天覧競馬で思い出すミルコ・デムーロ
今年秋の天皇賞は、久方ぶりに天覧競馬となることがわかったそうだ。
ここでも印象的に使用されているこの写真が11年前ということにも驚くのだが、もちろんこの頃の天皇さまは、現上皇さまであるということにも時代の流れを感じるのである。
しかし、この最敬礼にはいたく感動した記憶がある。
さて、これで思い出したことというのは、以下の内容である。
競馬については、競馬法(特に今回は競馬法制定100周年を記念してのことだそうだ)に規定されているが、その細則は「日本中央競馬会法」によって定められ、更に「~施行令」「~施行規則」「~施行規程」によって定められている。
その中、日本中央競馬会競馬施行規約 第120条は以下の通りである。
つまり、これに照らせばミルコ・デムーロ氏の行為は、当然審議対象となるわけである。
事実、過去のインタビューでこのように発言している。
ここでいう決裁とは、決裁委員のことで、競馬の着順など公正に係る事務を行う人のことである。
日本でそもそも賭け事は禁止であるが、そこで競馬法という法律を作り、これを許し、公平公正であることを担保した上で、行われることであるためであろう。
(これは、運転免許などの免許も同様である、免許を携帯することでそもそも禁止事項であることを許すという観点では同様である)
ただし、実際にこれが審議対象となったということが示されているのは、調べた限り以下のニュースだけであった。
いずれにせよ、これが不問になったことはケチがつかないという点でも良いことであろう。関係者は安堵したに違いない。
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