今日までの治療のきろく。随時更新(私の場合)
2020年12月に42歳でステージ4の直腸がんを宣告されてからの治療の記録です。
自分ががんだとわかった時から自分の身に起きていることを知りたくてネット検索をしたりその時知りたかったことなどを思い出しながらまとめてみました。
ここに書いた治療内容や経過はあくまで私個人が体験したもので誰にでも当てはまるようなものではないと思います。興味があれば参考程度にしてもらえたらと思います。
治療は未だに続いています。随時更新します。(2020.11.18)
初診から入院
2022.12/2
朝から38.5度の発熱。コロナ禍のため発熱外来ダイアルで紹介を受けた近くの胃腸科へ。
問診の末血液検査と腹部エコー。肝臓に腫瘤確認→MRIのあるクリニックへ紹介状。クリニックへ行き撮影。CEA=13914.9
2020.12/4
熱が下がらず再度胃腸科クリニックへ。前回のMRIの結果がでており肝臓の画像から他原発の腫瘤である可能性がある→大きな病院への受診を勧められる。近くの総合病院への紹介状と解熱剤をもらい帰宅。
2020.12/7
総合病院受診。紹介状の画像と血液検査の結果から翌日からの入院決定。
血液検査、レントゲン、CT撮影。
区役所に行き高額医療費支給制度の申請をすませる。
2020.12/8
総合病院に入院。CEA=14742.0 CA19-9=5540
2020.12/9
大腸内視鏡検査
がん告知
2020.12/10
がん告知。
直腸癌多発肝転移。ステージⅣ
原発巣の切除手術、そののち治癒目的ではなく延命のための全身化学療法をするとの治療方針。
肝臓は転移巣の範囲が広く切除手術は不可。
2020/12.
入院中の便秘のため絶食するも腸のむくみがひどいため原発巣の切除手術予定を中止。肝機能が悪化していくまえに早急に化学療法をスタートし腫瘍の進行を抑えていくことに。
抗がん剤治療2020.12.22~
folfox+アバスチン1~2回
2020.12/22
初回抗がん剤治療(folfox+アバスチン)
父と夫が代理で有明がんセンターへセカンドオピニン
自分の主治医の今後の治療計画と相違なしとのこと。今後も転院などはせず入院中の総合病院で治療を続ける
2021.1/4
CEA=20255.2 CA19-9=10445
2021.1/5
抗がん剤治療2回目(folfox+アバスチン)
2020.1/8
退院日。退院前のICにて
RAS遺伝子検査で変異なしのため次回の化学療法から分子標的薬をアバスチン→パニツムマブ(ベクティビックス)に変更する
同病の予後、生存中央値は30ヶ月程度とのこと。
2021.1/20
抗がん剤投与のため入院。
2021.1/21
CVポート埋め込み手術
folfox+ベクティビックス2~15回
2021.1/22
抗がん剤治療3回目(folfox+ベクティビックス)
2021.1/25
退院
2021.2/5
抗がん剤治療4回目(folfox+ベクティビックス)
今回より外来での治療となる。CEA=6500.9 CA19-9=2642.1
2021.2/8
骨髄抑制による白血球減少対策のためジーラスタ注射
2021.2/16~18
咳が出るため外来受診。
2021.2/19~24
薬の影響による間質性肺炎の可能性があったため入院。
CEA=1596.7 CA19-9=858.7
2021.3/5
好中球足りず抗がん剤スキップ
2021.3/12
抗がん剤治療5回目(folfox+ベクティビックス)
3/15 ジーラスタ注射
2021.3/26
抗がん剤治療6回目(folfox+ベクティビックス)
CEA=346.5 CA19-9=285.5
3/29 ジーラスタ注射
2021.4/9
抗がん剤治療7回目(folfox+ベクティビックス)
4/12 ジーラスタ注射
2021.4/23
抗がん剤治療8回目(folfox+ベクティビックス)
CEA-148.8 CA19-9=320
4/26 ジーラスタ注射
2021.5/7
抗がん剤治療9回目(folfox+ベクティビックス)
5/10 ジーラスタ注射
2021.5/28
好中球足りず抗がん剤治療スキップ
2021.6/1
抗がん剤治療10回目(folfox+ベクティビックス)
6/3 ジーラスタ注射
点滴中に手のひらがかゆくなる。
2021.6/4
造影CT
2021.6/18
抗がん剤治療11回目(folfox+ベクティビックス)
CEA=50.9 CA19-9=99.6
