見出し画像

「暮らす」ために

「生きる」ためのお金だけだったら、1ヶ月に必要なお金はそんなにかからない。だけど、「暮らす」ためには、もっとお金が必要だったりする。

漫画『いぶり暮らし』(大島千春)の第32話に、そんな事が描かれている話がありました。

------------------------------------------

ちなみに。

『いぶり暮らし』は、主人公の頼子と一緒に住む彼氏の巡が、週に1度だけ、2人の休みが被る日曜日に、ちょっとだけ時間をかけて燻し料理を作る…というグルメ漫画です。

頼子は、カフェの店長として働いています。32話は、そんなカフェで働く、ある若い女の子の寺西さんとの話。

食事に興味がなく、疲れた時はさっさとご飯を食べて寝たいと話す彼女。一方、頼子は疲れた時こそ美味しいご飯を食べて、心身共に元気になりたいと思うタイプ。また、寺西さんは昼間のカフェの他にも働いているようで…

あまりにも考え方が違うので、驚く頼子。ですが、別の職場で夜勤明けだった寺西さんが、頼子に言ったこのセリフにで、頼子も納得がいくのでした。

『「生きる」だけならここ(カフェ)の給料でなんとでもなりますよー。でも、毎日友達と会って遊んで…「暮らす」にはやっぱりこのくらいしないと!」

頼子にとって、巡と週に1度ゆっくり過ごして、美味しいご飯を食べることはかけがえのない時間であり、大切にしていること。

一人暮らしの寺西さんにとっては、友達と会って遊ぶ時間が、大切な時間である…ということに気づく頼子でした。


------------------------------------------


漫画の解説が長くなってしまいましたが…。

当たり前ではあるけれど。確かにそうだよなぁ…と、寺西さんの言葉にとっても共感しました。

「生きる」だけなら、最低限の衣食住が揃っていれば問題はないはず。でも、「暮らす」ためには、生きることを楽しむ生活をするならば、最低限以上のお金が必要になりますよね。

それに、全く余暇や楽しむ時間がない人生なんて、楽しくない。好きなこと・楽しいこと・大切な時間がない暮らしなんて、ただ時間が過ぎ去るだけで、素敵な人生を送ったとは言い難いなぁ…なんて思ってしまいました。

もちろん、お金だけのことではなくて。「生きる」だけではなく、「暮らす」ためには、お金・時間といった様々な対価が必要ってことですよね。そして、どんな暮らしをしたいのか、何を優先するのかも人それぞれ。

私だったら、「楽しい、嬉しい、美味しい、悔しい、悲しい、苦しい、辛い、面白い、美しい、幸せだ」…と色んな感情を味わいながら過ごす「暮らし」が出来たら良いな。

願わくば、楽しい、美味しい…が多めの暮らしになりますように♪


もぐ : )



最後までご覧いただきありがとうございます(*´ㅂ`*)これからもゆる〜く楽しく更新していきます♪