【格安サブデッキ】 ワイトのすゝめ 【遊戯王マスターデュエル】
はじめに
この記事は初心者の「とりあえずソロモードを進めてジェムを集めたいけどどんなデッキを組んだら良いか分からない…」という方や「とりあえずある程度ランク戦を回してきたけど、何か新しいデッキを組みたいな…」と言った方向けの記事です。
このため、初心者の方向けの解説もやや多くなりますが、その点はご了承ください。
ワイトを組もう!
ワイトデッキでは「ワイト」関連のカードは可能な限り採用することになります。
ワイトキングが墓地の「ワイト」の数だけ攻撃力が上がるから、というのもありますが、デッキの中のワイトが大体全部いなくなる程度には墓地が速攻で肥えるからです。(とはいえ1ターンで削り切れるだけの打点を用意するのは困難なのですが)と言うわけでワイト組む時は脳死で(通常モンスターのワイト含めて)ガン積みしましょう。
この際に必要になるCPはNとSRが180、Rが210となり、サブデッキとして組む場合は後述のNやRの妥協枠を手札誘発にするとランク戦でも使えるデッキになります。(最後にガチ寄りリスト付き)
これがお安めワイトだ!
それでは先に完成形のデッキをお見せしてしまいましょう。さっさとデッキだけ見せろ、という方もいらっしゃることでしょうし。
サンプルリストはこんな感じ。「不知火流 燕の太刀」はSRのカードですが、ソロモード「妖を討つ炎」のクリア報酬デッキに「不知火の宮司」と一緒に入ってるので、レンタルデッキを駆使してここまで頑張ってみてください。
注意点として、燕の太刀はデッキに不知火モンスターを採用しないと発動ができないので、宮司とセットで採用するのが必須です。手札誘発等と入れ替えるのであれば真っ先にこのセットを外すのが良いでしょう。
ちょこちょこ混ざってるURに関しては「格安構築にするとしてもどうしても欲しい」レベルの物とソロモードで配布されるURになっています。(うららセットを買っていない方は今すぐ買ってください、うららは一生使うので)
回し方について(ざっくり)
さて、ここからは具体的な回し方について説明していきたいと思いますが、大前提としてワイトデッキではとても重要なカードが2枚あります。
それが「ワイトプリンス」と「ワイトベイキング」
コイツらはレベル1かつどちらも墓地に送られた際に凄まじいアドバンテージを稼いでくれるという共通点があります。
ワイトプリンスの墓地に送られた場合に「ワイト」と「ワイト夫人」を手札・デッキから墓地に送る効果を2〜3回使い、ワイトプリンスの効果でそのまま除外してワイトキングを出して勝つ!コレがワイトデッキの必勝法です。ぶっちゃけてしまえばワイトプリンスを何回上手く墓地に送れるか選手権ですね。
採用されてるUR
召喚権を使わずにベイキングやプリンスを用意できる「おろかな埋葬」と「ワン・フォー・ワン」そして場に出したそいつらを簡単に墓地に送れて、なおかつ次のターン以降も1枚あれば使い回せる「リンクリボー」が今回採用されている生成が必要なURカードとなります。
とはいえこれらのカードは遊戯王をやる中で「いつかどこかでほぼ確実に使う事になるであろう汎用的なカード」かつ、「それぞれ1枚づつあれば充分」という特徴があります。
UR、作らないとダメですか?という方に向けて
いつかパックで当たるかも…と思う方にも安心(できないけど)な事にリンクリボー以外はマスターパックのみでの入手な事、リンクリボーに関しては初期デッキの強化と銘打たれている「リバイバル・オブ・レジェンズ」に追加収録されているだけで「シークレットパックでピックアップされる」事は無いので腹括って作っちゃってください。
エクストラに関して
エクストラデッキは先程説明したリンクリボー1枚とリンク状態のモンスターにいわゆる貫通効果を与えることができるリンクモンスター、「ペンテスタッグ」が採用されています。このペンテスタッグ、Nでありながら確実に勝ちを増やしてくれるカードであり、素材指定もワイトを使えない程度である為採用し得です。余裕のある方は「アンダークロックテイカー」を採用しておくとフルパワーワイトキングをそのまま叩き込めます。
ワイト以外の採用カードについて
堕ち武者
ワイト以外のカードについても説明していきましょう。
まずは「堕ち武者」悲しみを背負った格安代用枠です。
代用されているのはこのカードになります。
牛頭鬼は起動効果な事に加えて墓地に送られると墓地の他のアンデット族を除外して手札からアンデット族を特殊召喚する事ができますが、ぶっちゃけ他のデッキを作る際に1番足りなくなるのはSRのCPなので堕ち武者を採用しています。
そもそも牛頭鬼も堕ち武者も次のターンまで生き残らない上に今回はアンデット族最強カード、馬頭鬼が(SRの為)採用されていないので、召喚時にしか発動しないデメリットもそんな気にならないと思います。
落とすカードについてはこのターン使っていなければワイトベイキング、使っていたらワイトプリンスを落としましょう。一応、相手のカード効果で離れるとデッキから4以下アンデットを出せるので「ワイトプリンセス」を出して複数枚のワイトプリンスを落とす可能性が生まれているのは一応の利点です。(まず使えませんが)
怪粉壊獣ガダーラ
次に怪粉壊獣ガダーラです。コレも実は代用枠。壊獣に関しては他の色々なデッキで対策カードとして採用する事が出来るので、気合入れて下記の「海亀壊獣ガメシエル」を作成しても良いですね。
他にも何種類かRには壊獣がいるのですが、「ワイトプリンセス」の②の効果で攻撃力をダウンさせた際に最も攻撃力が低くなり、ワイトプリンセス無しでも1番攻撃力が低いため採用しています。
