昨今片仮名英語には苛々する

昨今片仮名英語には苛々する

。「カー」や「エァコン、パソコン」等は受け入れるとして、「リスペクトする、ルックアップして」や、特に酷い「ランする、ゲットする」等を会話の中で使われるとがっかりする。多分、英語が喋れ過ぎるか、全く喋れないかのどちかだろう。大抵の場合は後者のようだ。

特に名詞以外に「する」を付けて使っていると、まともな英語が身につかなくなるどころか、日本語による論理的思考の欠如に陥ると思われる。

例えば、某放送局の報道者が100m走競技でゴールの瞬間「スピード的にはいいですね! タイムはどうでしょうか・・・」と喋った。驚いた。この報道者はspeedとtimeの意味を知らないのだ。

意味も考えずに、英語発音をそのまま取り入れた、片仮名英語の使用は醜い。かつ、明治から大正時代にかてけ、西洋の科学、文化、社会の概念を日本語の中に取り入れようとして、苦労して和製漢語を生み出した先人達に申し訳ない気がする。

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