JBCF第4戦 宇都宮清原クリテリウム
レース情報
距離 63km 順位 3位
出走メンバー
畑中勇介、山本元喜、新城雄大
孫崎大樹、宮崎泰史、柚木真元
レースレポート
今日の作戦は、とにかく攻撃を打つこと。
無難に集団スプリントになると、愛三、BS、スパークルなどの、スプリンターチームが素晴らしいトレインを組んでくるので、分が悪い。
ひたすら攻撃を打ち、逃げを作りたい。
最悪、集団にダメージを与えられれば良い。
僕もスプリントだけに振るのではなく、昨日の反省も含め、前半は動いていく。
後半、スプリントになる雰囲気になってしまった場合は、僕だけスプリントに備えるようにすることになった。
パレード走行が始まり、ブリッツェンラッピングが施されたLRTと並走するシーンも。
初めて見る光景に僕ら選手も大はしゃぎ。笑
その次の瞬間にはリアルスタートと慌ただしいスタートになる。
作戦通り、元喜さんが初めから仕掛けていく。
捕まればカウンターで雄大さん。
次は泰史、僕。
というように代わる代わる前に抜け出しを図る。
あっという間に5周ほど消化する。
ヘアピンコーナーが一ヶ所で、それ以外は流れるコースのため、前以外は楽なのではないかと、一旦下がって様子を見に行く。
一番後ろまで下がりきり、自分のペースで前に左右されない走りをしていれば、楽だった。
が、無駄に中途半端な位置で無駄な位置取り争いをしていると、インターバルを自分でかけ続けることになり、キツいっちゃキツイ所もあった。
なので、うまく潜んで走れている選手からすると、そこまで苦しむコースではなかった。
ただ、前に上がるのは容易ではないコースとペースだったので、どこかで割れたりすると逃げが決まる可能性もあった。
3周ほどかけて、再び前に上がり、情報をチームメイトに共有する。
攻める走りが無駄ではないので、引き続きやっていくしかないと確認する。
気づけば残り10周。
次が周回賞が設定されている周。
前に位置しているし、そこまで苦しくないので、取れるなら取ろうと意識する。
最終コーナー手前、行こうと思えば行けたが、前に元喜さんと泰史が見えたのでステイする。
すると、案の定、元喜さんがフルもがきしていく。
もう一人の選手と競っているように見えた。
ゴール地点を通過する時に、放送で元喜さんが取った事を聞きとれた。
その後も、ひたすらキナン勢は攻撃を仕掛けていく。
僕も集団に疲労の色が見え始めていたので、自ら踏んで逃げを確定させるように動いてみた。
が、回せない選手や、チェックで入っただけの選手もおりうまく回らず、すぐに集団に繋げられてしまう。
残り6周。
シマノが前で集まり始めたので、スプリントに向けてまとめていくと思われる。
なので、僕は最後の有力選手の抜け出しだけ警戒しつつも、シマノの番手を確保しにいく。
残り5周。
雄大さん含む4人が少し抜け出す。
メンバー的に良いメンバーなので、集団に蓋をするような動きをしていく。
マトリックスとブリッツェンも乗っており、3チームで止めるような動きをするも、愛三の富原選手が1人で詰めていく。
残り4周。
富原選手により、吸収されたが、カウンターで元喜さんが仕掛けていく。
本当に今日は元喜さんと雄大さんが打ちまくっていた。
残り3周。
まだまだ攻撃していく。
畑中さんが所々ケアで動いてくれ、スプリントにしたいチームが集まりにくい展開にしていく。
残り2周。
シマノがしっかりコントロールを始める。
その後ろを僕が着き、僕の後ろに泰史や畑中さんが抑えてくれ、位置取りを容易にしてくれる。
残り1周。
シマノを先頭にBSや他のチームが上がってくるも、位置をキープする。
マトリックスの上がりの煽りを受け、一度15~20番手まで下げてしまう。
残り半周。
ヴィクトワールの上がりを利用し、さらに前に上がり10番手ほどに戻る。
マトリックスが強力な牽引を見せる中、愛三の草場選手、岡本選手のコンビの番手を取りにいく。
この展開だと、最後、草場選手の素晴らしい上がりから、岡本選手が発射され、勝つパターンがある。
他の選手も承知済みなので、単騎勢の取り合いがあるものの、うまく収まり最終コーナーへ。
予想通り、ここぞのタイミングで草場選手が上がっていき、最終コーナーを先頭で抜ける。
僕は争いながらも5番手ほどで通過。
コーナーを抜けてからは、何も考えず死ぬ気でもがく。
フルガス。
隣でブリッツェン、フェン選手がもがく。
お互い意地で張り合う。
岡本選手を捲る足もなく、少し失速した結果、伸びてきたシマノ、石原選手に差されて3位でゴール。
最後、位置を下げたり、岡本選手の番手取りで無駄足を使ってしまっていた。
その辺を修正し、しっかり勝てるようになりたい。
また、チームとしては最後まで一貫して攻め続けられた。
そのおかげで、他のチームにダメージを与えられたし、僕も温存できていた。
自分のためにも、チームのためにも最後、差せるように精進します。
2日間、応援ありがとうございました!