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メンバーの在宅勤務環境向上を支援する制度を作りました。そしてそれが出来上がるまでのムーブメントについて

こんにちは、人事の井上です。

MF KESSAI株式会社は、COVID-19の影響を鑑みて3月上旬より原則在宅勤務という体制での業務を実施しています。

そして現時点で在宅勤務体制の開始から1ヶ月を越え、メンバーの状況に応じた課題が顕在化し始めたこと、そして今後も在宅勤務体制が長期化する可能性もあることを見据え、MF KESSAIでは在宅勤務における課題を解決する支援プログラムを検討し、運用を開始しました。

本日はそのプログラムの内容と、それが出来上がるまでの過程についてご紹介いたします。

プログラムの内容について

支援プログラムは下記の通りです。

施策1|希望者に会社備品のチェアとモニターを貸与(自宅まで配送)
施策2|EarPods with 3.5 mm Headphone Plugの購入
施策3|1万円分のWFH備品購入補助

施策1について

相談が寄せられた課題の中で多かったのが、仕事用のチェアやデスクが無い、普段オフィスのPCモニターを使っているのでラップトップだけだと効率が落ちる、といった自宅の物理的な就業環境が整備されていない、ということでした。

レンタルサービスも検討しましたが納入までのタイムラグがあることや、資産の有効活用という観点をふまえ、オフィスで利用しているワークチェア、PCモニターを希望者自宅まで配送し貸し出します。

施策2について

オンラインとなっているチームMTGや採用面接などの音声品質を保ち、生産性を高めていく取り組みとして、MF KESSAIではマイク付きイヤホンの利用を基本としていくことにしました。

それに伴い、現在マイク付きイヤホンを保有していないメンバーへは、コストパフォーマンスの観点からApple製の「EarPods with 3.5 mm Headphone Plug」を会社推奨アイテムとして提供します(ご自身で購入いただき経費精算)。

施策3について

各メンバーの環境により必要な物も様々であると考え、施策1と施策2に加えてメンバー自身が必要と考えたものへ自由に投資をしてもらえるよう、まずは1万円を補助額上限として購入費用を補助します。

MF KESSAIの置かれていた状況

MF KESSAIでは、『不必要な移動にかかるストレスを取り除き、集中して作業する時間と空間を確保する為』、または『自然災害時など出社が困難な際に、移動に時間とストレスを割かない為』として、従来より在宅勤務(Work from Home / WFH)制度を運用してきました。

従ってリモートを前提とした組織運営スタイル、そしてITインフラ環境はある程度整備されています。

※ITインフラ的な取り組みについては技術ブログでご紹介しています。

しかしながら、WFH制度は希望者が自由裁量で実施してよいというスタンスであったため、基本的にオフィスに出勤して就業するスタイルのメンバーもおり、このようなメンバーは自宅での業務環境が未整備のままで在宅勤務を開始をせざるを得ませんでした。

このような状況の中で様々な課題が生まれてきたことをふまえ、関係者が連携し課題解決のための支援プログラム構築に向けた動きが急速に立ち上がります。

プログラムができるまでのムーブメント

今回の支援プログラムができあがる過程は、トップダウンでもなければ、人事だけで検討して進めたわけでもありませんでした。

課題を感じているメンバーや相談をもらったメンバー、役員、また知見のあるメンバーがクイックにディスカッション、意思決定を行い骨子を固めていきます。

検討にあたっては、#pj_wfhというpublicのSlackチャンネルが立ち上がり議論が開始され、「メンバーそれぞれのペインが解消される内容であるか?」「業務効率や業務品質が向上することで会社としての生産性向上に資する取り組みであるか?」という観点、そして人事労務や経理の観点なども織り込みながら、色々なアイデアを出し、プログラムとして収束させていきました。

こういった動きは、MF KESSAIが大切にしている、役割を固定化せず柔軟に動き、チームとして課題を解決していくという価値観が出ているなと感じます。

プログラムの今後について

今回リリースしたプログラムはあくまで臨時のものとして、素早くリリースしメンバーへ最速で価値を届けることを優先して検討しました。

今後の改廃もふまえ、プログラム運用の予定は未定となっています。

さいごに

今回は、COVID-19から従業員を守るための在宅勤務対応というきっかけで、当社の文化や価値観を垣間見たと感じたので、筆を執ることにいたしました。

今後もアイデアとテクノロジー、そしてチームワークで課題を乗り越えていければと思います。

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