ファッションで音楽を聴く？

最近Xなどでファッションで（として）音楽聴いてないかという議論を度々目にする。

ファッションで音楽を聴いている人はその音楽が好きで聴いているわけではなく、この音楽聴いている私ってオシャレだよね、かっこいいよね、なんか分かってるよね、っていう人のことをいっているのかなとわたしは思っている。

私自身は音楽を純粋に好きで聴いているのだが、この音楽を聴いているわたしかっこいいじゃん、分かってるじゃんと思うことはあって、これってもしかしてファッションで音楽を聴いているに当てはまるのかな？とふと思った。

だが、先日ライブで音楽を聴いてわたしの中でこの音楽を聴く理由、アーティストを応援する理由というのが見えてきた。
そのライブでは名前だけ知っていて曲は一曲も分からないバンドが出ていた。最初は何も知らない状態だったのと私がハマる感じではないでしょという気持ちで見ていたが、演奏を見て終わった後はカッコ良すぎてハマったこれは。という気持ちになっていた。

このバンドの演奏を聴いている時に、私はこのバンドを応援したい、この音楽が好きと言いたいという気持ちが溢れてきた。その中でこのバンドを好きと思える感性でよかった。という気持ちも湧き上がってきた。
つまり、わたしの中で好きな音楽を聴くこと、アーティストを応援する（自分の感性を好きでいる）ことは、自分を好きでいられることに繋がると感じた。

わたしは好きな音楽を聴いて自分が強くなったのではないかと錯覚することがあるが、これも自分を好きでいれるからというのが理由のひとつなのかなと思った。

世の中にはもしかしたらファッションで音楽を聴いている人がいるかもしれない。ファッションで音楽を聴いている時、純粋にその音楽が好きな訳ではなくても、聴いている自分が好きなのであればそれも音楽を聴くことの理由になるのかなと少し思った。（まあ、その音楽が純粋に好きであって欲しくはあるが。。）

思ってたこと言葉に出来たことで私が音楽を好きな理由、音楽を聴いている根の理由が見えてきた気がして嬉しい。

思ってること言葉にするってやっぱりいいね。