感覚の言語化の難しさ
「ひとっつ、ふたっつ、みっつ、よっつ、いつっつ、むっつ、ななっつ、やっつ、ここのっつ、とおっ」
小さい頃、湯船に肩まで浸かって10数える時の言い方。ゆっくり数える時には『っ』の前をのばしていた。
方言というよりは幼児語だろうが、この言い方は柔らかい印象を与えるので、大人になっても時々使うことがある。
例えばコンビニ。一人あたりの接客時間が他の業態店舗より短いので、忙しそうな時などは「〇〇お願いします」だと丁寧だが長ったらしいと感じる場合がある。
だからといって端的に商品名だけだと横柄な印象を与えることがある。
そんな時
「〇〇、ひとっつ」
テキパキと反応の早い店員さんだとこれでパッと動いてくれる。店員さんが商品に手をかけ「これ?」と目線で確認してくれたところで「はい(お願いします)」と付け足す。
もちろん横柄な印象にならないよう発音発声抑揚や目線などの態度には気をつける。
簡潔かつ言葉の柔らかさ丁寧さをと気にしていたら自然とこうなっていった。自己満足かもしれないが。
その場の状況雰囲気によって微妙に変える必要があるためマニュアル化は出来ない用法だし、今回言語化してみたところどうも上手く伝えきれてない感がある。
右脳と左脳の交流は必要だなと。