主役はつねにお客さま。聞き上手とは、話させるのが上手な人のことです。
お客さんにたくさん喋ってもらいましょう。
かんたんなのは、主語を「わたしは」ではなく「あなたは」にすることです。
「○○さんは△△なことがあったらどうする?」
「○○さんは◆◆ってどう思う?」
このように、まず質問を投げかけます。その答えをひろって、なぜ相手がそう思うかや、自分だったらこうしてしまうな、などと話をひろげていきます。
ひとというのは自分をわかってほしい、自分に興味を持ってほしいという欲求をもっています。お金を払って飲んでいるお客さんならなおさらのことでしょう。
それなのに、会話に詰まるとどうしても自分のことを話してしまいがちです。
「なにかおもしろいことはなかったかな?」「笑ってもらえそうなネタはなかったかな?」
思考を巡らせますが、その話題の中心に相手はいませんよね。
主役はつねに相手です。聞き上手とは話させるのが上手な人のことなのですね。
会話の中心に相手を置くことが大切なのです。