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インタビューを受けました!

※回答原文などの掲載は事前に許可を頂いています。

見出し絵は自作です。

はじめましてこんにちは、「あんび」と申します。あんびのイントネーションはトンビと一緒です、よろしくお願いします。

この度マシュマロマガジンの連載シリーズ、『エデンの住人たち』の第6回記事に私のインタビューを掲載していただきました。

質問来るたびドキドキワクワクで、とても楽しく有意義な時間でした。自己の性質を改めて見つめる良い機会になったとも感じます。私の生んだ言葉達が少しでも誰かの役に立つ事を祈っています。

改めて、この度はお声がけいただききありがとうございました!
見出し画像をウーパールーパーにして欲しいという願いも叶えてくださって大感謝です!
生物全般に強い興味があるのですが、ウーパールーパーはその中でも特別に大好きで大事なんです。

この記事では、インタビューに関する感想やらなんやらをゆるゆる書き連ねていきます。

Q. 何故インタビューに立候補したのか?

A. 興味本位。
いや、本当にそうなんです。そりゃあ言い訳する気なら色々言えます。

例えば、「私みたいなマイペースサピエンスの意見もあった方がいいのではというお節介から」とか。
『エデンの住人たち』の予告がなされた段階で「これ絶対面白いヤツだ!」と思いました。だって、人様の執筆のコツだとかこだわりだとかなんて普通だったらなかなか聞けませんもの。他人と自分の同じ所違う所を見つける事に起因する面白さというものもあります。そこで紹介されるものは、多かれ少なかれ読者に新たな視点を与えることでしょう。
なれば、様々なタイプの創作者がそこに登場する方がよりシリーズの深みが広がっていくはずです。

他には「こういう考えを持ったあんびってのがいたぞ!って証拠をそこにも残したかったから」っていうのもあります。これは私が作品をネットに公開している理由にも通じています。
そういう意味ではマシュマロちゃんの場所を利用してしまった形になるかもしれません……。

でもまあ、なんにしろ理由の9割9分は「どんな質問が飛んでくるのかとても興味があったから」、これに尽きます。
なのでDM届いた時には「よっしゃ!」ってなりました。

よっしゃ!✧\\ ٩( 'ω' )و //✧

マシュマロ見習いさんのインタビュー力

創作を始めたきっかけは何か?
普段はどのように小説を書いているか?
自身では自分の作風をどのように捉えているか?
それは他人に評されるものと一致しているか?

以上3つの質問を初めに受けました。

これを取っ掛りにマシュマロ見習いさんの怒涛の掘り下げが始まります。
「ここは突っ込まれるだろうな」って所よりも「成程、そう来ましたか」って所への質問が多くて。私が説明不足を感じていた部分とマシュマロ見習いさんが深く知りたいと思われた部分には隔たりがあったんです。その目線や思考の差がまた興味深い。聞かれる度、「記事構成上のどんな狙いがあってこの問いをぶつけてくるのだろう?」とか思わず推理しちゃう。
そりゃまあ、とにかく語りたい個人と記事をまとめていく編集者ですから、こういう視線の違いがあるのは当たり前なのでしょうけれど。

そんな質問達の中でも特に印象深かったのが、

マイペースな創作の良さとは何か?

これです。これ、かなり考え込みました。
自分の創作のスタンスが「のんき(のんびり)でムラっけ(活動頻度などにムラがある)でスロースタート(本文執筆開始までが遅い)、かつマイペース(周りを殆ど気にしない)」って自覚はあるんです。あるんですけど、その何が良いのか?って聞かれるとぱっと出てこない。
弱点は直ぐに思いついたんです。「上達スピードがスロー」とか、「締切を設定されるのが苦手」とか。
結局私がこれに対してどんな回答をひねり出したのか。それはインタビュー記事の『のんびりサピエンスの3つの掟とおまけ』の項をご覧ください。

あと、驚きどころか感動すら覚えた点なのですが、頂く質問がどれも簡潔で分かりやすい。何を聞かれているのかぱっと分かる。
これが普通だと思ってはなりません。自分の言いたい事をはっきりさせて、他者にしっかり伝わるようにアウトプットする。アウトプットの結果返ってきたものを精査し、次のアウトプットに繋げる。文章作り、ひいてはそれを介したコミュニケーションの基礎であり本質です。重要。

うわっ…私の回答、長すぎ…?

