二十四年が そこにある から。

こんばんは。mac"oです。

まだ夏気分から抜け出せないのに、とうとう10月になってしまいましましたね。

”家の外まわりが担当!”って言っている*おはなさん*にも、毎月1日の定例作業として、今日はトイレの掃除をしてもらいました。

我が家のトイレには、祖父が使っていた木製の手すりが付いています。

介護保険が始まった年に取り付けたから、もう24年も経っているのだけれど、見た目はまだまだきれいです。

年齢とともに、いつの間にか*おはなさん*も使うようになっていて、立ち上がりに…というよりは、方向転換をしながら腰掛けるときにバランスを保っているみたいです。                   

「最近、ガタガタするのよねえ…」

今年になって*おはなさん*が、何度つぶやいていたのをそのままにしていたことを思い出して、ちょっと確認してみました。


左右に動かすと少しグラグラする程度なのだけど、体重をかけてターンをすると、結構気になります。
ネジが緩んでいるのかも…なんて思っても、工具を使って外さないと締められない頑丈な造りになっていて、自分で出来そうになかったのでした。

しばらく悩んだ末に、祖父が取り付けてもらった福祉用具業者さんに、”有料で対応してくれますか?…”って問い合わせをしてみたら、すぐに状況を見に来てくれました。

懐かしい会社名の地区担当者さんが、さっそくネジを外してチェックしたあとで……

『今はもう部品がないから、
 代わりに新しい商品を取り付けてもいいですか?!』


もちろん、*おはなさん*は介護認定は受けてないから対象外のケースだし、ちょこっと手直ししてもらえれば助かるなあ…くらいの気持ちだったのに、まさかの嬉しい提案に、恐縮してしまいました。


こちらが気にしないように、何度も言ってくださって、
本当に、本当に、ありがたかったのだけれど、、、


” あの、、、、そのまま…でもいいですか?
  祖父との思い出の…手すりなもので、、、 ”


*おはなさん*がここに居られるあいだは、我が家の歴史に囲まれた時間を過ごさせてあげたい…なんて、勝手な理想が邪魔をしてしまって、未来の*おはなさん*にとっては、ものすごくラッキーだったチャンスを手放してしまった…孫だったのでした。


「10/ 1は、福祉用具の日」。

不自由で大変な日々を、傍で助けてくれる用具たちを、

いつか、懐かしく想う日がやって来るから、

レンタルじゃない…のも、オススメです。


~ナンダカンダで、毎日がドタバタ中~ そんな*おはなさん*と孫を、応援していただけたら、嬉しいです!