6/21 ジーラスタ注射
手のひらのかゆみあり
2021.7/2
抗がん剤治療12回目(folfox+ベクティビックス)
7/5 ジーラスタ注射
手のひら以外にも少し点滴中のかゆみあり。
2021.7/16
抗がん剤治療13回目(folfox+ベクティビックス)
CEA=39.5 CA19-9=80.2
7/19 ジーラスタ注射
点滴中のかゆみの範囲は少しずつ広がっている。
2021.8/6
抗がん剤治療14回目(folfox+ベクティビックス)
8/10 ジーラスタ注射
6/1頃からオキサリプラチン点滴中にかゆみが出るようになりこの日は顔も赤くまだらになってきたためドクターストップ。以後オキサリは禁忌薬。
2021.8/20
オキサリプラチン抜きでの化学療法。
抗がん剤治療15回目(フルオロウラシル+レボホリナート+ベクティビックス)
CEA=27.6 CA19-9=38.1
8/23 ジーラスタ注射
抗がん剤治療(FOLFILI) 2021.9.3~
folfili+ベクティビックス16~25回
2021.9/3
抗がん剤治療16回目(folfili+ベクティビックス)
9/6 ジーラスタ注射
2021.9/17
抗がん剤治療17回目(folfili+ベクティビックス)
CEA=23.7 CA19-9=38.1
9/21 ジーラスタ注射
2021.10/1
抗がん剤治療18回目(folfili+ベクティビックス)
10/4 ジーラスタ注射
2021.10/15
抗がん剤治療19回目(folfili+ベクティビックス)
CEA=27 CA19-9=32.5
10/19 ジーラスタ注射
2021.11/2
抗がん剤治療20回目(folfili+ベクティビックス)
11/5 ジーラスタ注射
2021.11/19
抗がん剤治療21回目(folfili+ベクティビックス)
CEA=20.9 CA19-9=23.4
11/22 ジーラスタ注射
2021.12/3
抗がん剤治療22回目(folfili+ベクティビックス)
12/5 ジーラスタ注射
2021.12.10
造影CT
2021.12/17
抗がん剤治療23回目(folfili+ベクティビックス)
CEA=21.5 CA19-9=32.5
12/21 ジーラスタ注射
2022.1/7
抗がん剤治療24回目(folfili+ベクティビックス)
1/11 ジーラスタ注射
2022.1/28
抗がん剤治療25回目(folfili+ベクティビックス)
CEA=50.1 CA19-9=22.5
2/1 ジーラスタ注射
がん遺伝子パネル検査
folfili+アバスチン26~34回
2022.2/18,22
血液検査でCEA値が上昇してきていたため分子標的薬をベクティビックスからアバスチンに変更。
今後folfili+アバスチンで効果不良となった場合の治療として
①遺伝子検査(MSI)で適合であればキイトルーダの使用。→遺伝子検査へ。
②多剤併用の点滴治療と比較すると効果は落ちるがロンサーフまたはスチバーガの服用。
③治験や遺伝子解析による保険外抗がん剤治療の検討。→国立がんセンター中央病院へ紹介状。
抗がん剤治療26回目(folfili+アバスチン)
CEA=47.8 CA19-9=17.2
ジーラスタ注射
2022.3/17
がん遺伝子パネル検査を受けるため国立がんセンター受診。
2022.3/18.22
遺伝子検査(MSI)でのキイトルーダの使用の適合は不可。
抗がん剤治療27回目(folfili+アバスチン)
CEA=57.3 CA19-9=24
ジーラスタ注射
2022.3/24
検査に使う検体採取のためがんセンターで内視鏡検査
2022.4/1,5
抗がん剤治療28回目(folfili+アバスチン)
ジーラスタ注射
2022/4/14
がんセンター。採血をしてパネル検査へだす。
2022.4/15,
抗がん剤治療29回目(folfili+ベクティビックス)
CEA=35.3 CA19-9=13.8
ジーラスタの副作用が辛いのでおやすみ
2022.4/25
造影CT
2022.5/6
前回ジーラスタ注射を打たなかった為好中球足りず抗がん剤治療スキップ
2022.5/20.24
抗がん剤治療30回目(folfili+アバスチン)
CEA=47.5 CA19-9=15.4
ジーラスタ注射
2022.5/26
ゲノム検査の結果が得られたとのことでがんセンター。
治験で使える薬の適合があった。
また自分のがんが遺伝などの家族性のものではないとの結果。
