近くなってる　遠い宇宙を。

こんばんは。mac"oです。

今日も朝からいいお天気で、＊おはなさん＊も元気に庭に出て草をとったり、収穫したりしていました。

「今日は、ロケットの打ち上げがあるんじゃない？」

１０時を過ぎてから戻ってきた＊おはなさん＊が、時計を見るなり、テレビの前の座布団に座っています。

先日、中止になったロケットのニュースを聞いてから、ずっと気になっていたみたいです。

延期された日が今日だなんて知らなかった わたしが、慌ててネットでの中継を探しているうちに、＊おはなさん＊はテレビをつけていました。

”NHKではやっていないから、見られないねえ…”って残念がっていたら、生中継をしているワイドショーがあったので、二人で画面に見入ってしまいました。

カウントダウンの後で、10時37分、白い煙を噴かしたロケットが、空に向かってゆっくり進んでいきました。

ちゃんと上がって見えなくなったので、”成功したね”って喜んでいたら、ネット中継の実況では、途中から雲行きが怪しくなってきたんです。

次の話題に変わってもそのままテレビを見ていた＊おはなさん＊に、予定通りじゃないみたいだって教えてみても、しばらくは信じていなかったのでした。

「今日のニュースはこればっかりになるかもねえ。」

テレビから失敗のニュースが流れると、＊おはなさん＊は気の毒そうに案じていました。

いつの間にか”成功するのが当たり前”のように思ってしまっていたけれど、＊おはなさん＊の小さかった頃には、日本からロケットが飛ばせるなんて、夢みたいなことだったはずです。

たった数十年で技術が進んで、宇宙がここまで身近になっているなんて、実はスゴイことなんだなあって、改めて思ったのでした。