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クラウドファンディングを始める時、こんなメンバーでチームを組んで

クラウドファンディングを始める時、おすすめしたいのがチームを作ること。たとえ一人で取り組むつもりのプロジェクトだったとしても、クラウドファンディングの準備からリターンの発送まではチームを組んで取り組むのがおすすめです。今回は、実例を交えながらクラウドファンディングを始めるときのチームづくりについてお話しします。

実際にチームでクラウドファンディングを成功させた例

チームでクラウドファンディングに取り組んだ例を見てみましょう。ちょうど、このnoteで取材した城下公会堂のスタッフが取り組んだクラウドファンディングを見てみましょう。

──お金を集めるだけではなく、そのプロセスでスタッフやお店の輪郭を取り戻そうという試みだったのですね。クラウドファンディングを行われるにあたって、どのような手順で行われたのでしょうか。

まず、スタッフひとりひとりに役割をつけていきました。リターン制作、広報、そしてプロジェクトの骨子と内容の制作といったように、得意分野で担当を振り分けたのです。各々が本気で取り組んだのでひいひい言う毎日でしたが、これが手応えにつながりました。なかでも、これまで出演していただいたアーティストへの直接の協力要請は支援につながったという実感がありました。

──複数のスタッフが働いているカフェならではの戦略ですね。みなさんの健闘ぶりがプロジェクトページを見ても伝わってきます。これがやはり最も手応えのあった施策でしょうか?

最も手応えがあったのは、プロジェクトを制作する前にスタッフに対してヒアリングと書き起こしをしながコンセプトを作ったことです。私のアイディアなのですが、これが一番手応えがありました。…(続きはぜひ記事リンク先で!)

https://note.com/mgaction/n/ne83d62d1f4d0

こんなふうにチームで取り組むことで、得意分野を持ち寄るようにしてクラウドファンディングを行うことができるのです。

必要なポジションとその役割

それでは、実際にクラウドファンディングを行うときにどんなポジションが必要になり、何をやるのでしょうか。こちらに一覧を作ってみました。もちろん、兼務も、全て自分でやるというのも問題なし。大切なのは、これをやる人が必要であるということを把握していることです。

あなた:プロジェクトゴールの決定、プロジェクトの宣伝
ライター:プロジェクトタイトル、本文、リターン、活動報告の執筆
カメラマン:メイン画像、プロジェクト本文の画像、リターンの商品写真の撮影やレタッチ
デザイナー:メイン画像のテキストやロゴの作成、リターンのデザイン
マーケター:リターンの内容を設定、リターンの価格設定
経理:リターンの原価と支援金額の使い道の管理
広報:プロジェクトの宣伝、メディア露出、活動報告の設計、SNSを中心とした支援してくれる方とのコミュニケーション
カスタマーサポート:商品やプロジェクトの問い合わせ対応

このほかにも、プロジェクトやリターンの内容に合わせて必要なポジションがあれば、まずは書き出してみましょう。プロジェクトに必要なメンバーの顔が浮かんでくるはずです。

メンバーの集め方

最後に、実際にどのようにメンバーを集め方についておすすめの方法を。

・短期で約束する
クラウドファンディングは、準備に1ヶ月、募集中に1.5ヶ月、リターンの発送に0.5ヶ月ほどです。リターンの制作に長い時間が必要な場合はそれを足し合わせて、その期間だけ仲間になってくれる人を探しましょう。もちろん、もともとのチームメンバーなのであれば、そのままで。

・副業でお願いする
クラウドファンディングの報酬は、プロジェクトにお金がうまく集まらなければ支払うのが難しくなる可能性があります。また、稼働中は報酬を支払えない場合も多いので、このプロジェクトは副業レベルでお願いするのが良いでしょう。本業を圧迫してしまうほどの負担をかける場合は、事前によく相談を。

・報酬をクラウドファンディングで集めるお金に試算しておく
持ち出しができない場合は、報酬をクラウドファンディングで集めるお金にあらかじめ含めて置きましょう。集まらなかった場合は自分で持ち出すなどの方法もあらかじめ決めておきましょう。

・楽しいチームづくりを!
クラウドファンディングは思ったより大変です。チームメンバーとも多くのコミュニケーションをとることになるでしょう。一緒に働いていて楽しい、やりたいことを共有できている人をチームメンバーに迎えましょう。役割のスペシャリストでなくても、気持ちのサポートができるメンバーのほうがうまくいくということもあります。

・わたしたちもチームの一員です
MOTION GALLERYのスタッフも、あなたのクラウドファンディングのチームの一員だと考えてください。プロジェクトでわからないことがあったり、行き詰まったりしたらいつでもご連絡を!

それでは今日はここまで。MOTION GALLERYでクラウドファンディングをやりたい方は、こちらからエントリーすることができますよ。

(文:出川 光)

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