「守る」から「創る」へ。2021年のMOTION GALLERYをプロジェクトとともに振り返ります。
おかげさまでMOTION GALLERYは今年もみなさまにたくさんのプロジェクトを掲載いただき、たくさんの支援を集めることができました。今年一年はみなさんにとってどんな一年だったでしょうか?このnoteでは、MOTION GALLERYに掲載されたプロジェクトを振り返りながら2021年のトピックを考えてみたいと思います。
2021年MOTION GALLERYに掲載されたプロジェクトの数は500プロジェクト以上。
巨大なオフィスを構えているわけでも、数百人のメンバーがいるわけでもありません。サッカーチームほどのメンバーで掲載したプロジェクトの数は500プロジェクトあまり。今年もたくさんのプロジェクトを起案いただき、そのプロジェクトに担当者がひとりずつ伴走させていただきました。
最も支援を集めたカテゴリは不動の映画にコミュニティが続く。
最も支援を集めたカテゴリ、一位は不動の映画。そして、コミュニティ、音楽、アートという結果になりました。不安定な社会情勢の中、そこから一歩踏み出す時にコミュニティを活用するプロジェクトが目立ちます。広い芸術分野でMOTION GALLERYがクリエイターのみなさんのお役に立てたことが嬉しい結果です
最も達成額が大きかったプロジェクトに音楽、映画、建築の顔ぶれ。
緊急事態宣言で危機に陥ったお店や芸術の「エイド」が目立った2020年から一転、2021年のプロジェクトを達成額順に見てみると、音楽(ミュージカル)、映画、建築という顔ぶれ。1位から5位はこのようになりました。
毎月継続的に支援ができるBASIC by MOTION GALLERYが発動。
ここでMOTION GALLERYのニュースもお知らせさせてください。選んだコミュニティにメンバーとして参加し、オンラインセッションへの参加、制作中の作品の閲覧などを楽しみながらクリエイターや文化施設など継続的な支援ができるBASIC by MOTION GALLERYが発動しました。コミュニティを作りたい方も募集中。2022年に新しいことを始めたい方にぜひ知っていただけたら嬉しいです。支援側の機能としては、モバイル決済機能が実装されました。
「2021年を象徴するプロジェクト」から2022年のトレンドが見えてくる。
最後に、MOTION GALLERYに掲載されたプロジェクトの中から2021年を象徴するプロジェクトを2トピック、代表の大高が選びました。ここから2022年のトレンドが見えてくるかもしれません。
・子どもに関わるプロジェクトが豊作
男性の育児休暇の法改正も目前に控え、変化した社会情勢もあいまって子育てへのまなざしにも変化の兆しがあります。自主的に育児を行う子どもの遊び場や絵本など、子育てに関わるプロジェクトが目立った一年でした。2022年からはこのような遊び場の運営資金や、子どもの知育玩具、教育に関するプロジェクトがさらに充実していく予感です。
・クリエイティブは「守る」から「創る」へ
まだまだ変化が激しく厳しい社会情勢が続くことには変わりありませんが、そんな中でもクリエイティブのプロジェクトは「守る」から「創る」へ変化しています。去年まではエイド基金など、「守る」ことにフォーカスしたプロジェクトが主流でしたが、そこから一歩踏み出し、何かを「創る」プロジェクトが目立ってきました。さらに象徴的なのは失われかけていた文化施設などを復活させ、もう一度創るプロジェクトが出てきたこと。大変な状況に陥った時にまずは窮地から守り、そこから芽を出すところまでを面で支えることができるクラウドファンディングの特性を物語っているようです。
今年クラウドファンディングを達成させたプロジェクトは、これから始まる2022年がさらにクリエイティブな一年になる期待感に溢れています。2022年もMOTION GALLERYはひとつひとつのプロジェクトに向き合い、一緒に伴走していきます。それではみなさん、よいお年を!
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