「引っぱれクロマツ 荒浜マツ間伐とリースのたび」
11月23日(木)に仙台市荒浜北官林にて宮城県森林インストラクター協会の指導の下、海岸防災林の本数調整伐活動が行われました。今回の活動はクミアイ化学工業株式会社様が主催となり、同社の社員やご家族の他に県内の一般親子や、利府町みどりの少年団、イオン3店舗(仙台幸町店・卸町店・富谷店)のイオンチアーズクラブといった多様な団体も参加し、総勢70名を超える人数で作業を行いました。
「本数調整伐」とは成長してきたクロマツを列状に間伐していく作業のことです。クロマツの高さは大人の背丈を超えるくらいになってきましたが、子ども達は鋸でクロマツを切り倒し、ロープを結んで次々と引っぱり集積場所まで運んでいきます。
最初の内は大人の力を借りていた子ども達ですが、終盤は自分達だけで手際よく作業をこなしていました。
間伐以外にもクロマツの枝打ちや広葉樹への施肥といった作業も実施しました。鬱蒼としていたクロマツ林でしたが、今回の作業の結果、クロマツの間を人が通れるくらいにスッキリとした林になりました。
午後からは防潮堤を越え海へ行きました!海岸に大量に落ちているレジンペレット等のプラスチックゴミ拾いをしながら、貝殻等を集めるビーチコーミング活動では足元の砂とジッとにらみ合い、小さなプラスチックゴミを探します。紙コップの底が埋まるほど集まると達成感がスゴイです。
またビーチスポーツ体験コーナーも登場し、ビーチバレーやビーチバスケ等をプレー!スタッフや友達同士で激闘が繰り広げられました。
沢山の参加者の方々とともに海岸防災林の整備が行われ、風通しが良い海岸林になりましたが、これからも本数調整伐は続きます。集積されたクロマツの量はとても多いので、一目で成果が分かりやすいのも本数調整伐の良い所な気がします。また今回紹介したように大人だけではなく子どもでもできる作業なので、これからも沢山の子ども達にも整備活動に関わっていってほしいと思います。