(改訂)尋常小学唱歌を聴く
自分の家族には戦争を経験した世代がいる。
今、中学3年生を迎える子どもたちは、それこそリーマンショック前後で生まれている世代なので、親の親(2親等)も1960s~くらいがボリュームゾーンだろうか。
そうすると高度経済成長期、バブル絶頂期を経験している世代であってある意味経済成長の一番良い時期を経験している世代ともいえる。
この世代よりも少し前の世代になると、所謂学生運動が激しかったと思われる。これは何回か前の記事で書いた通りである。
記事冒頭部分に記載がある。
自分はそれよりも前の世代であるので、祖父祖母は当然戦争を経験している。そんな世代でもあるので、子守唄が軍歌だったり、戦時色の強い童話だったりしたのだが、これは親族の間でもそんな歌を歌って!と言われたそうだ。
そんな童話とはどんなものだったかと考えていたら、この尋常小学唱歌に当たったわけである。
昔の人の(悲劇の)ヒーローと言えば、源義経であるから、この尋常小学唱歌の中にも、牛若丸、鵯越(ひよどりごえ)などやはり関係のある曲が多数登場する。
ここで大切なのは、この中の数曲は歌われ続けているものの、やはり戦争という偶発的なイベントによって、過去との断絶が起きているということが、明らかになっているわけである。
古き良き~という言葉を使うつもりは毛頭ないのだが、どういう意図で作られたのか改めて想いを馳せることで見えてくるものもあろうと思ったのである。
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