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「そらっぱクロマツ防災林」整備活動

 10月16日に仙台市荒浜北官林植樹地のネッツトヨタ仙台株式会社様の協定地にて、同社の社員ボランティアとそのご家族による海岸防災林整備活動が、宮城県森林インストラクター協会の指導の下で行われました。
 
 今回の整備作業は植樹地の除草がメインとなります。特に以前に別の団体が植樹していた場所を引き継ぎ協定を結んだ植樹地は、クズが繁茂していて地面が見えない状態になっていたので、クズの除草が急務でした。

作業前の植樹地
除草の様子

 子ども達も除草作業を頑張りました。しつこいクズの根は鍬を使って掘り出しました。クロマツの根を傷つけないように慎重に鍬を振ります。

クズの根を掘り出す参加者

除草作業後の写真が↓のものです。同じ場所を撮ったと思えない程、キレイになりました。クズの海に埋もれていた防風柵やクロマツの苗も無事に救出できました!

除草後の植樹地

 とは言え、広葉樹を中心に植えられていた木々は枯れている場所も多かったので、補植も行いました。クロマツの他に広葉樹やハマギク等、多様な樹種を植えました。

標柱付近にはハマギクを植えました。

 社員ボランティアの方々は海岸防災林の整備後に海へ移動。マイクロプラスチックゴミを回収する清掃活動に取り組みました。砂浜に大量に落ちている米粒サイズの小さなレジンペレットを探します。最初はその小ささから中々見つけられない時間が続きましたが、コツを掴むと次々と拾っていきました。

ゴミ拾いの様子

 子ども達はその頃、貞山堀へ移動し釣り体験!岩のすき間に竿を垂らし、クロベンケイガニを狙います。目の前に見えているカニとの戦いは歯がゆい瞬間の連続でしたが、その分釣れた時の感動も大きかったようです。

カニとの真剣勝負の真っ最中

 カニとの戦いが一段落ついたところで、今回の活動は終了となりました。保育作業が中心となってきた海岸防災林の再生活動ですが、苗木はまだまだ小さい場所も多く、前述したように放っておくとあっという間にクズや雑草等が繁茂してしまいます。これからも根気よく海岸防災林を見守っていってほしいと思います。


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