
プラチナスターシアター
ライブを行いイベント開催アイテムを集め、開催アイテムを使うことでイベント楽曲を行う。これによりポイントを集める
ポイント報酬では最大200枚まで獲得可能
ランキング報酬では10000位までに入賞すると250枚、50000位までは200枚、100000位までは150枚である
ミリコレ!~MILLIONLIVE COLLECTION~
ライブを行いコインを集め、コインで専用のガシャを回して、報酬を獲得する
累積消費コイン報酬で最大50枚まで獲得可能
プラチナスタートラスト
ライブを行いイベント開催アイテムを集め、開催アイテムを使うことでイベント楽曲を行う。これによりポイントを集める。また、すごろくが存在し、このすごろくの各エリアを初回ゴールした時にイベント楽曲をクリアすることでポイントの倍率を上げることが可能
ポイント報酬では最大200枚まで獲得可能
ランキング報酬では10000位までに入賞すると250枚、50000位までは200枚、100000位までは150枚である
以上からすべての投票券を集めることで、
第1回期間で1132枚獲得可能
第1回期間より後で1282枚獲得可能
となる。
アプリ内部課金が必要なもの
プレミアムパス
1000円
1回まで購入可能
購入することで、オートライブパスの所持上限が+5枚(20枚になる)、1日ごとの獲得枚数が+1枚(2枚になる)に、有効期間(2月28日まで)の間、上昇する
また、シーズンファイナルチケットが1枚付属しており、それを使用することで1グループ(13人)のプレミアム報酬を獲得可能
購入により15枚を獲得可能。すでに購入済みの場合、3月29日までにログインすることで獲得可能
シーズンファイナルチケット
1枚1000円
3回まで購入可能
上記プレミアムパスの購入後に購入可能
購入して使用することで1グループ(13人)のプレミアム報酬を獲得可能
購入により15枚を獲得可能。すでに購入済みの場合、3月29日までにログインすることで獲得可能
1日1回限定ガシャ
有償60ジュエル
1日1回利用可能(ただしガシャ切り替え日は切り替え前後でそれぞれ利用可能)
1回で5枚獲得可能
3回限定ガシャ
おそらく有償2500ジュエル
1つのガシャにつき3回まで利用可能
1回で100枚獲得可能
有償ジュエルは10000円で8450ジュエルのレートで購入可能である(これが最も効率が良い)。
対象となるガシャは以下の通り(期間は初日は15時まで、最終日は14時59分まで)。
1月31日から2月10日 - おそらくセカンドヘアスタイルガシャ
2月10日から2月18日 - おそらくSONG FOR YOU!ガシャ
2月18日から2月25日 - おそらく期間限定ガシャ(髪の色変更)
2月25日から2月28日 - おそらく限定復刻ガシャ
2月28日から3月11日 - おそらくセカンドヘアスタイルガシャ
3月11日から3月18日 - おそらくSONG FOR YOU!ガシャ
3月18日から3月29日 - おそらく期間限定ガシャ(髪の色変更)
この間は58日間であり、間の更新回数は6回。このため、上記1日1回限定は64回回すことができる。それを踏まえると、すべての投票券を獲得するのに必要な有償ジュエルの総数は56340となり、7万円により59150ジュエルを購入することで、これらガシャのすべてを回すことが可能。本当にぎりぎりまで課金額を減らしたい場合、以下のように購入すると、最小の費用でカバー可能である。
10000円(8450ジュエル) - 6回
5000円(4200ジュエル) - 1回
1000円(780ジュエル) - 2回
合計67000円で余剰ジュエルは120
ただ、結局のところ、誕生日セットなども購入するなら、初めから7万円入れたほうが良い。どうせ追加で購入するだろうし。
これらをすべて購入することにより、
第1回期間では1725枚獲得可能
第1回期間より後で755枚獲得可能
となる。
アプリ内課金にあたっての基本戦術
20歳未満の場合、購入上限額は以下の通り
16歳未満 - 5000円
16歳以上20歳未満 - 20000円
