【活動報告】Femtech Community Japanとのコラボイベント「Femtech 国内最新動向アップデート 〜国内FemtechプレイヤーMAP〜」を共催しました（2024/09/30）
こんにちは！ 一般社団法人メディカル・フェムテック・コンソーシアム（MFC）です。
MFCは、良質なフェムテック製品・サービスが社会に普及することを目指し、産婦人科専門医等が中心となり、2020年9月に設立した団体です。
今回は、一般社団法人Femtech Community Japan（FCJ）との初のコラボイベント「Femtech 国内最新動向アップデート 〜国内FemtechプレイヤーMAP〜」の開催の様子をお届けいたします。
1. 開催概要
「Femtech 国内最新動向アップデート 〜国内FemtechプレイヤーMAP〜」
日時：2024年9月30日（月）19:00-21:00
場所：渋谷SOIL
主催：一般社団法人Femtech Community Japan（以下、FCJ）、一般社団法人メディカル・フェムテック・コンソーシアム（以下、MFC）
参加者数：約70名
2. プログラム
女性の健康課題をテクノロジーで解決する「フェムテック」が取り扱うテーマは、多岐にわたります。月経、妊娠、不妊治療、育児、更年期障害、婦人科疾患など、ライフステージに応じた領域はもちろんのこと、複数領域をまたがるソリューションを提供する企業も登場してまいりました。
本イベントでは、FCJが毎年作成・発表している「国内フェムテックプレイヤーマップ」の最新版を披露、解説するとともに、フェムテック業界の最新情報についてお話しします。
まず、オープニングセッションとして、FCJ代表理事・皆川朋子氏とMFC常務理事・青木勇気より、それぞれの団体概要と取り組みについてご説明しました。
次に、FCJ理事・木村恵氏が、フェムテック領域における最新の研究成果や業界のトレンド、大企業とスタートアップ企業の取り組み、政府・自治体の施策など、事業者にとって非常に参考となる事例をご紹介しました。
また、FCJ×MFCのパネルディスカッションでは、FCJ代表理事・皆川朋子氏、同理事・木村恵氏、MFC常務理事・青木勇気が登壇し、最新動向を踏まえた今後の展望について、お話しいたしました。
質疑応答では、
「東京と地方ではフェムテックに関する理解度の格差があると感じる。今後どのように格差を埋めていくことができるか？」
「悪阻（つわり）の事業を考案中だが、ソリューションが定まらない。各プレイヤーはどのようにソリューションを見出しているのか？」
「企業が健康経営の観点でフェムテックを導入する場合、その効果を示すことを求められる。説得させられるようなデータはどこにあるのか？」
など多数の質問が寄せられ、フェムテック市場にすでに参入している、もしくは参入を検討しているプレイヤーだからこそ抱える課題や、それに対する打開策を皆で共有することができました。
講演後のネットワーキングでは、約70名の参加者が閉会時間ギリギリまで熱心に情報交換をする様子が見受けられました。ここで得た横のつながりをきっかけに、早速、協業や連携など別途商談に進んでいる会員様も、多くいらっしゃるそうです。
3. 参加者の声
開催後のアンケートでは、参加者の皆様から多くの感想が寄せられました。
プレイヤーマップに加えて、企業間のコラボによる事業創出事例が非常に興味深かったです。
社会も企業も、変えていくにはトップダウンと認知の向上を並行して行っていく必要がある事を再認識した
全体傾向から手触り感のある課題感まで幅広く学べて有意義な時間でした。
定義を明確にすることが認知度を高める第一歩という指摘には、納得感がありました。政策面からのアプローチも大切と感じました。
今後も、最新市場動向に関する学びや、フェムテック市場に関心のある方々の横のつながりをご提供できる機会を積極的に作ってまいります。奮ってご参加ください！
4. 今後の活動予定
「10月10日産後リカバリーの日」第2回シンポジウム開催（2024/10/10）
産後の環境の課題解決に取り組む企業間プロジェクト「産後リカバリープロジェクト」が開催する「10月10日産後リカバリーの日」第2回シンポジウムを、後援しています。
現地参加・オンライン視聴どちらも可能（事前登録制）ですので、ご関心のある方は奮ってご参加ください。
「第3回Femtech Tokyo」に出展・登壇します（2024/10/17-19）
女性のライフステージにおける様々な課題を解決できるフェムテック・フェムケア企業が出展する展示会である「Femtech Tokyo」に、昨年に引き続き出展いたします。
また、10/17,18にはMFC 青木常務理事がトークセッションに登壇いたします。プログラムの詳細や入場チケット等については、下記よりご確認ください。
5. おわりに
これからもMFCは、安心安全に利用できるフェムテック製品・サービスを生活者に届けるために、政治・行政の動向を把握しながら、事業者や業界団体、有識者の皆様とともに活動してまいります。
法人、個人問わず、フェムテック業界を盛り上げていきたい方、MFCの活動趣旨にご賛同・ご支援いただける方は、取材や講演、記事執筆などのご依頼、ご入会・ご寄付に関するお問い合わせなどについて、ぜひお気軽にご連絡ください！
https://femtech.or.jp/inquiry/