とりあえず今は効果の出ている現在の抗がん剤治療を継続することとなる。
2022.6/3.7
抗がん剤治療31回目(folfili+アバスチン)
ジーラスタ注射
2022.6/17,21
抗がん剤治療32回目(folfili+アバスチン)
CEA=47.1 CA19-9=23.6
ジーラスタ注射
2022.7/1.5
抗がん剤治療33回目(folfili+アバスチン)
ジーラスタ注射
2022.7/29
抗がん剤治療34回目(folfili+アバスチン)
CEA=59.5 CA19-9=19.6
8/2 ジーラスタ注射
2022.8/15
PET-CT
コンバージョン手術へ
がんセンター受診へ
2022.8/19
抗がん剤治療35回目(folfili)
CEA=71.9 CA19-9=32.4
前回のPET-CTの結果を受けて、直腸肝臓共にがんはかなり縮小している。
血液検査の腫瘍マーカーは今年に入って横ばいが続いており抗がん剤でのがんの縮小は現在の状態が限度と考えられる。
今後の治療として
①抗がん剤を継続して治療を続け現状維持を図る
②手術によるがんの切除を目指す。
→現時点での手術の可否を判断してもらう為がんセンターへ再度紹介状。
手術の可能性を考え今回アバスチンは抜き。
2022.8/30
がんセンター大腸外科受診。
腫瘍がかなり小さくなっており年齢もまだ若く体力もあるため多少挑戦的ではあるが切除手術を目指すこととなる。
明日以降手術に向けの検査をすすめ9月末に手術を受けることに。
2022.8/31
大腸内視鏡、造影CT
2022.9/2
通院していた総合病院へ。
主治医に手術へ進むことの報告。
2022.9.6
MRI、血栓の検査、診察。
手術は開腹で直腸と肝臓を一気に切除の予定。
2022.9/13
歯科検診、診察。
手術予定は9/29。
大腸高位前方切除、リンパ節郭清、肝部分切除術。
肝臓の腫瘍は石灰化しているものも含め15個程度はあるかもしれないが超音波などを使い確認できるすべての腫瘍は取り除く。永久ストマの可能性は低いが一時的に作る可能性もあるとのこと。手術時間は8時間程度。
術後化学療法も何もなければ行わない予定。
2022.9/21
胃カメラ
入院、手術
2022.9/27
入院。
CEA=142 CA19-9=55
2022.9/29
手術。
大腸高位前方切除、リンパ節郭清、肝部分切除術
8時間。そのままICUで一泊。翌日一般病棟へ
2022.10/18
退院
2022.10/25
術後初外来受診。
原発の大腸と肝切除は今の所問題はなし。肝臓は計11個の腫瘍を切除。
ただ術後にとったCTから肺にわずかに大きくなっている影が確認された為化学療法を再度数ヶ月行いその後切除することとなる。
2022.10/26
消化器内科受診
11月頭に入院して化学療法を始めることに。
FOLFOXか FOLFILIかは血液検査などを加味して決めていくと。
術後血栓ができ薬を飲んでいるのでアバスチンではなくベクティビックス。
2022.11/1
入院
2022.11/2
抗がん剤(folfili+ベクティビックス)副作用対策のため減薬してスタート。
2022.11/5
退院
2022.11/16
好中球足りず抗がん剤スキップ
2022.11/30
再度好中球足りずスキップ。白血球を増す注射を打って帰宅。
2022.12/8.12
抗がん剤(folfili+ベクティビックス)副作用対策のため更に減薬してスタート。ジーラスタ注射
2023.1/4.10
抗がん剤(folfili+ベクティビックス)副作用対策のため更に減薬してスタート。ジーラスタ注射。
術後3ヶ月大腸外科診察。大腸、肝臓共に経過良好。肝臓もきれいに再生してきている。
抗がん剤の副作用も回を重ねるごとに強くなってきているし次回の化学療法後にCTを撮って肺の影を再度検査したのち手術か放射線治療にすすみましょうとのこと。治療の終わりが見えて来た感。
2023.1/18
抗がん剤(folfili+ベクティビックス)
抗がん剤は一旦最後のためジーラスタは無し。
2023.2/7
大腸外科受診。肺の主要はそれ自体とても小さく切除ではなく放射線治療(5回)を勧められる。そのまま放射線科受診。照射の位置決めの日と照射日を予約。
2023.2/15
照射位置決めの日。
2023.3/6.7.9.10.13
放射線治療。
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