レッスンいらねーと思った訳
先日、ある中学生のラウンドレッスンを担当した時の話です。
初めてレッスンを担当したのですが、彼はどうやらフェードヒッターの様子。
ところが、トップが止まらずに悩んでいました。
「いつもこんなトップ出るの?」と聞くと、
「いえ、そうでも…」との事。
どうやら前日に、いつも行く練習場のプロからスイング改造をされて、それが上手くいってない様子。
「体を使わずに手で打てって言われました」との事。
聞いてびっくりしたけど、なるほど、彼は多少体の動きが左右に多くて、それを抑えたかったかなと。
体の軸があまりブレないように、本人も意識していました。
しかしフェード、スライスに慣れた彼がそれをやれば、トップが出るのも頷けます。
軸がブレないことでクラブの軌道はそれまでと比べてドローヒッター寄りになるので、ボールの置く位置も変えなければいけません。
どうやらそんな指導は無かったようで、ひたすらボールの頭を叩いて、トップが出ていました。
彼のスイングについては「また同じコーチに相談して、早く治してもらえ」とだけ言って、あとはラウンドレッスンに集中しました…
スイングは本当に微妙なバランスの上で成り立っていて、どこかを直せば、別のどこかを直す必要が出てきます。そして元のスイングには決して戻れません。
自分の信じられるコーチを見つけて、その人についていくのが一番ですが、これがとても難しいのです。
週替わりでいろんなコーチに習う人もいますが、コーチによって言葉も感覚も違うので、絶対にお勧めできません…
そこまでくると、あんまりコーチに習って習得するより、独学した方がマシだなぁ、と思ったわけであります。
少なくとも私が教える生徒には、責任を持って指導しようと思いました。(違うコーチがいいと生徒がいうなら、そのコーチへの引き継ぎまでしたいなぁと)
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