![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28935472/rectangle_large_type_2_088278a187afa1c6e4a27fdcccfc583a.jpg?width=1200)
どんな曲が弾きたい?
選曲。
発表会などの特別なときじゃなくても、普段の練習から、導入期を過ぎた生徒さんには、弾きたい曲を選んでもらうことがあります。
テキストの中から、次は、これか、これ。どっちにする?
題名を見て、楽譜を見て。
聴いてみる。
どれを選んでもかまいません。
ぱっと、こっち!と選ぶこともあれば、時間をかけて考えることも。
その姿から、この子が音楽をどのように捉えて、どんなイメージを持って取り組もうとしているのか。
自分で選ぶというのは、難しいことなのかもしれません。
すてきな曲だから弾いてみたい
このメロディに歌をつけてみたい
難しそう、自分には無理かもしれない
ちょっと難しい曲に挑戦してみたい
こっちの方がカンタンそうだから、こっちでいいや
迷う時間も、選ぶ理由もそれぞれ。
中にはレッスン時間内では決められず、
「じゃあ、おうちで決めてきてね」と、さよならすることも。
翌週、「こっちにした!」と楽譜を見せてもらうと、選ばなかった曲の方にも練習の書き込みの跡があり。
選ぶとは、責任を負うこと。
丁寧に、注意深く楽譜を見る。音を聴く。
とても難しいことですが、「どっちがいい?」の一言で、子どもたちは驚くほど真剣に楽譜と向き合ってくれます。