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命は一瞬②
手術前日から当日
そしてあっという間に1週間過ぎ手術前日。この日は午後から入院なので家のことして息子を実家に預けて送ってもらいました。車の振動すらもしかしたら出血するかもまできてたので怖かった。
コロナの影響もあり母とは駐車場で別れいざ産婦人科外来へ。
術前検査は前回の検診の時に済ませてあるのでそのまま産婦人科病棟に行き着替えて前処置まで病室で待機してました。
病室はできたら個室が気持ち的にも良かったので個室おすすめです。好きなことできるし1人だからゆっくりできるので個室で本当よかった。今回の病院は婦人科疾患も産後のお母さんも同じフロアだったのでたまに聞こえちゃうんですよ新生児の鳴き声。私は大丈夫だったけど私と同じパターンの人は辛いだろうなあって。
夕方になると前処置の呼び出し。前処置というのラミナリアなどの子宮口をゆっくり開くための棒状のものを子宮口に差し込む処置です。これをするのは初産婦さんはとくに子宮口が硬いので柔らかくして手術しやすくするためだそうです。経産婦の場合はやらないところもあるみたいですがここの総合病院はやるとのことで…
この処置調べたら調べるだけ「痛い」「失神した」しかでてこないので本当怖かったです。私の場合は先生が上手だったので一切痛みもなくその後の広がってる間も痛くならずに過ごせました。その人その人によるのでこればっかりはこうだよ!とは言えないのです。脅してきた看護師2人は許せないまじで終わるまで怖かった。
そしていよいよ手術日
前処置のときもだったけど緊張しすぎてずっと吐き気止まらなくて止まらなくて手術の時間なるまでずっと寝てました。
そして点滴いれられて(これもまた痛かった)時間になると看護師さんと一緒に歩いてオペ室へ。
オペ室って本当独特の雰囲気があって別世界のようでした。同じ病院のはずなのに別の場所に連れて行かれてる感じ。
怖さもあったけどなによりお腹の子とここで本当のお別れかと思うと急に辛くなって子供のように泣いて泣いて看護師さんたちに肩を撫でられ毛布もかけてもらって慰めてもらいました…いざオペ室にくるとやっぱり現実なんだと思い知らされちゃってめっちゃ辛かった。
そして落ち着いてから私のオペをする部屋に歩いていきました。自分で台の上に上がり心電図や血圧の器具をつけ今回は砕石位という体位で行うのでその格好になりました。
そして麻酔をいれられてぼーーっとした感覚で手術は始まりました。麻酔入ると背後から何かに包まれる感覚がしてちょっと気持ち悪い感じとウトウトした感じでなんとも言えない不思議な体験でした。麻酔科の女医さんは夏木マリさんそっくりでした。
麻酔は静脈麻酔なので完全に眠るわけではないので音も光もわかりました。寝る人は寝れるらしいけど私はなんとなーくわかるなって感じのかかり方でした。
体感時間は1分ぐらいだったけど気づいたら20分くらい進んでてあっという間にオペは終わりました。
一番印象残ってるのは機械の音も聞こえるのでお腹にいた子を吸い込む音が聞こえたのはなかなか精神的にキツかったこと。ズズズッて何かを吸い込む音が2回ほど聴こえて多分最初の1回で我が子だったものが吸われたのかなあと思います。
名前を呼ばれて完全に覚醒してそのまましばらく待機。
看護師さんの1人がすぐそばに来てくれて、よく頑張ったね本当よく頑張った。まだまだ辛いけどきっと乗り越えられるから大丈夫よ。ってずっと頭撫でてくれたのは今思い出してもちょっと泣けてきてしまうぐらい少し心が軽くなった瞬間でした。
そのまま病室までベッドに運ばれて2時間はベッド上で寝たきり安静で携帯はいじっても大丈夫だったので旦那と両親に連絡してそのまま2時間寝たり起きたりしてました。
30分に1回体温と血圧と心拍確認して出血量も確認されて何も問題がなかったのでお薬と再診予約をして帰りました。
できれば2度としたくないしなりたくないですがこればっかりは運と身体次第なのでなんとも言えないけれども
ある意味貴重な体験もしたなと思いました。
流産は誰しもが起こりうることでならずに産めるというのは本当に奇跡で最初に生まれた息子はそのいろんな奇跡を起こしながら今元気に過ごして育ってくれてるんだなと愛おしさが増しましたし一瞬でも来てくれた2人目の子も短い期間だったけど我が子には変わりはないのでずっと忘れないんだろうなと思います。
オペ後のことは1週間経ったらあげます。
長い文章ですいませんでしたが私の体験記でした。
この記事が私と同じ状況の方のお役に立てますように。