ラニーノーズのnoteから反転アンチにならない教訓を探る
はじめに
ラニーノーズ関連の例のnote群を読んだ時に衝撃を受けた。
話が理路整然として分かりやすく、心情が理解しやすく書いてあるのに、結論だけが間違っているとしか言いようがない。
ただ分かるのは、彼が反転アンチとなってしまった挙句に排除されたということ。
これは彼自身も半ば自覚的に書いている部分だと思う。
しかし彼はそれでもまだ好きでいるようで、その愛については本当にすごいものだと感じる。
また、ここまで排除されているのに、本人には全く悪意がないというのもすごい。
今回、彼のnoteを読み、彼が反転アンチになった軌跡を考察することで、今後自分が反転アンチにならないような教訓を得たくて、記事を書いています。
1.好きではないものは推してはいけない
音楽活動のファンをきっかけとして、お笑いのファンになっている。
これが悲劇の始まりだろう。終始音楽活動についての不満はなさそうに見えるので、音楽活動だけを追えていたら、ここまで話は拗れていない。
もしここで「音楽は好きだけどお笑いは合わなさそうだから、そもそも手を出さないでおこう」と判断出来ていたら、そこで話は終わっていた。
帰りの新幹線で、物語を終わらせないといけなかった。
自分が好きなものを自覚して、好きではないものには距離を取るというのは、自衛として大事なことだと思う。
しかし、推し活をしている時に、その人の何が好きかなんて考察出来るものなのだろうか?
しかし、明確に止まれそうなタイミングがここぐらいしかない。
2.ガチ恋をしてはいけない
恋とは尊いものだし突然訪れるものだというのは大前提だけど、それでも推しにガチ恋をしてはいけない。
客観的事実らしきものだけを拾っても、結構な迫害を受けているし、彼の中で理不尽に感じるような目にもあってきている。
何より、本人から明確な拒否反応を示されている。
それでもまだ愛を語る姿は、傍目から見たら狂気に満ち溢れている。
推しとは距離感が保たれているからこその推しであって、その距離感を見誤らせやすいガチ恋はリスクが高すぎる。
愛が強火すぎて、最終的に周囲どころか推しとの関係性まで吹き飛んでしまっているのに、愛だけがまだ続いている悲劇が今回のケースと言えるだろう。
ガチ恋しそうな時は「相手は自分が推すほどの人なんだから恋人ぐらい当然いる」と思うのがいいって何かのYouTubeで見た。
3.推しを自分の形にしようとしてはいけない
好きだからこそ、相手に対して自分の理想に近づいてほしいという気持ちがある。これは普通の人間関係でもある感情だ。
しかし、相手も人間だから、気持ちを押し付けすぎてはいけない。
こうしろああしろと言われすぎると、誰だって不快だからだ。
そもそも推し活とはファンと演者の距離感だから成立するのであって、ファンが演者に何かをしてほしいと望んでも成就しないことを前提にしないと破綻する。
今回の場合、推しにもっと良くなってほしい!という思考が巡り、自分が思う通りにならないことを全て推しに押し付けることになった。
実際は、ファンの意見で推しが良くなることはない。
一部なることもあるかもしれないが、絶対になるということはありえない。
それは相手にも考えがある人間だからだ。
それどころか、もっと良くなってほしい!という気持ちは、受け取られ方次第では不満に見えてしまう。
この気持ちをぶつけられすぎると、もはや攻撃にしか見えなくなり、嫌いになる。
実際、彼のことを「反転アンチ」と認定出来る決定的な点は、この気持ちをブロックされても尚ぶつけようとしているところだと思っている。
4.インターネットの使い方に気をつける
例の新道YouTubeは少しだけ見た。
終始、表現方法が間違っているということを言っていて、筋が通っているなあと思った。
人間だからネガティブな意見も出るかもしれないけど、それは居酒屋だとか見えないところでやれ。
ポジティブな意見は見えるところで言え。なるほど。
今回の場合、ネガティブなことを言うにしても、匿名掲示板か、裏垢を使うべきだった。
いや、それでも良くはないんだけど、個人が特定される形で運用してるXなんて、文句を言うのに一番適していない。
ネガティブなことを思いやすい人はいるけど、その感情を他人に向けることはリスクが高いと自覚しなければいけない。
実際、この人がとてつもなく嫌われているのも、ファン相手に顔バレしてる状態でバトってたからだと推察出来るので、そういうのはよくない。
結果的にファンコミュニティの閉じた輪からリークされたのも、嫌われすぎていたからだと思う。
そういうのは全部見えないところやバレないところでやるべきだ。
今回の場合はコミュニティが狭いから、匿名でもすぐバレそうな気はするので、やっぱり居酒屋なのか。
それでは救いがない気もするけど、元々誰かが救われる話ではなかった。
5.図星なことは直接的に言わない
人間は図星なことを言われると怒る生き物だ。
本当のことを言われたら嫌だけど、嘘を言われてもそれはそれで嫌な、我儘な生き物だ。
そして、怒るとその相手の言うことを何も聞かなくなる人は世の中にいる。多分そちらが多数派だと思う。
DMで図星なこと言われると大体の人は怒ると思う。
なので、本当と嘘をブレンドしないといけないんだけど、これが難しい。
塩梅が難しい場合は、相手が怒らなさそうなことを言うことになる。
それで盲目的ファンが生まれる。(一部マジで全部思ってる人ももちろんいる)
相手が怒ってでも言いたい!という欲はとてもよく分かるが、それは嫌われる可能性もあることを考慮しないといけない。
おわりに
この人が悪い人間だとは思えない。
誰だって思う感情を積み重ねて、結論が間違っていただけだ。
自分だったらどうなるだろう?と重ね合わせることが容易なのが怖い。
だからこそ、この人をバケモノとして距離を置かないために、この記事を書いたつもりだ。
最後に、嫌われることのリスクについて。
人は、人に嫌われない為に生きている訳ではない。
ただ、嫌われるというのは孤独な道ではある。
あまりお勧めは出来ないし、その責任は自分で取らないといけない。
これが社会というもので、私はいつも世知辛いなあと思ってます。