ワイトプリンセスについてはもう少し後で詳しく説明しますが、1番通常召喚して強いカードです。
生者の書-禁断の呪術-
最後は「生者の書-禁断の呪術-」です。コイツはアンデット族限定の死者蘇生に相手の墓地除外が付いたガチイカれカードです。脳死で積んでも良いでしょう。現代遊戯王で墓地にモンスターが落ちない事はほぼありえません。こいつが腐る事はまず無いので安心して採用してください。
回し方のコツ
それでは具体的な…具体的か…?回し方を簡単に解説していきます。
と言っても基本的に覚える事は3つだけです。
「ワイトベイキングでの手札の加え方と捨て方」
「ワイトキングは何体出すか」
「ワイトプリンセスの弱体化効果のタイミング」
ワイトベイキングでの手札の加え方と捨て方
まず「ワイトベイキングの手札の加え方と捨て方」についてですね。
ワイトベイキングは墓地に送られた場合、デッキからワイト関連のモンスターを2種類加えた後、手札を1枚捨てるという爆アド効果を持っています。
他のデッキにあったら卒倒するレベルの効果ですがレベル1の雑魚モンスターな上に現代遊戯王で最も妨害されやすい「墓地発動」の「デッキサーチ効果」の為に許されているカードな訳ですね。
この時に加えるモンスターですが、基本的には召喚権が残っている場合は
「ワイトプリンスとワイトプリンセス」
召喚権が残っていない場合は
「ワイトプリンスとワイトメア」
既に手札にワイトプリンスがある場合は
「ワイトメアとワイトプリンセス」となります。
ワイトメアは除外されているワイトを墓地に戻すか、ワイト夫人を特殊召喚する事ができる効果を持ち、ワイトプリンスの「墓地のワイト2枚と自身を除外する事でデッキからワイトキングを特殊召喚する」効果との噛み合い方が尋常じゃないです。墓地のワイトが2枚増える事でワイトキングの打点を2000上げられます。
また、ワイト夫人を特殊召喚する効果についても、ペンテスタッグやアンダークロックテイカーをリンク召喚して貫通ダメージによる勝利を狙う際にとても役に立ちます。
ワイト夫人にはワイトキングをモンスター効果以外から完璧に守る効果もあり、相手の伏せカードを気にせずに攻める事もできるのでワイトメアはサーチ最優先カードです。
度々現れているワイトプリンセスは召喚・特殊召喚成功時に「ワイトプリンス」を墓地に送る②の効果と、手札・フィールドから墓地に送るとリンクモンスター以外のモンスターの攻撃力を大幅に下げる③の効果があり、ワイトプリンスを墓地に送る効果によって一気にデッキ圧縮が可能かつ、リンクモンスター以外からのダメージを大幅に抑える事が出来るので手札に持っておくと安心な1枚です。
ワイトキングは何体出すか
次に「ワイトキングは何体出すか」ですが、基本的にワイトプリンスの効果で1体、通常召喚権が余っているかワンフォーワンをトドメに使う際に2体目を出すという認識で大丈夫でしょう。
というのも、大体の場合ワイトプリンスの効果で出した時点で5000くらいの攻撃力があり、そこからワイトメア等の効果を使えば大抵8000は軽く越えます。相手は恐らく死ぬでしょう。参考として盤面を用意しておきました。
凄まじい攻撃力ですね。惚れ惚れしちゃいます。(実はワイトプリンセスを召喚しようとして間違って攻撃力を下げる効果を使っちゃいました。よくやるミスかつ巻き戻せないので注意しましょう)
ワイトプリンセスの弱体化効果のタイミング
話がそれましたが「ワイトプリンセスの弱体化効果のタイミング」について、これは相手ターンは「ワイトプリンセスが攻撃されたダメージステップ」、自分ターンは「ワイトプリンスの効果を発動したタイミングのチェーン」が理想です。
コレに関してはこのタイミングで使えば良いってだけ覚えておけば良いです。
改造案について
さて、ここからは改造案についてを説明していきたいと思います。
今回のデッキでの妥協枠はこのカード群です。
この辺りのカードをお好みで手札誘発に変更したり、強欲で金満な壺を採用したりする事でもっと幸せになる事が出来るでしょう。死者蘇生が入っていて、なぜ生者の書が入れ替え候補では無いのかというと、モンスターの墓地除外は偉大だからですね。シンプルにそれに尽きます。エルドリッチパクったところで何にもなりませんから。
それでは改造案を一つ載せておこうと思います。
誘発採用のリスト
………お前も持ってないカードがいっぱいあるじゃないかというツッコミは無しでお願いします。ボクもワイトはあくまでサブデッキなんです…(メインで使ってるのが帝王な関係でエクストラも無ければ誘発もない)お好みで生者の書を増殖するGや無限泡影に変更するのもアリですが、生者の書でベイキングを釣るアドの方が興奮度は正直大きいと思うのでどっちもどっちですね。
世の中にはワイトを使ってプラチナ1まで上がった人も居るそうで…凄いですねぇ
筆者の使用中リスト
ボクが使っているリストはこんなんです。
リンクとかも結局そんな使わないんで最低限だけしか積んでないですし燕も蘇生も抜けてないんですけど、なんやかんやで便利なので充分強いと思います。
終わりに
さて、適当な説明とかも割と混ざっていますが、オススメできるだけのロマンと爆発力のあるデッキであり、Silver帯くらいまでであれば充分戦えるデッキになっているので、その点でもオススメのデッキなので熱い感情を表現する為に筆を取りました。最後に実際にランク戦で叩き込んだバ火力でも添付しておこうと思います。それではまたいつか会えると信じて!