ハリスはトランプに何故負けたのか。
一言で言えば、必死さが違ったからだ。負けたハリスはどうなるか。どうもならない。ただ、民主党の議員を続けるだけだ。
一方、トランプは負ければ、現在進行系の訴訟により有罪が確定して、刑務所行きとなるかもしれない。たぶんなるだろう、なって欲しい。
既に有罪になった刑事訴訟に、浮気相手に払った口止め料を「弁護士費用」として虚偽の記載したものがある。その他多数の州法や連邦法に抵触したとして訴訟を受けている。
大統領になって権力を最大限利用して、これらの訴訟を回避しなければならない。この必死さが、序盤有利のハリスを負かしたのである。多くの情報媒体に先駆けて勝利宣言したのは、最初からそうするつもりだったのだ。ハリス勝利なら、また投票に不正があったと喚き散らすつもりだったのだ。
序盤ハリス有利の支持率も、実はハリスには不利な戦いだった。現政権のバイデンを公然とは批判できなかったからだ。自身が副大統領として現政権の一員であるハリスは、バイデン批判は自分の失策を認める事になるからだ。更に移民問題、インフレ問題に有効な手立てを示せなかった。何故なら誰がやっても確固たる解決さくは無いからだ。
一方、在野のトランプは無責任かつ馬鹿でもでも言える解決法、例えば国境に壁を作る、何の根拠もなく俺ならインフレを抑えられると喚き散らせば良かったのだ。馬鹿でできるロシアやイスラエルの言いなり停戦、どんな問題でも嘘八百でも何でも構わなかった。自分さえ良ければの民度の低い低能な支持者を喜ばせれば良かったのだ。
トランプの公約する政策、すなわち高い関税、移民排除、減税は全てインフレ圧力になる。それでいてインフレを抑えると公言しても、疑わない支持者は相当に低能か、自己中の人間である。前者が多数だろう。またトランプの道徳観の無さは前代未聞である。しかし、支持者は構わない。何故、こんな支持者達、特に若い人や黒人が増えたのか。この考察は次回としよう。
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