新境地を拓く『黎の軌跡』が楽しみすぎる
発売日からずっと『英雄伝説 黎の軌跡』を遊んでいる。
途中で忙しくなったり,ハードウェアが変わったり,アクシデントが重なったが,飽きることなく遊べている。
流れるように速い戦闘,飽きさせない展開,個人的に好みである。
現時点でまだ攻略の最中だが,今のうちに瞬間の感想をまとめておきたいと思い立ち,まとめることにする。
一新されたシリーズは正しく『東亰ザナドゥ』の再来
自分がファルコムの新作を毎年買うきっかけとなった『東亰ザナドゥ』は,作品単体としても十分楽しかったし,何より既存シリーズと異なる新基軸を打ち出した,可能性に満ちた作品だった。だからこそ2016年のPS4版以降新展開が聞こえてこないことを残念がり,新作を待つ声もやまない。
『黎の軌跡』は既存シリーズの新展開だが,戦闘システムの一新によりアクションバトルが部分的に導入されたことにより,久しぶりに『イース』シリーズ以外のアクションバトルが登場した。これが非常に快適で,元々『創の軌跡』までも快適だったが,先制攻撃のためにタイミングを計る必要がなく,コマンド選択から実行までの時間も短いことは快適さを大きく底上げしている。4年前に『閃の軌跡III』を遊んだ際の驚きに近いが,今回はそれがより強化されているように感じる。
次回作も是非このシステムで遊びたい……
再現され続けるアトラス過去作あるある
それこそ『東亰ザナドゥ』の頃から,アトラス作品のオマージュらしき展開が差し込まれるのは,アトラスマニアの端くれとしては嬉しい。例えば『東亰ザナドゥ』終章のダンジョンと『女神異聞録ペルソナ』のラストダンジョンの比較,そして『閃の軌跡III』や『閃の軌跡IV』の構成と『ペルソナ2』2部作の構成の比較は,アトラスとファルコムの双方を知っていると面白い。
そして『黎の軌跡』は,これまで以上にアトラス作品へのオマージュ感をずっと感じている。主人公が事務所を構える設定は『デビルサマナー』シリーズとの共通点を感じさせ,アクションとコマンドのあいの子のシステムは『デビルサマナー 葛葉ライドウ』2部作を思い出させる。そしてストーリーの随所に挿し込まれる諸々の展開は『真・女神転生』シリーズでお馴染みのものが多い。まさか,アトラス作品でお馴染み『あの大量破壊兵器』がファルコム作品に登場するとは……
これを書いている時点で5章の半ばだが,これ以降も懐かしい展開が待っていると思うと期待が止まないが,まもなく自分はアトラスの新作を遊ぶ必要が……
これからナホビノとグレンデルの併走が始まる……
『真・女神転生V』が発売される11月11日までに『黎の軌跡』をクリアして,気持ちよくアトラスの新作を待つ予定だったが,結局重なってしまった。重量級2つの併走はきつい……。
とりあえず,頑張る……(何を?)
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