Tour of Antalya(UCI2.1) St.4
レース情報
距離 183.9km 順位 142位 総合 129位
メンバー
畑中勇介、トマ・ルバ、レイモンド・クレダー
山本元喜、ドリュー・モレ、孫崎大樹、白川幸希
レースレポート
今日は、ドリューの総合を守ることはマストで、チャンスがあれば1つでも上にあげること。
また、最終日なので、白川も逃げにチャレンジしていく。
最終日にして、最長の180kmのレース。
昨日も身体がおかしかったが、今日は朝からおかしすぎる。
いや、昨日の夜からおかしかった。
寝転んでいても、色々な部分が固まっており、痛い。
実際、睡眠スコアは最悪で、寝ていても覚醒状態になっており、自分自身でも感じるほどおかしい。
こんな状態で180km走れるのかと、かなり不安になる。
全ては第2ステージでおかしくなってしまった。
とりあえず、朝食を食べ、準備をしてスタート会場に向かう。
会場に着き、出走サインを済ませた後に、マッサーの安見さんに相談する。
触ってもらうと、背中、肩、首がおかしいくらい固まっている。
「おかしいぞ、なんで!?」
って聞かれるレベル。
落車なのか、自分のポジションではない自転車と寒さの中の下りによる、変な力みでおかしくなってしまったのか、、、
動くだけで全部痛い。笑
安見さんのスーパー治療でだいぶ良くなった。
なので、とりあえずやれることをやろう。
最悪、DNFでもいいので、登りまでのアシストでもできればと出走する。
ニュートラルスタートから体は重いが、謎の痛みがだいぶマシ。
これはいけるかもしれない。
と、思う。
アタック合戦が始まり、前では白川、元喜さんが動いている。
今日も許してもらえる雰囲気はあるが、皆逃げたいがため、アタック合戦が続く。
スタートして20km地点に200mほど登る、ちょっとした丘がある。
アタック合戦のスピードのまま突っ込み、かなりのハイペース。
後ろではどんどん千切れ始める選手が出てくる。
僕はなんとか後方に着いたままクリアすることができた。
登りに向け、抜け出していた元喜さんと白川、畑中さんが後ろに取り残されてしまう。
ひとまず、僕がトマやドリューのサポートに動く。
登りきり、少し落ち着いた所で、再びアタック合戦が始まる。
リーダーチームや有力チームは逃げを行かせたい模様。
抜け出せそうなので、僕もチャレンジする。
が、カウンターで行かれた逃げが決まる。
完全に集団は止まり、逃げが確定。
その間に天気が怪しくなってきたので、トマさんやドリューのレインジャケットを取りにいく。
また、完全に集団が止まったことにより、元喜さん達も復帰に成功する。
ここからはリーダーチームのコントロールが始まる。
この間に補給などをしっかり済ます。
チームでまとまり、走る。
この先、登りがあり、入り口が狭くなっているため、それまでに皆でドリューの位置を上げていく。
が、その途中のトンネルが真っ暗で、落車が発生。
キナンは誰も巻き込まれなかったが、ドリューが後ろにいた模様。
元喜さんが近くにいたので、すぐにフォローに入り、集団に復帰した。
その勢いのまま、キナンで集まり、登り口に向けて先頭までできる。
畑中さん、元喜さんの誘導でしっかり先頭に並ぶことに成功。
ドリューを先頭で登りに突入させることに成功した。
トマさんとレイモンドも前方で突入できたみたいだ。
登りはペースが速く、ついていけず、近くで遅れ始めていたライダーとまとまる。
ここからはグルペットでゴールを目指すことになる。
頂上につく頃には40名近い大集団になっており、完走は間違いないだろう。
が、やはり体はキツい。
むしろ、今まで安見さんのマッサージで誤魔化せていたが、集中も少し切れ、時間も経ったことにより、痛みが出てくる。
それに、今日は180kmと長い。
まだ、半分の90km。
完走できるか不安になる。
が、40名と大きな集団で助かった。
だいぶ楽に走ることができる。
そこからは淡々とペースで走り続け、無事にゴールにたどり着いた。
先頭では、ドリューだけになったみたいだが、しっかりメイン集団で走りきり、総合で遅れた選手がいたため、総合順位を2つあげて、16位でフィニッシュした。
畑中さんは登りでリタイアしたが、残り全員無事フィニッシュ。
個人的には第1ステージと第2ステージ前半は良かったが、それ以降は全くダメだった。
何もせず、ただ走っただけ。
ヨーロッパツアー1クラスのレースを経験できたが、もう少し戦えるようになりたいと改めて感じた。
ただ、今回のかなり良いレースを走れたので、次のJPROツアーに繋がってくると思う。