30年目の宮崎映画祭(その1)
「宮崎映画祭の30年」については今週はお休みさせていただいて、「30年目の宮崎映画祭」という題名で今年の宮崎映画祭について、その見どころなど書かせていただければと考えています。今回はその第1回目。
第30回宮崎映画祭は2024年11月2日(土)から同月7日(木)まで開催いたします。なお11月1日(金)はお馴染み(?)の「みやざき自主映画祭」。県内で頑張っている自主映画作家の最新作品をご紹介します。みやざき自主映画祭については現在、まだ情報を収集中なので改めてご紹介させていただきます。
さて第30回を迎える宮崎映画祭は三つの目玉で皆様をお迎えいたします。今回は一つ目をご紹介。
まずは何といっても二年ぶりに授与する「金のはにわ賞」。と申しましても前回は映画祭が終わってから、受賞者にトロフィーを送付しているので、作品を上映して授賞式を開催するのは2018年以来となります。
では「金のはにわ賞」とは何か!? Facebookの公式ページに挙げている文章を転載します。またこの文章で第30回の受賞者もお分かりになるので、ご一読くだされば幸いです。
What is "Kin no Haniwa"award?
「金のはにわ賞」とは宮崎映画祭実行委員会が、その独自の鑑賞眼で優れた作品や監督、俳優、スタッフに授与される日本一ゆるくも、責任のある賞である。受賞資格として前回の宮崎映画祭実施から次回の開催までの期間に上映された作品を対象作品としている。したがって受賞該当作品が存在しない年度も多々ある事を付記しておく。
本年度の受賞者は以下の通り
●作品賞 『青春ジャック 止められるか俺たちを2』
●男優賞 井浦新氏(『青春ジャック 止められるか俺たちを2』)
●女優賞 芋生悠氏(『青春ジャック 止められるか俺たちを2』、『夜明けのすべて』)
●名誉監督賞 若松孝二監督
(参考)歴代受賞者 *ただし職業映画人に贈与しはじめた17年以降に限る
2017年
監督賞 黒沢清『ダゲレオタイプの女』
作品賞 『SHARING』篠崎誠
男優賞 山田孝之『山田孝之のカンヌ映画祭』
女優賞 山田キヌヲ『SHARING』
アニメーション賞 『この世界の片隅に』片渕須直
2018年
作品賞 『止められるか、俺たちを』
監督賞 白石和彌『止められるか、俺たちを』
監督賞 入江悠『ビジランテ』
男優賞 井浦新『止められるか、俺たちを』
女優賞 門脇麦『止められるか、俺たちを』
脚本賞 港岳彦『あゝ荒野』
2019年
監督賞 阪本順治『半世界』
男優賞 東出昌大『寝ても覚めても』
女優賞 唐田えりか『寝ても覚めても』
2022年
名誉監督賞 塚本晋也(数々の作品の功績に敬意を表して)
監督賞 三宅唱(宮崎映画祭『やくたたず』『THE COCKPIT』ほか近年の充実した作品に対して)
新進監督賞 深田隆之(『ナナメのろうか』)
*写真は第28回宮崎映画祭の受賞者である三氏に対してのものです。
ということで本年は『青春ジャック 止められるか俺たちを2』を作品賞に、そのスタッフ・キャストに各賞を授与いたします。現在、作品賞をお受け取りいただく井上淳一監督(脚本も)と女優賞の芋生悠さんはご来宮が決定しております。男優賞の井浦新さん(なんと二回目!)はこの時期、海外作品の出演があり難しい…、という感じですが、正式にご来宮できないときはホームページ、SNSなどでお知らせいたします。引き続きご確認ください。
また気鋭の女優である芋生悠さんがお越しになるのでミニ「芋生悠特集」を実施いたします。『青春ジャック 止められるか俺たちを2』の他にこれらの作品を。
現在、トロフィーを製作しております。まぁどうなりますか。ご期待ください。
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