2022FIFAワールドカップ グループEの行方(12月2日結果追記)
2022FIFAワールドカップ グループEの2022年11月28日の試合終了時点での結果は以下の通り
日本 2-1 ドイツ
スペイン 7-0 コスタリカ
コスタリカ 1-0 日本
スペイン 1-1 ドイツ
残っているカードは、以下の通り。以下の試合は日本時間12月2日 午前4時に行われる
日本-スペイン
ドイツ-コスタリカ
基本事項
基本として、以下のことを覚えておく必要がある。
勝ち点 - 勝ち3、引き分け1、負け0
グループE1位チームはグループF2位チームと、グループE2位チームはグループF1位チームと当たる。3位・4位チームはグループリーグ敗退
グループ内順位の決定方法
グループ内順位の決定方法は、以下の順番で決定する。
勝ち点
得失点差
総得点
直接対決の結果
フェアプレーポイント
抽選
5のフェアプレーポイントは、以下のように計算する
警告 - -1点
1試合警告2回の退場 - -3点
一発退場 - -4点
警告後一発退場 - -5点
ありうるパターンを列挙
ありうるパターンは、以下の9パターンであるのは自明だろう。
日本がスペインに勝利し、ドイツがコスタリカに勝利する
日本がスペインに勝利し、ドイツとコスタリカが引き分ける
日本がスペインに勝利し、コスタリカがドイツに勝利する
日本とスペインが引き分け、ドイツがコスタリカに勝利する
日本とスペインが引き分け、ドイツとコスタリカが引き分ける
日本とスペインが引き分け、コスタリカがドイツに勝利する
スペインが日本に勝利し、ドイツがコスタリカに勝利する
スペインが日本に勝利し、ドイツとコスタリカが引き分ける
スペインが日本に勝利し、コスタリカがドイツに勝利する
それぞれ見ていこう。
日本がスペインに勝利し、ドイツがコスタリカに勝利する
この場合、日本の勝ち点は6、ドイツとスペインの勝ち点が4、コスタリカの勝ち点が3になる。このため、1位日本は確定する。また、コスタリカは4位でグループリーグ敗退が決定する。
次に、ドイツとスペインの間で得失点差を見ることになる。現在、ドイツの得失点差は-1、スペインの得失点差は+7である。したがって、
(日本の得点-スペインの得点)+(ドイツの得点-コスタリカの得点)が7以下であればスペインが2位突破
(日本の得点-スペインの得点)+(ドイツの得点-コスタリカの得点)がちょうど8であればスペインの総得点とドイツの総得点の比較を行い、それが同じであればフェアプレーポイントの比較、それも同じならば抽選になる(ドイツが取るべき得点数はスペインの得点に7を加えたもの。6を加えたものならフェアプレーポイント比較)
(日本の得点-スペインの得点)+(ドイツの得点-コスタリカの得点)が9以上であればドイツが2位突破
となる。
日本がスペインに勝利し、ドイツとコスタリカが引き分ける
この場合、日本の勝ち点は6、スペインとコスタリカの勝ち点は4、ドイツの勝ち点は2となる。このため、1位日本は確定する。また、ドイツは4位でグループリーグ敗退が決定する。
次に、スペインとコスタリカの間で得失点差を見ることになる。現在、スペインの得失点差は+7、コスタリカの得失点差は-6である。コスタリカの得失点差は-6で確定するので、
日本がスペインに12点差以下で勝利した場合、スペインが2位突破
日本がスペインに13点差で勝利した場合、総得点の比較になる。それが同じであればスペインが2位突破(コスタリカの必要点数は8にスペインの得点を加えたもの)
日本がスペインに14点差以上で勝利した場合、コスタリカが2位突破
となる。
日本がスペインに勝利し、コスタリカがドイツに勝利する
この場合、日本とコスタリカが勝ち点6、スペインが勝ち点4、ドイツが勝ち点2となる。このためスペインが3位、ドイツが4位となりグループリーグ敗退が決定する。
次に、日本とコスタリカの間で得失点差を見ることになる。現在、日本の得失点差は0、コスタリカの得失点差は-6である。したがって、
(コスタリカの得点-ドイツの得点)-(日本の得点-スペインの得点)が5以下であれば日本が1位、コスタリカが2位
(コスタリカの得点-ドイツの得点)-(日本の得点-スペインの得点)がちょうど6であれば総得点の比較になる。それが同じならばコスタリカが1位、日本が2位(日本の1位突破に必要な点数はコスタリカの点数と同じ点数)
(コスタリカの得点-ドイツの得点)-(日本の得点-スペインの得点)が7以上であればコスタリカが1位、日本が2位
となる。
日本とスペインが引き分け、ドイツがコスタリカに勝利する