回答の合計文字数数えたら、軽く2万字超えていました。

インタビュー終了後にそれらを振り返って思った事。
「例えば」が多すぎる。実例を挙げりゃいいってもんでもないぞ!
冗長な部分が目立つ。装飾的な表現や文章をもっと削れたはずだ!
後から訂正を何度もやらかしてしまっている。出来る限り早く返答するのは結構だが推敲校正の品質も維持せねばならない!
他にも気になる点が沢山!伸びしろまみれ!

悲しいかな、インタビューの方で散々理屈屋っぽい雰囲気を出してた癖に、テンション上がると結局勢いで語りがちなのです。
元来、人間なんて理屈っぽい所と感情的な所が混じり合って出来てるんですよ。どちらかに 10:0 で偏った者なぞはまずいない。だから私のような性質だって何らおかしくないし矛盾もしていないんです、多分。

今後似たような機会があれば、今回の反省を生かしたいです。

成文化するという事

インタビュー中には、自分でも驚くような文章が指先から生まれる事が多々ありました。
「あれはそういう気持ちだったのか」「そういう理論で動いていたのか」という気付きの感覚を何度も味わったんです。

そんなものの1つはこちらです。インタビュー記事には載っていません。

私には、この世の全ての物語はその物語の世界を基準に書かれたノンフィクションに見えているんです。
現実世界では嘘でも創作世界では本当の事なんです。

(中略)
なので、その創作世界基準での嘘をついちゃいけないんです。

ああ、と思わず声が出ました。どこか他人事のようにも感じました。「お前そんな風に考えてたのか、知らなかったよ」みたいな。
もしかしたらこれはありふれた意見なのかもしれません。しかし今回質問を受けてじっくり考えるまで、こんな風にまとまった思考は私の中に一切無かったんです。それを引き出して頂けた。

ヒトは朧な対象に対しても、それに名付けをしたり概要をまとめたりする事で怖れを取り払い理解を深める事が出来ます。その点から考えても、非常に貴重な体験となったと思っています。

インタビュー後、思った事と思い出した事

【無自覚ナルシスト!】
これ、答えていく程に浮き彫りになってビックリしました。どんだけ自分の作品大好きなんだよと。いや、悪い事じゃないとは思うのですけれども。
思えば個人サイトの頃は自分で足跡つけまくってましたし、今も自分で意図せず閲覧数増やしてしまっています。サイトに掲載すると作品と程々な距離感が生まれて、エディタで読むのとはまた違う感覚で楽しむ事ができるんです。

でも、対象に対して「好きだと思う」のと「上手いと思う」のって全く別の心の動きなんですよね。事実、自分の技術や作品について未熟だなあと思う場面は多々あります。

【設定オタクだけど設定厨にはなりたくない】
設定をしっかり練ってから本文を書き始めるのですが、それでも書き始めた後になって「こういう設定の方が妥当だな」ってなる時があります。また、追加で新たな設定を思い付く事もあります。
そういう場合は適宜対応します。

それに、どこまで設定を作るか(理屈をつけるか)って問題もあります。
「理屈も何もなるもんはなる!」「別に作中で説明いらない!」「そもそも設定考える程の事ではない!」とかって場合もあるんですよ。

私は放っとくと設定に凝り過ぎちゃうので、「ちょっとやりすぎだな」ってなった場合は一旦筆置いて、「語るべき設定」と「語らなくてもいい設定」に設定を分けます。これはインタビュー記事でちらっと触れてます。
「語るべき設定」は物語にしっかり生かす設定、「語らなくてもいい設定」とは文字通りです。ここはばっさりいきます。後者は設定資料集送りか最悪棄却されます。

設定を考える事は好きです。ですが、物語やキャラが設定を説明するただの道具になるのは嫌なんです。

【衝動は暴れ馬】
インタビュー記事でもお話しましたが、私は「趣味はやりたくなった時にやる」スタイルなんです。これが結構厄介で。時としてコントロールできなくなるんです、その欲求を。

勢いに乗ると余裕で一晩位ぶっ続けで書けるんですよ。で、その後腱鞘炎になったり体調崩したりするのがお約束。
あと、これをやらかしたのは1度きりですが。大学在籍中、どうしても直ぐ書きたい作品の為に丸1日講義をサボってしまった事があります。単位こそ落としませんでしたが、今見ればとても阿呆な事をしたと恥じています。

