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『マネーフォワード クラウド年末調整』の便利な活用法 Part2【#クラウドTips】
『マネーフォワード クラウド』のカスタマーマーケティングを担当している森本です。
本シリーズ【#クラウドTips】では、実務上起こりうるケーススタディをベースに、『マネーフォワード クラウド』の使い方のコツ(Tips)をご紹介します。
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『マネーフォワード クラウド年末調整』をより便利に活用するためのTipsをご案内します。
Part1では、クラウド年末調整の特徴である「申告書のWeb回収」「ステータス管理」を活用する際のよくあるお悩みとその解決策をお伝えしました。
今回は、より具体的な便利機能として「年末調整の手続き作成」と「申告書のWeb確認」の場面でご利用いただける設定例や機能をご紹介します。
※クラウド年末調整の基本的な操作や流れを確認されたい方は以下のヘルプページをご確認ください。
マネーフォワード クラウド年末調整の流れ(管理者用)
マネーフォワード クラウド年末調整の流れ(従業員用)
年末調整手続き作成時に注意したい設定項目
クラウド年末調整の設定は「設定(申告事業所登録・従業員登録)」を行った後、年末調整の計算を行うための「年末調整手続きの作成」を行う、といった手順になっています。
クラウド年末調整を利用した年末調整業務
![](https://assets.st-note.com/img/1732057328-ADVdlOa0gtExmLqHB4CiG1jM.png?width=1200)
上記の「年末調整手続きの作成」時の設定項目について、設定に迷うポイントをまとめました。※年末調整手続きの作成方法はこちら
1.源泉徴収票の配布方法を決めるポイント
【迷うポイント】
源泉徴収票を自動配布にする?しない?
源泉徴収票を自動配布にしたときにどうなるのか・しなかったときにどうなるのか(自動でないから面倒になるのか)を確認し、判断しましょう!
源泉徴収票の自動配布日設定とは
手続き>手続き一覧>管理設定>通知 の画面で設定可能な項目です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732057363-JXsD7h3tLf1ir4pjaIQuNmRx.png?width=1200)
ステップ1-1:源泉徴収票を「自動配布する」に設定した場合
![](https://assets.st-note.com/img/1732057394-KNFmySb9g5ZtAPdwDx7sYUh8.png?width=1200)
源泉徴収票の配布日を設定でき、設定された配布日時点でステータスが「確定済」になっている従業員については、源泉徴収票を見ることができるようになります。
一方で、源泉徴収票や給与支払報告書(個人別明細書・総括表)を確認する目的で、一時的に「確定済」のステータスにしていた人にも配布されてしまいます。
そのため、確認が済んでない状態で公開されないか、確認・修正が配布日までに間に合うかなど、不安に思われることもあるかもしれません。
源泉徴収票を自動配布する/しないの設定や、自動配布する場合の配布日は後から変更することも可能となっております。
また「自動配布しない」に設定した場合でも、ワンクリックで配布することもできるようになっております。
ステップ1-2:源泉徴収票を「自動配布しない」に設定した場合
任意のタイミングで、対象の従業員を選択し「配布する」と操作するだけで、配布が完了します。
【源泉徴収票の配布方法を決めるポイント】
・自動配布機能を利用する場合、確認を終え従業員に配布できる状態になったら、配布日とともに「自動配布する」に設定すると、間違った内容で配布してしまうことを回避できます。
・配布日を全従業員で揃えるのが難しい場合は、「自動配布しない」に設定しておき、手動で「配布する」の操作を行っていただくのがおすすめです。
2.添付書類の必須設定で考慮すべきポイント
【迷うポイント】
添付書類は全部必須にしたほうがいいの?
「必須にする」に設定したときの影響を確認し、判断しましょう!
証明書の画像添付設定とは
該当の手続き>手続き一覧>「管理設定」ページ内>回収>証明書の画像添付設定 で設定が可能な項目です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732057501-PirXtQu4pIVjka51wM73nB8d.png?width=1200)
「必須にする」に設定した場合
![](https://assets.st-note.com/img/1732071777-K4fp9gmWi1H6Yct5uywXDCo2.png?width=1200)
必須となっている画像を添付しなかった場合、警告が出て、次の画面に進めない仕組みになっています。
詳細のデモ画面はこちらをご参照ください。
「必須にする」に設定した場合、証明書等の画像の添付漏れを防げるというメリットがある一方で、従業員にとっては何を添付すれば良いか分からず、提出が遅れてしまうといったデメリットも生じるかと想定されます。
そのため、全ての画像添付を必須とするのではなく、よく発生する「前職の源泉徴収票」「保険料の控除証明書」「住宅ローン控除」は必須にする、といった事例もございます。
事務所や事業者のフローに合わせて、より安心・利用しやすい方法にご設定いただければと思いますが、判断に迷ったら以下を参考に検討してみてください。
【証明書の必須設定で考慮すべきポイント】
・「必須にしない」設定
まずは申告書のWeb提出を速やかにしてもらいたい!多少の差し戻しはおまかせあれ!という方向け
・「一部必須にする」設定
証明書の内容と申告書の記載内容が異なることが多く、修正作業に一番時間がかかる!という方向け
・「全てを必須にする」設定
毎年さまざまな種類の証明書の提出があり、なるべく広い範囲の画像添付を必須にしてカバーしたい!という方向け
申告書のWeb確認を効率化する3つの便利機能
年末調整の申告書のWeb回収が完了したら、回答された申告書の内容を確認します。
クラウド年末調整を利用した年末調整業務
![](https://assets.st-note.com/img/1732071718-aTifrlQRbMAkwKdshGDmH67o.png?width=1200)
申告書のWeb確認を効率化する3つの便利機能をまとめました。
1.添付された画像と記載された申告内容を比較する
![](https://assets.st-note.com/img/1732062073-te1uG3qcSXijgHz2xRTZPCQ4.png?width=1200)
証明書の添付画像が拡大・縮小・回転でき、位置を保存できます。
添付画像が逆さまであっても簡単に修正・保存ができ、記載内容と添付画像の内容が合っているかの確認をスムーズに行えます。
下記リンクから、証明書添付画像を確認する画面のデモが見られます。
2.前年と今年の申告内容を比較する
![](https://assets.st-note.com/img/1732062094-fWOiEzLK0ap1soGHlIYudBqt.png?width=1200)
前年の申告内容や差分がクラウド年末調整上で確認でき、申告内容の記載漏れや記入間違いの確認をスムーズに行えます。
※クラウド年末調整を前年からご利用の場合、従業員のWeb回答時に前年の保険料控除の内容をコピーできるので、手入力の内容が減り便利です。(詳細はこちら)
クラウド年末調整を前年からご利用の場合は、ぜひご活用ください。
こちらも下記のデモ画面をご参照ください。
3.タグを活用する
![](https://assets.st-note.com/img/1732062194-zYLN3P4XtGg2Dvcb5nsVAu8O.png?width=1200)
従業員にタグを追加し、回収やチェック状況を管理できます。追加されたタグをもとに検索をかけることも可能です。
ステータス画面だけでは判別できない情報を一覧で管理するのに便利です。
例えば進捗に応じたタグを作成して従業員に設定することで、その従業員の確認がどこまで進んでいるかを一覧で把握できます。
タグの具体的な活用例は以下の内容もぜひご覧ください!
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いかがでしたでしょうか?クラウド年末調整の「年末調整の手続き作成」と「申告書のWeb確認」がよりスムーズに進めていただけるようになりましたら幸いです!
#クラウドTips、次回もお楽しみに!