https://bnfaq.channel.or.jp/faq/detail/1858/3924
16歳未満の最大限購入する場合の基本戦術は、以下の通りとなる。
2022年12月以前にプレミアムパス・シーズンファイナルチケットをすべて購入済みの場合
この場合、毎月5000円(4200ジュエル)を1回購入する
有償60ジュエル(5枚)はすべて回す
3回限定ガシャは1か月に1回回す(合計3回)
残ジュエル数は1260となるため、12月以前に購入した余剰がない限り4回回す余裕はない
2022年12月以前にプレミアムパス・シーズンファイナルチケットを一切購入していない場合
プレミアムパス・シーズンファイナルチケットは1月に購入する
残り1000円の購入枠で780ジュエルを購入し、2月以降は毎月5000円(4200ジュエル)を1回購入する
有償60ジュエル(5枚)はすべて回す
3回限定ガシャは2月と3月に1回回す(合計2回)
残ジュエル数は340となるため、12月以前に購入した余剰がない限り3回回す余裕はない
一見効率が悪いように見えるが、十分ライブをたたくのであれば、シーズンファイナルチケットで得られるスパークドリンクでイベントを走るという戦術による無償枠をより確実に確保するほうを優先する。そちらのほうが効率が良い
16歳以上20歳未満で最大限購入する場合の基本戦術は、以下の通りとなる。
2022年12月以前にプレミアムパス・シーズンファイナルチケットをすべて購入済みの場合
この場合、毎月10000円(8450ジュエル)を2回購入する
有償60ジュエル(5枚)はすべて回す
3回限定ガシャは第1回期間で合計12回まで回すことが可能。第1回期間より後に回すことができる回数は6回まで
2022年12月以前にプレミアムパス・シーズンファイナルチケットを一切購入していない場合
プレミアムパス・シーズンファイナルチケットは1月に購入する
残り16000円の購入枠は10000円(8450ジュエル)+5000ジュエル(4200ジュエル)+1000円(780ジュエル)に使う。2月以降は上記と同じ
3回限定ガシャは第1回期間で合計11回まで回すことが可能。第1回期間より後に回すことができる回数は6回まで
ただ、正直7万円フルに入れるのは、実は成人であっても複数ゲーム掛け持ちしているとかなり厳しい。このため、各自の身の丈にあった購入をすること。その際の課金の優先順位は
プレミアムパス・シーズンファイナルチケット(無償分の取りこぼし回避のため最優先)
有償60ジュエルの1日1回ガシャ
有償2500ジュエルの3回限定ガシャ
となる。
投票の基本戦術
まず、最低限、アイドルの陣営ごとにどこに票を集中させるかを決める必要がある。これは、あちこちに票を分散させることにより、どこも配役を獲得できないという本末転倒な事態を招くためである。
第1回期間では52人で15の配役を争うため、期待値で1配役3.47人のアイドルで争うことになる。一方、第2回期間では37人で5の配役を争うため、期待値で1配役7.4人のアイドルで争うことになる。このことから、初めから第2回期間の配役を狙うという意思統一が図られていないアイドルが、後から第2回期間の配役を狙うのはかなり厳しめであると見積もるほかない。それを行うならば、何らかの方法で第2回に絞っているアイドルと連合を組んで戦うほかないだろう。
次に、投票の形式からして、各配役は定数1の小選挙区に擬制することが可能。このため、デュヴェルジェの法則があることから、事実上、2人による一騎打ちに収束すると考えることができる。
このため、上位2人になれる見込みがないと確定した段階で、陣営は以下の2つのいずれかに意思統一を図ることを検討すべきである。
第1回配役であれば、これ以上の投票をやめて、第2回に絞る。先ほどの理論から不利にはなるが、決断が早ければどうにかなるかもしれない
当該アイドルを配役に推すのをあきらめ、別のアイドルの応援に回る。残酷かもしれないが、これを決断しなければならない場合もあるだろう。特に第2回で見込みなしとなったらこれを選ぶしかない
