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雇用保険受給 その②(公共職業訓練)
以前の記事はこちら
前回は、離職~ハロワへの申請~初回説明会~初回認定日まででした。
今回はボーっとしてても始まらないので、転職する為の足掛かりの一つとして、国が”職業訓練”を提供してくれるサービスがある為、利用してみたいと思ったので、その顛末についてご紹介します。
※以下”公共職業訓練”=”職業訓練”と総称します。
<職業訓練にはいくつか種類がある>
ざっくりわけると
①雇用保険(失業保険)を受け取れる人の職業訓練=公共職業訓練
②雇用保険(失業保険)が受け取れない人の職業訓練=求職者支援訓練
と別れています。
①と②では受講できる職業訓練の内容(コース)が変わってきます。
<失業保険の給付期間により申込み不可ケースあり>
雇用保険を払い込んでいる期間が2年以上必要だったりする事と、その給付期間によっては職業訓練に申し込めるコースも変わってきたりするので、詳細はハローワークで相談してください。
<①公共職業訓練(訓練期間と募集頻度)>
今回、私が対象となるのはこちらのコース。
ハローワークに行くと、中綴じの冊子が毎月初め4日前後で配布されています。(詳細は各地区のハローワークにお尋ねください)
さらに訓練期間でも下記の通り3ヶ月~1年と幅広く選べます。
・6~24ヶ月コース※1 職業能力開発校(募集は大体毎年2月頃)
・9ヶ月コース(募集は年1~2度?)
・6ヶ月コース ※2 デュアルシステム対応(募集は年数回)
・5ヶ月コース(募集は年1~2度?)
・3ヶ月コース ※3(募集は年何度もあり)
※1:6~2ヶ月コースは県内でも数か所しかない「高等技術専門学校」と呼ばれる学校にて受けられる一番しっかりしている。
30歳以下とする年齢制限があるコースもあり、狭き門。
受講内容は、機械(エンジニア)、金属加工、もの作り総合、IoT、電気機器、電気工事、建築デザイン施工、インテリア、建築総合・施工、住宅エクステリア、造園、窯業など多岐にわたりあります。
窯業があるのは土地柄ですよね。
※2:6ヶ月コースの「デュアルシステム」は特殊で、いわゆる企業に入って実習研修を行う”インターン制度”を含む為、若年層しか受け付けてくれず、私の様な年齢層では箸にも棒にも掛かりません。
受講内容は、Webアプリ、介護福祉士、Webマーケティング・デザイナーなど。
※3:”知識等習得コース”として短期集中で受けられる職業訓練で、県から委託された各種専門学校が請け負っており、定員も10名~20名と、こちらも狭き門。
受講内容は、パソコンを触った事の無い方向けの初歩的な訓練、MSオフィス系の訓練、医療事務、簿記・社会保険事務、宅建、会計、総務事務、介護、医療・調剤、プログラミング等。
※ポリテクセンター:45歳未満の年齢制限があるコースも。
<②求職者支援訓練>
原則として失業保険が受けられない方向けの訓練として案内されており、ハローワークにぺらのチラシが置いてあるので、ハローワークの係りの方にお尋ねください。
私もまだこちら側を調べていないので詳しく聞いてません。
<応募から受験までの流れ>
ハローワークでパンフレットをもらい、自分が希望する訓練を選定する。
<受講内容など諸条件を確認する>
パンフレットに「コースの内容」「取得目標資格」「就職先の主な職務」などあるので確認する。
<希望職種とかけ離れた訓練を希望しても物言いが付く>
離職票を提出する際に希望職種を記載する欄があるが、そこから逸脱する内容の訓練は受けられないケースがある為、注意されたし。
※例えば介護職希望なのにプログラマー系の訓練は物言いが付く場合あり。
<事前説明会には参加しておくべし>
それぞれの学校で開催される事前説明会があり、それらに参加しておくことをオススメする。(ハローワークでの説明会ではなく、通うことになる学校での説明会となるので注意)
※説明会参加に事前予約が必要・不要なケースがあるので注意されたし。
ただ、これを書いている2020年5月現在は、新型コロナ感染症対策として説明会は全てキャンセルとなっている。
緊急事態宣言が解除されたので、改めて開催されるか直接電話で問い合わせるも、予定変更はナシとの事で説明会に挑まず試験を受ける事になった。
<適性検査の方法と合否基準>
パンフレットに適性検査の方法と合否基準が記されている。
「筆記〇〇満点中〇〇点以上、面接〇〇満点中〇〇点以上の両方を満たした場合、合格とする」といった感じ。
<願書の提出>
ハローワークの職業相談窓口で願書を提出する必要がある。
その中で必要となるのが、自分の職歴(社名と入社年月日、退社年月日)と最終学歴(学校名、科名、卒業年月日)は事前に調べておくこと。
あと、願書に記載する「志望動機」だ。
A4用紙の一部に4行くらいの空白欄があり、そこに記載する事になるのだが、事前にPC等で志望動機の文章をまとめておき、スマホを見ながら転記すると便利。(私はそれでも枠内に収まらずはみ出した)
<筆記試験の内容は解らない>
実は6月開講の3ヶ月コースに4月末にハローワークで願書を提出し、5月中旬に選考の適性検査が開かれたが、筆記試験は上記理由でキャンセルとなった。
<実は面接が一番重要らしい>
筆記試験はキャンセルになったが面接は受けなければならない事となった。
緊急事態宣言下での面接は「オンライン面接」を自宅で行うか学校まで出向きそこに置いてあるPCで面接を受けるかの2択だった。
昨年勉強用に購入していたタブレットがあったため、自宅での面接を選択。
数日前にzoomの通信試験を行い、いざ面接日を迎えた。
聞かれた内容として覚えているのは、志望動機、期間内きちっと通うことが可能か、協調性があるか、就職する気はあるか・・・などなど。
<私はやらかしました>
コースを選定しハローワークに相談したのが3月、応募したのは4月中旬。
この時、非常事態宣言が出された直後だったが、私が希望するコースは人気が無いとハローワークの方も言っていた為、ひょっとすると定員割れかも?等と言われていたが、フタを開けたら定員20名のところ倍以上の応募があったとの事。
やられたーーーーー!