こういう無茶はその時は良くても長期的に見たらマイナスです。書く為とは言え、別のやるべき事項を投げ捨ててしまう事はよろしくない。
趣味は土台となる生活が資本である、と考えています。……考えてはいるんですが、やはりなかなか衝動の手綱を取れない時が……。

【よそ行き仕様になりきれない】
自分語りの文章には口語的表現を色々混ぜてしまいます。そうした方が自分の伝えたいニュアンスに近付いたり文章のリズムが良くなったりする(気がする)ので。
よっぽど改まった場でない限りはやり続けると思います。

それと当たり前ではあるんですが、インタビュー中はスラングの類を出さぬよう気を付けていました。
2chやらニコ動やらの文化にやたら影響されているんです。ぬるぽ。

       *      *  
     * いやです  +  
         n .∧__,,∧ .n
    + (ヨ(´・ω・`)E)
        Y     Y    *

このAAとか好きなんですけど、若干煽りのニュアンス入ってるからなかなか使いにくくて。文字を変えて、

       *      *  
   *  私の趣味だ いいだろ  +  
         n .∧__,,∧ .n
    + (ヨ(´・ω・`)E)
        Y     Y    *

とかにしたらいいのかしら。ガッ。

何の話だこれは。

【この家族にしてこの私あり】
趣味の傾向や向き合い方って家族の影響が馬鹿にならないなと思いました。
我が家では皆、個々人の趣味嗜好について互いに否定的な干渉をしようとはしないんです。「そんな事はやめろ」とか決して言わない。
そのおかげでのびのび好きな事が出来てますし、そういう性格が形成されたんだと思います。

ただ、代わりにちょっと変な所がある気もするんですが。
・結婚前、母を家に呼んだ父は母を横に置いてずっとゲームやっていた。母曰く「オーラみたいなものが出てた」。なお、母はゲームを一切やらない。
・胎児の頃から父のプレイするバイオハザードの音を聞かされる。
・母によってドラえもん映画を1作目から短編含めほぼ全履修。そしてそれを一般的教育だと勘違いする私達姉妹。
・中学生の頃、父が間違って購入した某漫画の非公式アンソロ(BL成分含む)を渡される。
他にも色々。

こう見ると『家族』と言うよりかは『両親』がちょっと変わってるのかも……。

【私のキャラ薄いのでは問題】
この記事を読んで下さっている方の大半は『エデンの住人たち』の本記事も読んでいらっしゃる事と思います。私も読んでいます。

それでずっと思ってた事があります。あのシリーズのインタビューゲストの皆さん、全員もれなくキャラ濃くないですか?しかもどの方もバリバリ活動されている印象を受けると言いますか。
そんな今までのゲストの皆様と比べてしまうと、私はこう、活動方針とか諸々ゆるゆるでして。

そんなんなので、インタビュー受けさせていただける事になった時舞い上がった半面急速に不安になったんです。
私の回答を読まれた方達が「ずっしりみっちりブラウニーを期待してたのにしゅわしゅわすかすかチョコスフレじゃんこれ!」ってなりやしないかと。
いつも読者ウケとか一切気にしないで活動しているせいか、今回のように「ウケる事を漠然と意識せざるを得ない状況」へ放り込まれる事に対しての免疫があまりにも無かったようなんです。困惑しました。

しかし単純なもので、質問に答えるのに夢中になっていくうちそんな心配は消えてしまいました。全力で回答考えてる最中にそんな雑念に脳漿絞る余裕は一切なかったんです。
第一、今更キャラ変したり嘘をついたりなんて出来ない以上、自信を持って開き直るしかなかったんですね。

【見せないという選択】
あんびは能動的な仲間探しに対して……

消極的 ☆ ★ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 積極的

私の根っこの性質というのは、作る側としても受け取る側としても「一人で(も)いい」「自分がよけりゃそれでいい」なんですね。語弊しかない言い方ですが。
この特性故に、周囲と折り合いをつけやすかった事もあれば上手く噛み合えなかった事もあります。

ちょっと話が飛びます。
私のpixivなどのブクマ系ページが基本非公開なのは、こういう自分の内側に閉じこもりがちな性質が関わっています。別にR-18オンリーイベ状態だから隠してるわけではありません。
いや確かにブクマにはそういう作品もありますがそれはそれとして。