多くのアイドルの陣営は、TwitterのコミュニティやDiscordなどで事前の打ち合わせをしているため、それらをキャッチすることで機敏に動くことが可能。また、開催期間中はおそらくコンベンションセンターも設置されるため、そこで指示が出るだろう。
早期に陣営としての意思を打ち出すには、開始直後に票を集めることが有効である。
第1回期間では、0時に100枚をもらうことができる。このタイミングでスタートダッシュを決めるというのはある程度有効。ただし、15時のガシャ更新後に300枚を購入可能なので、ここからが本番となる
第2回期間では、0時に100枚をもらうことができる。また、その前の票の蓄積がそのまま投票されることから、0時に各配役の2強が事実上決定する可能性が高い
1枚で同一ドラマの2配役に投票可能になっているが、投票の本質が変わらない以上、基本的にこの流れになる可能性が高い。ただし、連合を組む、という形をとることができるため、票集めの地盤づくりは大きく変わる可能性がある。同一ドラマの配役を狙うアイドルとより多く連合を組む、というのが戦術として成立するためだ。
以下、配役パターンはすべて架空であるし、陣営を代表するものではない。
例えば、「富豪:伊織、ネット配信者:やよい」の組のような推しをする場合、この2陣営の連合を組めばよい、ということだ(この連合は突拍子もないものではない。富豪:伊織自体はイメージピッタリなのでわかると思うが、ネット配信者:やよいはぱっと見謎であるという人もいるだろう。メインコミュ118話を参照せよ)。一方、「富豪:伊織、ギャンブラー:美希」という組み合わせも組むことが可能だろう。このように組み合わせを複数作ることで、より強固に配役の当選に持ち込むことが可能である。また、同配役を狙う複数名から、同一アイドルを特定の配役と組む、というのもありうる話である。例えば「ギャンブラー:ジュリア、フリーター:翼」と「ギャンブラー:ジュリア、フリーター:可憐」というのをフリーターの各陣営が推す、というものだ。これも強い。
ゲスト配役はあくまでもおまけであるが、ゲスト配役になる可能性が高い条件は、「激戦配役で次点になる」ということである。その特性上、1回目の投票でこのゲスト配役に暫定決定したアイドルは、ほぼ確実に2回目では勝敗に絡むことはできないと考えてよい(最後まで撤退していない以上、途中撤退したアイドルや第2回に絞ってるアイドルの陣営に勝利することは難しいため)。
以上のことを踏まえると、第2回は22人で5役を争う、という形に収束する可能性が高い(第1回で次点だったアイドルは争いに加われる可能性が低いため。ただし、無風配役が存在する場合、少し人数が増える)。この場合、1つの配役につき平均4.4人が立候補する形になる。
本当に第1回で惜敗したアイドル陣営に勝ち目はないのか、簡単に検証してみたいと思う。前提条件は以下の通り。
考察対象は上位10万人
プレミアムパスは5%のユーザが購入している。3月に購入することはできない
シーズンファイナルチケットはそのうちの2割、全体の1%が3枚フルに購入しており、他のユーザは購入していない。3月に購入することはできない
有償60は1%が欠かさず回している
3回限定は0.3%が1回、0.2%が2回、0.1%が3回回している
アイドルA(撤退時の票消費率20%)とアイドルB(最後まで争って次点)の2アイドルが同一配役で争う。担当Pの人数は同数とする。また、連合を組んでいるアイドルのPの総数も同数とするが、彼らは撤退することなく最後まで投票するものとする(したがって、連合を組んでいるアイドルのPによる差は生じない)
結果発表時点では2月28日ガシャが実施中である
デイリーは全てのユーザが完遂する
ポイント報酬・ミッション報酬・コイン報酬の取りこぼしはしない
ランキング報酬は、Pの担当比率通りに配分される
まず、第1回投票期間で稼げる無償分票数の期待値は1062、第1回投票期間より後で稼げる無償分票数の期待値は1142である。有償分は第1回投票期間の期待値が6.85、第1回投票期間より後の期待値は3.55である。
この仮説のに基づくと、以下のことがいえる。
第1回投票期間でアイドルAの陣営は855.08枚の票を温存した状態である
