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極細客でエルメス初心者の私がかばんを買えた話(ミニエヴ編②) in 東京

【Chapter 1】ニューヨークで生まれた炎


ニューヨークのエルメス店舗で、
目にしたミニエヴことEveryne TPM。
その瞬間、手に入れるチャンスが
目の前にあることに胸が高鳴った。

だけど、「今じゃなくてもいいかも」
と一度は見送ることに。

しかし、旅の最終日
やっぱり、心がざわめいている。
欲しい、今しかないかもしれない。
そう思い、もう一度店舗に向かうが、
残念ながらすでにミニエヴは
ディスプレイから消えていた。

この喪失感が、逆に私の心に火をつけた。
「日本でもっと本気で探してみよう」と、
帰国後の計画が頭の中で熱を帯びていく。


【Chapter 2】エルメスへの愛を伝える準備


ただ商品を眺めに行くのではなく、
自分がどれだけミニエヴを必要としているかを
アピールする──これが作戦。

バッグのためだけに訪れる顧客より、
きちんとストーリーがある方が、
店員さんも「この人になら…」と売りたくなるもの。

「エルメスは、私にとって
ただのブランドじゃない」。

例えば、ミニエヴは、
肩にかけたまま両手が自由になるから、
小さな子を抱えながらでも身軽に動ける。
ママの私には、まさにぴったり。
そんな熱い想いが伝わるように、
自分のライフスタイルを自然に語れる準備を整えた。


【Chapter 3】エルメスとの距離を縮める


そして、日本の店舗にいざ足を踏み入れた。
もちろん一言目から
「バッグありますか?」とは聞かず、

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