日本フットボールリーグ(JFL) 第21節 VS FCマルヤス岡崎 〜心地よい違和感の正体〜
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今節は約1ヶ月半ぶりのホームいわきGFで行われたFCマルヤス岡崎戦の振り返りをしていきたいと思います。
①フォーメーション
https://iwakifc.com/matches/top_team/2021/0905_017168.php より引用
一見これだけ見るとあ、いつもの4-1-3-2かなと思いきや、
あれ、平岡のワントップ…
鈴木選手がサイドにいる?
岩渕選手が中にいてアンカーが山下選手?
違和感ありまくりの配置の正体は今季初の試みであった。
詳細は上記の画像の通りであると思われる。
相手のサイドバックに対してウイングである鈴木、古川の2名のスライドが間に合わない際は、
インサイドハーフである宮本・岩渕が中央のスペースを消しながらサイドバックにプレスをかけるシーン
が見られたため、プレッシングのパターンや楔のボールを入れた後のサポートの形などある程度の約束事を1週間の間で落とし込んだのだなと推測します。
②シーズンベストな前半
ハッキリ言うと、
今季ベストの前半であることは間違いない。
そう見えました。
明らかに良くなった点として、
ショートカウンターの際にシュートやクロスまで持っていける試行回数が増えた。
中盤のスペースでボールを奪う回数が増えたこと。
などが挙げられます。
また、ビルドアップの際にまだまだ黒澤選手のところを狙われたり、(左センターバックは利き足とは逆の足でボールを蹴る回数が増えるため、右利きの黒澤選手がプレスの狙いになるシーンも見られた)
したものの、坂田選手もビルドアップに関わろうとセンターバックのサポートの回数が増えたり、センターバックが持ち運んで時間を作ったりなど、改善されつつあるシーンも増えてきた。
非常にポジティブな印象を受けました。
③後半に見えたもの
相手のチャンスシーンをほぼ0で抑えたいわきFCだったが、すぐさまFCマルヤス岡崎は対応してきた。
画像にある通り、プレッシングの際に3トップの3枚が前がかりになるスペースを利用してボールを前進させようとする。
62分、72分のシーンは相手の意図した形が見えたシーンだが、中盤のスライドやサイドバックの嵯峨選手が上手く中のパスコースやランニングを消しながら対応できていたので、フィニッシュまで持ち込まれることは無かった。
4交代選手と役割
たった1週間の準備とは思えないほどのクオリティを見せたいわきFCだが、それぞれのポジションにおける役割を交代選手が果たしていたかと言われると疑問が残る。金選手やバイロン選手は3トップのワイドに位置したが、プレッシングのタイミングや、サイドバックとの間のスペースの埋め方など先発と比べると大分差があるような印象を受けた。
吉澤選手はワントップで果たして活きるのかどうか、2トップで味方が作ったスペースを使うのが得意なだけに、あまり効果的なポジションを取れなかった印象を受けた。
交代メンバーの質を打ち消さないようなマネジメント
複雑になった役割を理解できる選手が増える
これができればまだまだ成長を見せてくれる。
意識は19日のHondaFCとの決戦。
待ち受けるのはアウェー滋賀戦。
今週末の一戦も深掘りたいと思います!
最後までご覧いただきありがとうございます。
是非感想も併せて拡散していただければと思います。
ではまた次戦。
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