CodeCamp体験レッスンを受けた
筆者プロフィール:関東在住Webデザイン独学中の23歳既卒フリーター。独学をはじめていくつかサイトを制作するも気軽に相談できる先生や仲間がほしいと思いスクールを検討中。
今日は、オンライン個人レッスンで有名なCodeCamp(https://codecamp.jp/)の体験レッスンを受けてみた。
先に感想をいえば、「まあ普通に良さそう、先生の活用の仕方次第」という感じ。特にその後の受講をゴリ推しされることもなく、私の場合じっさいにコードを書く等の体験もなかったためコースの説明と質疑応答でだいたい終了した。
ただ、現段階では、私がCodeCampを選ぶことはないだろうな、という結論に達した。理由についてはまたさいごに話そうと思うのでまずは私の体験の流れを書いていきたい。
※あくまで私個人の体験レッスンでの感触を綴っただけなので他スクールとの比較はしないし、公式サイトに既に書かれている情報はあまり書かないよ。
はじめは受講者への質問から
ビデオ通話めちゃくちゃ苦手なので正直すんごい緊張した。体験レッスンではGoogleハングアウトを使用して講師の方と1対1の会話で進む。ちなみに体験レッスンで必要なのはChromeブラウザとgoogleアカウント、webカメラ、マイクのみ。マイクについては私はiPhoneのイヤホンを使用した。
画面に予想以上にでかでかと表示される講師の方の顔にびびりながらもお互いの挨拶を終えるとすぐに私への質問へと移った。
・CodeCampをどこで知ったか?
・今回の体験レッスンを受講する背景
・現在の状況(勉強する時間を1日にどれだけとれるか)
・デザイナーとコーダーだったら適性は別としてどちらがより興味あるか
等々聞かれた。他にも聞かれたような気もするけれど前述したとおりの緊張具合であまり覚えていない。webデザイナーとして就職することをめざして独学しているが、今の自分の技術や知識に不安があり気軽に相談できる先生がほしいことを正直に伝えると、「それならまさにCodeCampがおすすめです」、と。
講師の方が強調して話していたCodeCampの主な特徴は、
・マンツーマン指導
・講師は現役のエンジニア
だそうだ。この2つの強みについてよく話してくださったが、でもまあ公式サイトにすでにでっかく書いてあるのでその辺りは割愛する。
コースの提案とテキスト・講師紹介
一通り私が質問に答えるとあとは講師の方の一方的なコースとテキストの紹介に移った。Webデザイナーを目指す私に提案されたのは、Webマスターコースとデザインマスターコース(コース一覧→https://codecamp.jp/courses)。両コースの違いは、HTML・CSS・js・jQueryのレッスンに加えてWebマスターならphp・MySQLがつき、デザインマスターにはPhotoshop・Illustrator・Bootstrapがつく。
私が知りたかったのはテキストの中身だったがそれも順番に見せてくれた。見せてもらったHTML/CSS、php、Ps/Aiのテキストでは、それぞれが最終的に1つの制作物を作り終えることを目的としていた。HTML/CSSなら最終章は料理のレシピサイトを作る、であったりphpならECサイトを作る、Ps/Aiではサイトのデザイン、といった具合。
正直テキストの内容自体は特にWebデザイン関連書籍などのそれと代わり映えはなく、そのテキストを黙々とこなすだけなら数日あれば自分だけでできそうだ。ちなみにテキストはコースが終了しても閲覧可能。
講師は男女ともにほんとう沢山いる。レッスン予約画面にズラりと並んでいて、それぞれ名前や顔とともにキャリアなどプロフィールが書かれている。同じテキストは同じ講師で進める、というような決まりもなく、講師を選ぶのはレッスンごとで、極論誰か気に入った先生がいたらずっと指名し続けて「担任」として考えることもできるらしい(プロフィールと受講可能な時間帯がばーっと表示されているかんじ、なんだかDMM英会話みたいだなー、て思った)。
転職支援プログラム[CodeCamp GATE]について
これは話を聞くまで知らないシステムだった。GATEの公式サイトはこれ(https://codecamp.jp/gate)。
キャリアアドバイザーによるアドバイスと、無事転職を決めた暁には10万円の祝い金がもらえる(ほんとに?)。「転職」支援なら自分にはあまり関係ないかも...と話半分で聞いていたら体験レッスン後にいただいたメッセージによると私のような「既卒」も対象となるらしい。やった。
私から講師の方へ質問
...と、ここまでで(ゆっくり丁寧に説明してくださるので)すでに体験時間の40分が経とうとしていたけれど、講師の方が話し終えたタイミングで質問をいくつかさせてもらった。結局時間は10分過ぎてしまったけど急かされるような雰囲気は一切なくてそこは◎。
以下に私が気になってきいたこととざっくり回答を載せます。
・テキストを章の途中からスタートさせることはできるか?
