ひとりと独り
今日は友達との楽しかった旅行から帰ってきた次の日。一人暮らしの部屋で私はひとり何をするでもなく携帯を触ったり、テレビを見たりして、時間を過ごしている。こんな日の夕方、日が落ちてきた頃に私は孤独や寂しさ、焦りまでを感じてしまうことが多い。楽しかった日の次の日だと尚更である。ひとりを感じてしまう。
ひとりでライブに行ったり、ひとりでカフェに行ったり、ひとりでラーメン食べたり、ひとりで外に出かけることに関して私はあまり抵抗がないし、楽しいとも思う。休日なにも予定のない日はひとりでも出かけようと思う事が多い。
でもひとりでいる事が好きかと言われればそうでもない。誰かと一緒に時間を共有できるなら、その方が嬉しい。(この誰かが誰でもいいかと言われるとそれはまた難しい問題)
じゃあ、なんで私はひとりで楽しく出掛けることが出来ているのだろう。とふと考えた。それは孤独を感じないためなのかもしれない。という予想にいきついた。
ひとりで家にいると誰とも関わらないし、誰も私の行動を見ていない、自分だけが知っている時間である。それが、最初に話したように孤独、寂しさに繋がってくる。
だが外に出るとどうだろう。街に出ると誰かとすれ違うし、カフェに行くと店員さんと話したりする。ライブに行くと他人と同じ音楽を共有できることになる。つまり、ひとり行動ではあるが感覚として独りではなくなるのである。
私は休日家にいると勿体無い気がして出かけたくなるが、その行動もすべてはこの考えからきているような気がしてきた。
みんなからアウトドアだねと良く言われるが、アウトドア派ではなく、独りが寂しいが故に外に出ているだけで合って、誰かがいてくれるのならば家でのんびり過ごすことも好きなんだと思う。
私はひとりは大丈夫だが、独りは苦手なんだなという気づきを初めて言葉に表す事ができた。
今日でなんだか少し私を知れたような気がする。