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支援されるクラウドファンディングのタイトルの考え方

支援する人がまず見るのがメイン画像とタイトル

クラウドファンディングのプロジェクトを支援する人が選んだり、たどり着いたりする時にまず見るのがメイン画像とタイトルです。

この記事では、クラウドファンディングの「顔」とも言える、メイン画像とタイトルの中でも、タイトルの付け方についてご紹介します。

※以降、MOTION GALLERYの呼び方にならって、支援する人のことをコレクターと呼びます。

プロジェクトにたどり着くコレクター像から必要な要素を想像しよう


クラウドファンディングのプロジェクトページにたどり着くコレクターには大きく2種類の人がいます。ひとつは、プロジェクトのことを知っていておよその目星をつけてきた人。もうひとつは、プロジェクトのことを全く知らない人です。

前者の「プロジェクトのことを知っていておよその目星をつけてきた人」は、例えば起案者の知り合いや、同じコミュニティにいる人、すでにプロジェクトについて情報を持っている人。クラウドファンディングが開始された告知を見たり、宣伝を見たりしてプロジェクトを探しにきます。

彼らはクラウドファンディングのウェブサイトやGoogleなどの検索エンジンを使ってプロジェクトを探します。そのため、まず重要になるのは「プロジェクトを探す人が使いそうなキーワードをタイトルに入れておく」ことです。

例えば、プロジェクトの成果物の名前(お店の名前や商品の名前など)や、そのプロジェクトで扱う題材(革細工、カレー、カメラ、靴など)、そしてそのプロジェクトの固有のワード(起案者の名前、素材名、地名)などです。

後者の「プロジェクトのことを全く知らない人」です。なんとなくクラウドファンディングのウェブサイトで新しいプロジェクトを探している人や、他のプロジェクトを見にきたついでにプロジェクトを見ている人、そしてTwitterなどでなんとなくプロジェクトの告知を目にする人です。

彼らはプロジェクトを一覧で見たり、たくさんならんでいるツイートなどから気になるものを探します。彼らをプロジェクトページに誘導するために重要になるのは「知らない人をできるだけ引き込むフックになるキーワード」をタイトルに入れておくことです。

例えば、日本初、創業何年、などといったプロジェクトの特徴や差別化ポイントを表すワードや、「サスティナブルな」など、プロジェクトの良さを端的に表しているワードなどです。

この2種類のコレクターになってくれる人にアピールできる

・プロジェクトを探す人が使いそうなキーワード
・知らない人をできるだけ引き込むフックになるキーワード

をタイトルに入れることを頭に入れておきましょう。

要素は前につめる

ここからは、細かいテクニックをご紹介します。まず、要素を前につめること。検索エンジンやツイッターなどでは後ろの方の文字列が省略されてしまうこともありますし、なんとなくプロジェクトを閲覧している人はタイトルの前だけしか読まないこともあります。

特に重要なキーワードは前につめるようにしましょう。

メイン画像と同じ要素をいれない

メイン画像とは、プロジェクトのトップに表示される画像のことです。この画像はプロジェクトの一覧画面に表示されたり、SNSでリンクがシェアされた時に表示される画像です。

タイトルは、ほとんどの場合メイン画像と一緒にシェアされます。メイン画像で言えている要素はタイトルに入れる必要がありません。

例えばこのプロジェクト。カレーがおいしそうなことはメイン画像が伝えているので、タイトルにわざわざ「おいしい」とは書かれていません。また、必要な要素がタイトルの前半につめられていることがわかります。

最後にリズムや語調を意識して

これらのキーワードを取捨選択し、いくつかのタイトル案を作ってみましょう。その中から良いものを選び、リズムや語調を調整していきます。

リズムや語調を良いものにするには、一文を短くするのが最も有効です。
タイトルの文字数を考えると、入る文の数は2つか、多くて3。ひとつにするには、少し長い文字数です。

例えばこのタイトルでは、ブランド名で一つの文、次に目的を端的に語二つ目の文。最後に補足情報をつけて三つ目の文となっています。これがもしも一つの文章だと

「HAPPY NUTS DAYというピーナッツバターを作る工場を千葉の廃校に作り、初の実店舗も併設したい」

というタイトルになります。短く文章を切ったほうがリズムのよい印象に残りやすいタイトルになることがわかるでしょうか。

入らなかった要素は本文やリード文に

クラウドファンディングのタイトルの付け方が伝わったでしょうか。最後に、よくある質問にお答えします。それは「タイトルにすべての要素が入らない」というもの。

伝えたいことはたくさんあるのに、タイトルの文字数のなかでは全てを伝えきれないと感じる方も多いでしょう。

その場合は、プロジェクトの趣旨を書く、タイトルのすぐ下にくるプロジェクト説明文(リード)にタイトルに入らなかった要素を入れましょう。SNSの一部のシェアではここまでが目に入ることもあるので心配することはありません。

プロジェクトの最初の印象を決めるタイトル。ぜひ、有効なタイトルをつけて魅力的なプロジェクトに仕上げましょう。

タイトルについてのご相談もMOTION GALLERYのディレクターにおまかせください。クラウドファンディングを検討している方は、MOTION GALLERYで「プロジェクトを始める」をクリックしてみてくださいね。



(文:出川 光)


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