可能。
公開まで行ったサイトがいくつかあることやフォトショイラレがある程度操作できることを話すと、テキストは受講者が自分のレベルに合わせて好きなところから始めることができる、と教えてくださった。
・テキスト以外の自主制作についてもレッスンで相談できるか?
これも可能。テキストの内容と関係なく自主制作の相談も講師にすることができるらしい。
・前回のレッスンと講師を変更した場合レッスン内容は引き継がれるのか?
レッスン終了後、内容は担当した講師の方が記録して次の講師に引き継がれるそうだ。
CodeCampは利用しないかな..という感想
体験レッスンは、私からの質問が終わると講師の方が今一度CodeCampの強みや体験レッスンを受けることでもらえる1万円クーポンの話などをして、終了。終了後は簡単なアンケートの電話や、講師の方からメッセージが送られてくるくらい。特に強く今後の受講を勧められるわけでもない。
以下に私がCodeCampは選ばないなと思った理由をだらだらと書きます。
全体的な印象はよかった。テキストの内容はいたって普通なので、いかに受講者が先生をうまく活用できるか、がCodeCampでスキルを伸ばすコツになるのかなと思った(目標を明確にするとか)。講師もあれだけ沢山いれば合う先生がみつかるはず。
なので決しておすすめしない、というわけではない。
これは本当に私のPC環境の問題なのだと思うが、講師の方の共有画面ははっきり見えたが音声がぶつぶつでたまに聞き取れないことがあった。そしてタイムラグも1秒くらいあるように感じた。私がCodeCampはナシかな、と考えた理由は主にこれ。私は気軽に聞ける先生がほしい、と言ったので講師の方が言うようにまさに自分にとってCodeCampはぴったりかもしれない。でも毎回のレッスンでこんなにラグや聞き取れない箇所があったら相当なストレスになる。
そして、思った以上にビデオ通話がやりづらい(気持ち的な面で)。電話すら苦手な人間なのでどうかと思ったけどやっぱり苦手だった。顔を写さずに受講することも可能だが、そうすると内容を理解したかどうかは声にださないと相手に伝わらないためさらに余計に時間を取られることになる。
講師が多いので相性のよい人が見つかると思う、と書いたが、これについては例えばWebマスターコースの2ヶ月プランだとレッスン回数は20回なので気に入る講師を時間かけて探す、ということは難しいかもしれない。
また、1対1の指導なので予約を入れてしまえばサボりにくい、と話していたが、自宅だし画面越しで講師は実際には会ったことのない人なわけでむしろ結構サボりやすそうな学習環境ではあるかなと感じた。「独学だとサボってしまうから」、という理由でCodeCampを受講するのでは同じことを繰り返しそうだなと思ったり。
そんなこんなで私にはCodeCampのカリキュラムがどうという話でなくシステムが合わないみたい。そしてこれは体験を受ける前からわかりきったことだけど、「先生」の他に一緒に勉強する「仲間」がやっぱりほしいよな..と感じた。ネットでなくリアルで。
通うタイプのスクールの体験を今後は受けていきたい。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
2018年8月25日 ろる