不良品作り

当時作っていたボロ鋸のバリエーションでも書き出します。

腰はテンションゲージを使うようになってからは安定していましたが、緊張帯が極端に狭く亀裂が多い。
ステライト加工は 巣が多く 仕上げてもカケが残ってる
サイド研磨は不十分でセンターが出てない、角度も逆バチとか時々 逃げ角度無しストレートとか。
ステライト加工後のスリ込が強すぎて焼けが発生し仕上げ後も残ってる
歪でポコポコ 特に挽き曲がりの原因になる刃底部分は常に
定規は慣れ親しんだ精度の出ない痛みのあるのを愛用
まだなんかあったかな? 
これを夜なべして直すんだから忙しい ホント寝る暇が無かった 労働時間の平均は14時間ぐらいか 最長20時間ぐらいかな。
私も満足出来るレベルの技能を持ちあわせてないので 不良品の対処だけで精一杯。
負のスパラルってのかな 不良品が出る 修理に追われて忙しい 手抜きになるの繰り返しで 段々と追い詰められた状態に 苦しかったね。

良かった点は テンションゲージを使い同じ腰が再現出来たこと、ステライト加工後のアサリの大きは常に一定ぐらい。

さてマニュアルなんて物を作ってもその通り作れない事実、次々生産されるボロ鋸を手作業で修正していくのは 終わりがない、そこで機械的なアプローチで改良していこうと考えたのです。

取りあえず実行したことは 良品を作り業務量を減らし時間の余裕を確保することと、機械の整備と設定の変更 この辺りの話はまた次の機会に。

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