目標をたてるということ

例えば、数カ月後に試験が迫っているとする。
このとき、目標のたてかたには何種類かある。

自分がやりたいものを早めに終わらせて、不得意な部分に時間をかける。
逆算し、いつまでに何をすべきか検討する
とりあえず手をつける
など。

どれも間違いではないし、自分にあった方法が選択できるなら、それほど良いことはない。しかし、何もしない、今までの延長線上でなんとかなると考えているなら、それは悪手である。
言うほど試験は甘いものではないということだ。

指摘(指導)しても変わらない場合、どこまで徹底すべきか。
これもその対象によって千差万別であり、画一的に、これと言った答えはない。その人に合わせて、受け入れてもらえる範囲の探り合いとも言える。

強硬に反発されてしまっては、かえってその意味は雲散霧消し、逆効果となり得るためである。とにかく人を動かすということは難しいのだ。


つまり目標のたてかたには、上からの圧力も多少は必要であるものの、そこに自分が設定したという意識と、それを達成できたときの喜びとその2点をどう強調していくかということが、求められるのではないか。

これはカルロス・ゴーンが日産リバイバルプランとして活用していた方法にも通じるものがある。
聖域なき予算削減の中で、支出を3割減させるためにその条件を何度も突き返して、ようやく納得の行くプランが出来上がったとき、それを実際に達成させたと聞いている。もちろんその行動を行っているのは現場社員であるし、それにリーダーシップをとって活動・行動した点に彼の凄さがある。(言うまでもなく、現状の彼の行動については評価に値しない)

改めて仕事への向き合い方を検討しようと思った今日であった。

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