ミドリとアオ
❇︎自作で絵本にありそうな物語を作ってみました。文才は無いし読みにくいとは思いますが読んでくれると嬉しいです😊
まだ人が生まれてもいない遠い遠〜い昔、恐竜という生き物が居た時のお話です。
ある大きな島にブラキオザウルスのミドリという恐竜がいました。ミドリには1番強い恐竜になるという夢があります。しかし周りの仲間からは「お前にはムリだ!!」「肉食の恐竜には勝てないよ。」といつも笑われてばかりでした。
「そんな事ないもん!!僕でも1番強い恐竜になれるもん!!」ミドリはそう信じて毎日毎日、欠かさず強くなるための特訓をしました。その特訓の成果もあってミドリはその島で1番強い恐竜にまで登り詰めました。
そんなある日ミドリの噂を聞きつけた隣の島で1番強いと言われているティラノサウルスのアオがミドリの前に現れました。
アオ:「お前か!ここで1番強い恐竜ってのは!だがそれが言えるのも今日までだ!俺がお前をボコボコにしてやるからな!へへっ!!」
ミドリ:「それはこっちのセリフだ!」
そして2頭は決闘を始めました。お互いが一歩も引かずその日のうちには決着はつきませんでした。
それからミドリとアオは毎日決闘をするようになりました。しかし10日、50日経っても決闘の決着は尽きませんでした。
そして彼らが決闘を初めて100日目。
アオ:「今日こそお前を倒して、ここで1番強い恐竜になってやるぜ!」
ミドリ:「お前を今日こそボコボコにしてやる!!」
そう言っていつものように決闘が始まろうと思っていた瞬間のことでした。
地面が「ゴゴゴゴォォォォ!!!!!!」と大きく揺れ出しました。彼らは強い揺れで動くことができません。まだ揺れが続いてる中、空からは大きな隕石が次から次へと降ってきたのです。
そして、大きな揺れで動けなくなっているアオの頭上に隕石が降ってきたのです。
アオ:「うわぁぁぁぁ!!」
アオがもうダメだと思い目をつぶりました。ドン!!と大きい音がしてふと目を開けると因縁の相手だったはずのミドリがアオを庇っていたのです。
アオ:「おい!お前何してる!早くどけよ!!」
ミドリは何も言わずに隕石の雨が止むまでアオをずっと庇い続けました。そして隕石と地震が止んだ後にミドリはようやくアオの上から動き、ゴロンと地面に横たわりました。
アオ:「おい!お前何で俺を庇った!!!」
ミドリ「だって、、、友達だから、、、、」
ミドリはただそう言ってゆっくり眠ってしまいました。
アオ:「ガオォォォォォォォォ!!ガオォォォォ!!」
アオは何日も何日も泣き続けました。そして泣き疲れてゆっくりと眠りにつきました。
おわり