第2回投票期間でアイドルBの陣営はこの差を埋める必要があるが、仮に100%のPが課金に動いたとしても、751.45枚しか埋めることができないため、アイドルBの陣営が勝つことができない
上記の「担当Pの人数は同数」という仮説を外し、課金ではなくPの数でごり押しする場合、1.866倍のPが必要となる
これはどう考えても非現実的であるといわざるを得ない。言い方は悪いが人気アイドルと不人気アイドルで1.866倍もPの数に差があるとは思えない。現実的な1.2倍でごり押しする場合、70%近くのPがフル課金するという前提であれば逆転可能だが、70%が現実的でないのは言うまでもないだろう。
以上のことから、以下のことがいえることになる。
第1回において、最後まで粘るというのは、見込みがない陣営にとっては悪手である。このため、上位2人になれる見込みがなくなった段階でさっさと撤退して第2回に向けて動き出すのが妥当
第1回において、見込みがある状態で惜敗した状態で、第2回に向けて動き出すためには、陣営の規模が先に撤退した陣営の倍近く以上ある状態でなければほぼ不可能
意思決定にかかわるためには
これまで書いた通り、「意思統一したところに票を集中する」ことが最も効果的であるわけであるが、統一した意思の決定に携わるにはどうしたらよいだろうか。
答えからいうと、「そのアイドルのDiscordやTwitterコミュニティに事前に参加して、そのアイドル陣営としてどこに投票するかの統一決定に対して意見を述べる」である。
各陣営のDiscordに行くには、素直に探すと時間がかかる場合が多いので、以下のゲーム全体の総合談話室のDiscordサーバを経由して探すのが楽である。
ここのルールはabout&rulesのチャンネルにも書いてあるが、以下の通りである(1月20日現在)。
アイドル達を侮辱するなど、他の人が傷つく行為は厳禁
ゲームの解析情報など、公式が発表していない情報を投稿することは禁止
必要以上にこのサーバー上で個人情報を聞くことは禁止
サーバー内でライブチケットなどの交換、売買などを行うことは禁止
その後、アイドルサーバーのチャンネルから他のDiscordサーバの招待リンクを踏むのがベストである。
なお、意思決定にあたっては他人への侮辱はもってのほかである。そんなことをすれば多くのサーバでは管理者により追放(サーバから強制的に抜けさせられる。再び有効な招待リンクをもらえば再参加可能)もしくはBAN(サーバから強制的に抜けさせられる。解除されない限り招待リンクからの再参加も不可)されることになるだろう。
すでに多くの陣営ではDiscordやTwitterコミュニティで動き始めているため、本気で意思決定に携わりたいなら、できるだけ早く参加するのがベストだろう。
意思決定に従うためには
逆に、意思決定に携わらず、意思決定に従う側はどのようにすればよいだろうか。上記の「意思決定にかかわるためには」と同様、DiscordサーバやTwitterコミュニティに参加してもよいが、おそらく活発な同じ担当のPのTwitterをフォローして(そういうPは意思決定にかかわっている可能性が高い)、そこの宣伝通りに投票するのが手っ取り早い。
担当がいないなどの場合は、#ミリシタ投票MCのハッシュタグでTwitterを探すのがベストであると考える。逆に、告知側はこのハッシュタグを使うことで、多くのPへ到達可能であると思ってよい。
まとめ
無償でも十分な枚数の投票券を獲得可能だが、アプリ内課金で購入することで票数を増やすこともできる。ただし、身の丈にあった購入をすること
第1回を初めから切って第2回へ向かうというのは、リスクは高い。ただし、ハマればかなり強い
第1回で開始直後に争える形を作れなかった陣営は、第2回に備えて撤退という選択肢も検討すべき
第1回で最後まで争って敗北した場合、第2回ではただ見てるだけになる可能性が高い
第1回で配役を勝ち取った陣営と、最後まで争って敗北した陣営、合計30の陣営の浮動票を、いかに22の陣営は取り込めるかという話になりそう
ツッコミどころがあったら絶賛コメントが欲しいところである。