「仮面ライダークウガ」が名作すぐる
「だから見ていてください!俺の!変身!!」
・仮面ライダー作品の視聴は2年前の「リバイス」から始まり、
昨年のギーツ、平成ライダー4作目のファイズ、
現在放映中のガッチャード、そして平成ライダー1作目のこのクウガと
少ない中ですが、このクウガが平成ライダー作品、
はては仮面ライダー作品の中でもトップクラスに人気がある
理由がよくわかりました。
個人的に思うクウガの魅力は、
①シンプルな歓喜懲悪なストーリー
②リアル性と人間ドラマ
③ヒロイン役の「一条薫」の人間性と心境の変化
の3つかと思います。
①シンプルな勧善懲悪なストーリー
・昭和ライダーで言えば、
「世界征服を目論む悪の結社「ショッカー」を
改造手術をされた本郷猛が仮面ライダー1号として戦う」という
もっと王道ストーリーなわけですが、
クウガにおいては、
「古代より人類を殺戮する「グロンギ」と、
それと戦う戦士「クウガ」の力を手に入れた五代雄介が
「みんなの笑顔を守るため」戦う」という、
ちょっと歴史ミステリー要素がありますが、本筋の
勧善懲悪というスタンスは保たれていると思います。
・グロンギが人類を殺戮するのは、
世界を征服する為とかではなく、単純に
「ゲーム」として殺しまくり、
それを阻止すべく戦っているので、
ある意味殺意が高い敵とは思います。
・変身のバリエーションもゴタゴタしていない
かつ、物理攻撃多めでこれもシンプル要素?かも。
あと「2号ライダー」が出ない作品になります。
最近の仮面ライダーの変身はごちゃごちゃしすぎねんな・・・
②リアル性と人間ドラマ
・全体的な映像のテイストは、昔のドラマっぽい感じです。
実際、クウガに変身する五代雄介と、
警視庁の一条薫が協力してグロンギの討伐にあたるので、
「刑事ドラマ」って言えば、そうかもしれません。
「仮面ライダー」って子供向けの映像かと思いきや、
普通にドラマを見てる感じになる程の作りこみかと思います。
・様々な現場やシーンが変わる際に、
その場所と時間が表示されるので、リアルタイムで物語が
進み、展開の整合性を取っている演出にこだわりを感じます。
・今は色々と規制や自由度が下がってしまいましたが、
当時(2000年時点)の緩さから、バイクでのチェイスシーンを
公道でやってのけるシーンが多い点は、
昔ならではといった要素だと思います。
・2人を取り巻く人物にもドラマがあります。
グロンギの被害にあい父親を殺された女の子、
グロンギと戦うため、クウガを調べるために
息子とのプライベートを捨てても仕事に打ち込む研究員など、
グロンギとクウガの戦いによって人生が変わり、
五代や一条さんとかかわることで、その人生を見つめなおし
道を歩んでいくというのが、個人的には印象的でした。
一条さんの警視庁チームもいいんですよねぇ。
③ヒロイン役の「一条薫」の人間性と心境の変化
・ぶっちゃけ、これが一番私の中で刺さった要素。
正義を重んじる寡黙でクールな刑事なのですが、
五代と関わり、ともに戦う内に少しずつ
心を開いていき、感情を見せてくれるようなります。
いわゆる、「クーデレ」ってやつですかね。
・キャラクター(主人公)の成長(変化)は
いつだって魅力的だと思うのですが、
これが作品を通して強く感じられた
のが一条さんだと思うので、魅力的だなと感じます。
・男性の登場人物ですが、ワタシは「ヒロイン」で
差支えないと思います。
「相棒」というのが正しいのかもしれませんが。
・戦闘でも勇敢に立ち向かうのですが、
クウガと違って生身の人間なのに
結構無茶したりして笑えます。
ただ、回復も早い。つよい。
そのほか
・不満があるとするならば、グロンギが話す
「グロンギ語」がわかんないので、字幕が欲しかった。
ここではリントの言葉で話せ。
・BGMがかっちょいい。
・主題歌もかっちょいい
(最初はなんかまったりした曲で、昔からの仮面ライダー感あるなぁ
と思ってましたが、完全に教育されいるので、今では
後期OPで2番の歌詞に切り替わった時点で震えました)
・仮面ライダーのとっかかりの作品としても
いいと思います。「特撮」にとらわれず、
ドラマとしての魅せ方も多いですし。
じゃけん、YouTubeで1話2話みれますので、
みましょうね~
というか、2話が大事なんですよね。2話が。
ほな、また・・・