プロジェクトを掲載で終わりじゃない。クラウドファンディングの成功を大きいものにする「アップデート」の書き方
クラウドファンディングのことが掴めてきたところで、掲載後の大事な要素「アップデート」についてもおさらいしておきましょう。プロジェクトを掲載してから困るよりも、先にどんなものかを掴んでおき、ネタの準備をしておくだけでアップデートを簡単に作成することができます。
アップデートとは?
アップデートとは、プロジェクトを掲載した後に、その進捗やコレクター(支援者)、支援を迷っている人に向けて情報発信ができるブログのような機能です。写真やリンクなどを挿入でき、見る人はプロジェクトページから簡単にアクセスすることができます。
アップデートは、プロジェクトを入稿、掲載、更新する時に使う管理画面から書くことができます。一般的なブログのようなエディタなので、簡単に書くことができるでしょう。
アップデートでやるべきこと①更新頻度
アップデートでやるべきことは、まずは更新頻度を高く保つことです。プロジェクト掲載中は最低でも週に1回、できれば毎日掲載するのがおすすめ。アップデートを更新することで、プロジェクトを宣伝する切り口が生まれます。毎回同じ内容をSNSなどで発信するのは気が引けますが、「アップデートを更新したよ」とリンクをシェアすることで、プロジェクトを宣伝しやすするためにも更新頻度は重要です。また、「このプロジェクトは動いているな」「本気なんだな」と思ってもらったり、プロジェクトの信頼度を上げるためにもできるだけ頻繁に更新しましょう。
ここで「自分には無理そう」と思った方! きっとその感覚は合っています。アップデートを執筆するメンバーを迎え入れましょう。書くのが好きな人や、インターネットで発信するのに慣れている人をアップデートの担当者にアサインするのもアップデートの更新頻度を高く保つためにおすすめです。
アップデートでやるべきこと②支援者とコミュニケーションを
プロジェクトをすでに支援してくれたコレクターも、これから支援しようか迷っている人も、起案者からの発信を待っています。支援したのにお礼を言われなかったり、支援したいけれどプロジェクトから全く発信がなければ気持ちが下がってしまいます。プロジェクトを支援してくれるコミュニティの熱量を下げないためにも、アップデートではコミュニケーションを意識しましょう。
具体的には、単なるぶっきらぼうな情報発信や事務連絡ではなく、プロジェクトのサイドストーリーやコレクター(支援者)の気持ちに応えるコンテンツを織り交ぜて発信するのがおすすめ。この記事の一番下に、おすすめのアップデートのネタを書いておきますので、ぜひ参考になさってください。
アップデートでやるべきこと③リターンの発送が完了するまで
アップデートの掲載はいつまでやればいいのか? 多くの方がこれに迷われるでしょう。答えはリターンの発送が完了するまでです。プロジェクトの募集期間が終了しただけでは、まだコレクターはリターンを手にしていません。リターンがコレクターの手元に届くまでは、細かく情報をアップデートし、コレクターの不安を取り除きましょう。すべてのリターンの発送が終わったら、これまでの支援のお礼をしてアップデートの掲載を完了するのがよいでしょう。
アップデートの切り口に困ったら。切り口のネタをどうぞ。
ここまで読んでくださったあなたの頭の中には、アップデートで伝えたいことがたくさん浮かんでいるはずです。それにプラスして、おすすめのアップデートの切り口をお伝えします。
上記にプラスして、プロジェクトのこんな節目でもアップデートを。
アップデートを活用してクラウドファンディングを成功させる
クラウドファンディングに重要なアップデートについて、少しイメージがついたでしょうか。アップデートを掲載することは、地道な作業であり、「本当に意味があるの?」と思う方がいるのも(筆者個人的には)わかります。けれど、長らくクラウドファンディングに携わってきて、アップデートが成功の要因のひとつであることは自信を持って断言できます。
もちろん、稀なケースもありますが、クラウドファンディングが終了した時に「もしかして、もっとアップデートを書いていれば集まったかな」という後悔を残して欲しくないのです。アップデートを通じてコレクターや自分を応援してくれる人たちからいただくフィードバックや、つながりは一生もの。ぜひ楽しんでアップデートを執筆してみてください。
MOTION GALLERYのスタッフはアップデートの相談にも乗ってくれます!
プロジェクトを掲載してみたい方は、まずはMOTION GALLERYにアクセス。
(文:出川 光)
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