もしも私がブクマを誰かに見られたりしたら「脳内を総合的かつ詳細に観察されているようで居心地が悪過ぎる」って感情が優占種となるに決まってるんです。もはや拷問。
呟いたり自身の創作に反映しているジャンルや性癖は寧ろ見せたがってる節すらあるのに、何故こればかりをこうも厭うのかは自分でもよく分からないんですが……。
とにかく、自分から見てもなんとも難儀で煩瑣極まる性質なのです。しかしオープンマインドノーガードになれない以上仕方無しよなあと。
 “全ての” 趣味を他人と共有し共に楽しむ気はないんですね。一緒に楽しむのが全面的に嫌いな訳ではないのですが、中には1人でぽつぽつ楽しみたい趣味もあると。

と言う訳で。
ブクマを公開していない人に対して、それを見せろと迫ったりましてや公開しない事を詰らないであげて下さい。色んな人間がいるんですこの世には。
「私は見せてあげたんだし、そもそも趣味が同じなんだから恥ずかしくないでしょ~w」とか「ブクマ公開しないとかブクマした作品とその作者に失礼だろ、ちゃんと宣伝しろよ」とか本当……本当勘弁して…………。

【怠惰オタクは種別仕分けの夢を見るか?】
自分が特に影響受けてるなあと感じているコンテンツのうちいくつかは以下の記事に簡単にまとめています。ご興味がありましたらどうぞ。

現在の私は雑食気味のオタクだと自分自身では考えています。興味がほんの少しでも湧いたなら、次元とかジャンルとか○○向けとか気にせずに片っ端から触れている、と言い換えてもいいです。酸いも甘いもとりあえずつまみ食い。
しかしアカ分けはしてません。面倒臭いので。

一応始めはTwitterでジャンル別にアカを持つ事を考えたんですけど、誤爆や管理や切り替えが煩わしそうなので諦めました。現在私が動かしているのは全年齢向け(だと思っている)雑多アカ1つだけです。
なのでアカウントをちゃんと使い分けて運用出来る人って本当凄いなあと。というか、創作界隈は特にその辺がしっかりしている方が多いという偏見があるのですが実際の所はどうなんでしょう。

上記の理由から、創作物( ≒ 小説)目当てのみで私のTwitterをフォローすると間違いなく肩透かしを食らいます。
大変申し上げにくいのですが、私に対して特定ジャンルに特化した話題提供やTL作りを期待するのは愚の骨頂です。

我は思ひ敢ひしよろづのことをすずろに書きつくるばかりにて、奇しう、楽しくなるべきなり。

終わりに

人生の3割は睡眠時間と言われます。では残りの時間のうち、確固たる意志を持って、かつ自由自在に振る舞える時間はどの位なんでしょう。
私には小説執筆は勿論、他にもやりたい事・体験したい事が沢山あります。それを考えると躊躇ってる時間なんてないのです。やれる余裕があるなら、やれる環境が用意できるなら、やった方が絶対後悔しない。
そして最期は「楽しかった」と笑いながら去りたいんです。

さて。記事前半にてインタビュー時頂いた質問をいくつか紹介しましたが、皆さんならそれらにどう回答されますか?是非考えてみて下さい。そこから更に自問自答し自己分析を深めるのも良い刺激となると思います。
そうすれば今まで認識していなかった、予想もしていなかった自分の特性に気付けるかもしれません。そしてそれはもしかしたら、もしかすると、創作以外の分野でも役立つ事があったりして……。

とまれかくまれ、皆さんの趣味活動が充実したものであらんことを。
互いの地平が交わった時には、共にそこで笑いあえる事を願ってます。

ではではそろそろ切り上げさせていただきます。ここまでお読み下さり感謝です!
インタビュー記事、それからこの記事への感想ありましたらマシュマロなど送っていただけたら嬉しいです。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
追伸。
あの格言めいた謎古文は自作です。
「目岸乎日記 / 庵薇東馬 著」
(めきしかな ≒ メキシカナム、あんびとうま ≒ アンビストマ……つまりはAmbystoma mexicanum の捩󠄁り)
とでも添えようかと思いましたが、民明書房感が凄いのでやめました。
無論権威もへったくれもありません。一瞬でもガチの古文だと勘違いする人がいたら面白いなあって思って置いただけです。

 

これにて本当におしまいです。
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました!

無題179_20201128061308


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