共感はしてもらうんじゃなく、能動的に「しにいく」そのための方法とは?
「共感してもらえない」と嘆く前に。あなたは他人に共感していますか?
「聞いてもらえない」と嘆く前に、あなたは他人の話を聞いているでしょうか。
「共感も、人の話を聞くことも、こちらからは積極的に行っていなかったかもしれない。でもどうすればいいの?」と疑問に思う方には、以下の知識が役立つかもしれません。
最初に3つ褒めて主導権を握る
(吉野真由美『営業ですぐ結果を出す人の話し方』2007/かんき出版)
褒めるためには、相手が何かを持っていることをまず認めることになります。
そして「それは良いものだ」と肯定する作業が不可欠。
相手はそれを大事にしているから持っているわけで、それを「良い」と肯定すると、これは共感することになります。
しかも、相手に以下のように思ってもらえるでしょう。
「この人、私のこと、よくわかってくれているわ……私が大事にしているものを、この人も良いと認め、褒めてくれたから」
(吉野真由美『営業ですぐ結果を出す人の話し方』2007/かんき出版)
お世辞を言うのとは違います。お世辞を言うのは苦手な方もいるでしょうし、そうした方から言われる方もなかなか大変です。
それよりも、以下のような流れなのだと思えると良いですね。
相手が価値を感じているものを話題にする。
↓
すばらしいと認める。
↓
共感できる。
↓
互いの価値観を共有した感触が得られる。
↓
信頼関係を築くことができる。
(吉野真由美『営業ですぐ結果を出す人の話し方』2007/かんき出版)
ちなみに、最初に示した「共感してもらえない」と嘆いていたのは、つい先日までの私のことです。
こうした悩みの解決のために読書をしています。
今回は
(吉野真由美『営業ですぐ結果を出す人の話し方』2007/かんき出版)
の中のごく一部をご紹介しました。
この記事の画像は、本書の帯の画像を参考にしています。
また本書では、対面営業の流れを図のように50分1セットとしています。
そのうちの最初の15分。アイスブレイクや世間話が必要かと思われるようなところですが、そこでまずは褒めましょうと言っている部分になります。
「褒める」という手段を使うわけですが、
まず相手のことを認めて共感するということを通してスムーズに商談に入ろうということです。そういったことをせずにいきなり交渉をしようとするのは、なんの共感もないままに押し付けていくような感じがしてしまいますね。
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