平凡な男が非凡をみたお話
こんにちは。倉増哲州です。
自分で言うのもなんですが、、
僕の人生を人からみたらごくごく平凡だ。
自分でもそう思う。
昨日の晩御飯は塩サバとサラダとみそ汁。
そんな平凡な男です。
どこかのジャングルを身一つでサバイバルもしないし、大きな陰謀に巻き込まれることもない、
ロミオとジュリエットのような大恋愛もしたことない。
でもね、僕自身の主観で言えば、自分の人生ここまで色々あったわけで、
たくさんのドラマがあったわけです。
そういう意味では十分ドラマティックなのかも。
なーんてなことを、先日観たお芝居
オパンポン創造社さん「幸演会」
の公演を観劇して思ったのです。
お芝居を観るという行為はやっぱり“客観的”
「幸演会」をみていてそれがいつのまにか“主観的”に変わっていく。
作家であり、主人公を演じる野村さんの目線で描かれる物語が、
自分の目線に変わっていく。
役者をやることは、決して特別なことではないと思っている。
もしかしたら、そんなことやってる人自体が少ないから“特殊”な部分はあるのかもしれない。
もっとあえて雑に言えば単に“変わってる”
でも基本的にはどんなお仕事となんら変わるところはないと自分は思っている。
世の中の多くの人がもしかしたら、僕みたいに自分の人生平凡だと思ってるかもしれない。
映画に登場するヒーローやヒロインから客観的にみたらそうだろう。
でも、やっぱり改めて主観的に振り返ってみたら、みんなそれぞれ
自分なりのヒストリーやドラマがあって、充分ドラマティック。
お芝居を観て、そんな風に感じさせてくれる野村さんって方はやっぱり非凡なんだろう。
今回のお芝居に限らず、ドラマでも映画でもやっぱり気になるのはラスト。
あーだった、こーだったと色々自分なりに解釈したり、誰かと語りたくなる。
「幸演会」というお芝居は約1時間40分で幕を下ろす。
でも、このお話はまだ終わっていない。
きっと始まりのお話だから。
だからまだこのお話のラストを語るのはなんだか無粋な気がする。
あの主人公がこれからどうなるのか?
ハッピーエンドを願わずにはいられない僕は
やっぱり平凡なんだろうなぁ。
オパンポン創造社 「幸演会」
皆さまも良ければ観にいってみてください。