この場合、スペインの勝ち点は5、日本とドイツの勝ち点は4、コスタリカの勝ち点は3となる。このため、1位スペインは確定する。また、コスタリカは4位でグループリーグ敗退が決定する。
次に、日本とドイツの間で得失点差を見ることになる。現在、日本の得失点差は0、ドイツの得失点差は-1である。日本の得失点差は0で確定する。また、どちらも総得点は2なので、
ドイツが1点差勝利であれば最終試合で日本とドイツで点を多くとった方が2位突破。同点ならば日本が2位突破
ドイツが2点差以上勝利であればドイツが2位突破
となる。
日本とスペインが引き分け、ドイツとコスタリカが引き分ける
この場合、スペインの勝ち点は5、日本とコスタリカの勝ち点は4、ドイツの勝ち点は2となる。また、日本の得失点差は0、コスタリカの得失点差は-6であるため、スペイン1位、日本2位、コスタリカ3位、ドイツ4位で確定する。
日本とスペインが引き分け、コスタリカがドイツに勝利する
この場合、コスタリカの勝ち点は6、スペインの勝ち点は5、日本の勝ち点は4、ドイツの勝ち点は1となる。このためコスタリカ1位、スペイン2位、日本3位、ドイツ4位で確定する。
スペインが日本に勝利し、ドイツがコスタリカに勝利する
この場合、スペインの勝ち点は7、ドイツの勝ち点は4、日本とコスタリカの勝ち点は3となる。このため、スペイン1位、ドイツ2位で確定し、日本とコスタリカで3・4位になりグループリーグ敗退が決定する。
スペインが日本に勝利し、ドイツとコスタリカが引き分ける
この場合、スペインの勝ち点は7、コスタリカの勝ち点は4、日本の勝ち点は3、ドイツの勝ち点は2となる。このため、スペイン1位、コスタリカ2位、日本3位、ドイツ4位で確定する。
スペインが日本に勝利し、コスタリカがドイツに勝利する
この場合、スペインの勝ち点は7、コスタリカの勝ち点は6、日本の勝ち点は3、ドイツの勝ち点は2となる。このため、スペイン1位、コスタリカ2位、日本3位、ドイツ4位で確定する。
チームごとの突破条件
チームごとの突破条件は以下の通り。
スペイン
一番有利なチーム
勝ちと引き分けはどの場合でも突破
負けた場合
コスタリカがドイツに勝利したら敗退確定
ドイツとコスタリカが引き分けた場合は、自身が14点差という圧倒的な敗北をしない限りは突破(13点差の場合は最低でもコスタリカが8-8引き分けと以上いう状態にならない限り突破)
ドイツがコスタリカに勝利した場合、3点差以内にどちらも収まるなら突破。どちらかが4点差以上で勝ってたら話は変わってくる
日本
まあどうにかなるほう
勝ちはどの場合でも突破
負けはどの場合でも敗退
引き分けの場合
コスタリカがドイツに勝利したら敗退確定
ドイツとコスタリカが引き分けたら突破
ドイツがコスタリカに勝利した場合、自身がスコアレスドローなら敗退。点を取っていたらドイツが1点差勝利かつ自身の点数以下であれば突破
となる
コスタリカ
割合日本と似た感じ
勝ちはどの場合でも突破
負けはどの場合でも敗退
引き分けの場合
スペインが日本に勝利したら突破
日本とスペインが引き分けたら敗退
日本がスペインに勝利したら、日本が14点差以上という圧倒的大差でスペインに勝利していない限り敗退(13点差の場合は自身が8点以上必要)
となる
ドイツ
かなり厳しい
負け・引き分けは敗退
勝ちの場合
スペインが日本に勝利したら突破
日本とスペインが引き分けたら、スコアレスドローなら突破。そうでないなら自身が日本より多く点数を取ってない限り敗退
日本がスペインに勝利したら、3点差以内にどちらも収まるなら敗退。どちらかが4点差以上で勝ってたら話が変わってくる
となる
結果(12月2日追記)
日本時間12月2日早朝の試合結果は、以下の通りとなった。
日本 2-1 スペイン
ドイツ 4-2 コスタリカ
結果、「日本がスペインに勝利し、ドイツがコスタリカに勝利する」となった。勝ち点は日本6、スペイン・ドイツ4、コスタリカ3となり、日本が1位となった。その後、スペインとドイツの得失点差の比較となったが、「(日本の得点-スペインの得点)+(ドイツの得点-コスタリカの得点)」は3であり、7以下であったことから、スペインが2位、ドイツが3位となった。コスタリカは4位であった。
最終結果は以下の通り。カッコ内は得失点差である。
日本 6(1)
スペイン 4(6)
ドイツ 4(1)
コスタリカ 3(-8)
グループF側は以下の通りであった。
モロッコ 7
クロアチア 5
ベルギー 4
カナダ 0
このため、決勝トーナメント1回戦は「日本-クロアチア」「モロッコ-スペイン」となった。