失業者が増え始め、これらの公共訓練に対する応募者数がうなぎのぼりだそうな。
コロナショックの影響は全ての社会生活に直結する事を再認識させられた。
さらに正直に言います。
★事前準備というか下調べナシで面接に挑んでしまった
聞かれても大体の事は頭に入ってるため、答えられるだろうと思っていたが、振り返ると簡潔に返答できなかった部分があった。
★面接はスーツで挑め!
これも後々分かった事だったが、リモート面接でも通常面接でもスーツ着用にて挑むのが当たり前だったとの事。
一応襟付きシャツを着てボタンは一番上まで閉じていたがノータイ。
スーツ以前の問題だった。
応募時、ハローワークの方にこの点を聞いていなかった為、ドレスコードがあることを全く知らなかった。
大事な事なのでもう一度言う。「面接はスーツ着用で!」
★面接対策は事前にまとめておく
事前準備をしていなかったことで、質問内容に簡潔に答えられなかった為、苦渋を舐めた事で、一つ勉強になった。
想定される質問内容をPC等で書き出して置き、推敲しておく事にした。
最初は自分の思いの丈を書き綴っていき、それを圧縮していくと善いだろう。
そうする事で、自分の考えと熱意をどうやったら伝えられるかを自問自答できる。
<これを最初からやっておけば>
面接で落ちる事は無かっただろう・・・
<落ちたら次にチャレンジ>
面接に落ちたことで問題点が見えてきたので、次に進むことが出来た。
偶然にも熱望していた講習内容が7月開講のコースに入っていた為、先日願書を提出してきた。
ハローワークの方に聞いたところ、先述した通りコロナショックで希望者が増え続けているため、こちらも狭き門の様だ。
心して準備し取り組みたい。
まさに背水の陣。
<二の手、三の手も検討すべし>
全てをコロナショックの所為にしたくは無いが、大きな影響が及んだことは事実。転職活動をしようにも全国緊急事態宣言があり移動制限がかかった事と、大多数の業種においてシュリンク傾向が大きかった。
ハローワークのホームページ上で求人情報をチェックしているが、やはり特殊スキルが必要になっている。
気合で乗り切れーと言わんばかりの業種は住宅販売などの不動産関係が多い事もよく分かった。
二の手で検討していた電工チャレンジ、新型コロナの影響で試験飛ぶと思ったので申し込まなかったが、やはり試験キャンセルとなった。
年に2回しか無い為、上期が飛ぶと時間的に難しい状況と予測していたものの、まさかその通りとなるとは・・・こんな予想当たってしまうのが悲しい。
三の手はやりやすい勉強から始めているも、独学では限界があることを思い知っている真っ最中。もっと勉強しなくては・・・
<今は求人自体がシュリンクしている>
ハローワークの方に職業訓練相談の際に色々と聞いたところ、
正直、この度の新型コロナショックは計り知れないとの事。
リーマンの時はどうだったのか聞いてみたが、通常の建屋では求人希望者を捌き切れず、プレハブ小屋を建てて対応したとの事。
私はリーマンショックの影響を受けておらず、この様な未曾有の体験をしていなかった為、未知の領域に来ており先の見通しが立たない。
<雇ってもらうには特殊技能が必要と痛感>
年齢が高くなればなるほど転職活動は厳しさを増すといわれ、
コネや特殊技能が無い限り、さらに難しいと思っている。
それ以前に何が特殊技能(経験)なのか企業により異なる場合もある。
<悲観的になってはダメ>
選ばなければ求人はあるが、これまで務めた様な濃厚な色をした会社に就職できたとしても長続きしない気もするが、そうも言っていられないのも現状。
やっぱり行き着く先は自己研鑽するしかないな。
<次回の決戦は6月中旬の筆記試験と面接>
なんとか受講できるよう、事前準備に励みたい。
後は何らかの資格試験も検討する。
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